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【音楽の中華街 #4】久保田利伸の「SHAKE IT PARADISE」を聞いて感じた歌詞の変化

最近の曲が多かったからさすがに味変させようと思っているnanashiです。
第四回は久保田利伸さんの「SHAKE IT PARADISE」について語っていこうと思います。


アルバムとの出会い

最初に聞いたのはバナナマンの日村さんのものまねです笑
記憶が正しければバナナ炎か乃木坂ってどこ?かで「流星のサドル」を歌っていて、それを気になって調べたのが一番初めに聴いた瞬間でした。
多少誇張していましたが、今の音楽ではあまり得られないような伸び伸びした感じが好きになって鬼リピートした時期もありました。

参考にさせていただいた記事

有識者の方々の方がより深く理解していると思うので参考にさせていただきました。ありがとうございます。

アルバムを聞いてみて

アルバム聞いて感じて印象に残るのは英語の多さです。

そこでネットで「JPOP 歌詞 英語 減った」と調べると逆に増えたという検索結果が出てきて、自分と同じ考えを持っている人が少ないのかと思っていました。
このアルバムを聴いた思い付いた感想だったのですが、「減ったってのはありえねぇだろ…」って感じてました。

辛抱強く調べているとこのようなサイトが見つかりました。

このサイトでは10代の方が「歌詞に英語のフレーズが入っていたら昔の曲」と言っており、それについて本、論文、検証をして調べている内容が書かれています。

深い内容に関してはこのサイトを読んでいただきたいのですが、要約した内容を書くと

・本によると歌詞における英語の割合はほんの少し減っている
・ヒット曲の文字の種類の割合を調べると最近はひらがなが減り、アルファベットが増えている(ヒット曲の平均割合)
・2000年と2010年のひらがなとアルファベットの割合はほぼ変わっていない

だそうです。
調べてみて初めて自覚したのですが、そこまで割合が変わっていないのがとても驚きでした。

ただここで終わってしまってはサイトの転用だけで終わってしまうのでもう少し突っ込んで考えてみようと思います。
逆になんで「歌詞に英語のフレーズが入っていたら昔の曲」と感じてしまうのかということです。

私の考えは「キメ言葉」かによって印象が変わっているのだと思っています。
どのタイミングで英語が出てくるのかを「流星のサドル」を例に聴いてみると、歌詞を文節?で区切ったときに節の終わりにキメ言葉のように英語が出てくるに思います。
二番の始めを見てみると

昨日をOnece Again / 数えて眠るなよ /
誰かの神話をTry / 信じないのさ /
激しくShake Again /
今だけすべてじゃない /
傷つく勇気がFly / あればいいさ /
二人つつむ朝のInstigation /

久保田利伸「流星のサドル」より

対して現代の音楽では節の終わりではく間に、使われ方はキメ言葉ではなく単に語呂がいい言葉として英語が使われている印象です。
どうしてもキメ言葉として使うとそこの印象が異様に強くなり、「歌詞に英語のフレーズが入っていたら昔の曲」という考えが生まれてしまうのではというのが私の結論です。

他にも元はボーカロイド曲から来たのであろう、語呂の良さと異様な単語を使ってアクセントを付けるという手法がJPOP全体に広まったなどもあると思います。
ただこれ以上書いてしまうとめちゃくちゃ長くなってしまうので今回はここまでにしようと思います。
恐らくボカロ楽曲に関して話すタイミングは頻繁に表れると思うのでまた今度に…

今日のおすすめ

今回は久保田利伸さんを知るきっかけになった「流星のサドル」をおすすめしていきます。

最初に聴いた時はただただ楽しい曲だなと思っていました。

よくよく聴いたり、一人カラオケで歌っていると段々とこの曲の良さを感じています。

まず第一はリズム感でしょうか。
久保田さんの歌うときの特徴となっているのか、音楽の根幹になるリズムを多彩に操っていると思います。

そしてカラオケで加点になるようなビブラートやフォール使い方がとても上手なところです。
私が歌っていても気持ちよくは歌えますが、どうにもこうにもあのレベルに行くには難しいと思う壁のようなものを感じます。
「これがプロの実力だ」と暗に伝えているような歌です。

最後に

久保田利伸さんの「SHAKE IT PARADISE」を聞かせていただきました。
最近出た曲だけ聴いても真の音楽の楽しさにはたどり着けないと思います。
流行りではないですが、皆さんに色んな音楽を聴いてみる楽しさを知って欲しいので今回の記事を書きました。
頑張って書いていきますのでフォローとスキをよろしくお願いいたします。


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