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【エンタメの中華街 #16】「セッション」を見て感じた9分の長さ

お布団が恋しいnanashiです。

最近は毎日なにかしらのドラマや映画を見るようになって日常に充実感があるのですが、自分の言語能力・文章能力の低さにも驚かされている毎日でもあります。
私の会話能力を向上させてくれぇ~思いながら収録しているポッドキャストのメールフォームはこちらですので、ぜひぜひお送りください。

今回はthe熱血映画でも見てみようと思い、第16回は「セッション」について語っていこうと思います。


映画との出会い

この映画はもともと私がよく見る配信者の方がおすすめの映画として挙げていた作品で、当時は気になってはいたももの見るまでにはならなかったです。

ただ最近になって「日本の熱血系な作品は見たことあるけれども、海外の熱血ってよく知らないな」と感じ見たのがきっかけでした。

参考にさせていただいた記事

有識者の方々の方がより深く理解していると思うので参考にさせていただきました。ありがとうございます。

作品を見て(ネタバレあり)

この作品で取り上げたい部分は多数あるのですが、やはり一番重要なシーンとして挙げられているラスト9分の演技について深堀っていこうかなと思います。

まず9分間で描かれる関係性です。
中盤あたりでコンペティション当日にバスが途中で故障しニーマンが遅刻するシーンがありましたが、そこでニーマンは指図される立場であることを忠告されます。

ラスト9分まではニーマンはフレッチャーから指図される立場であるとはっきりと描かれていましたが、ニーマンは指図されるだけではいけないと思い自分からドラムを叩き始めニーマン自身が指図する立場に変わります。
そしてラストは二人が合わさりラストの曲が始まるのです。

日本で言えば「守破離」のような流れでしょうか。
守破離というのは日本の武道での修行の段階を指す言葉で、師の教えを守る「守」、自分で殻を破り工夫をする「破」、独自で自身の世界を確立させる「離」という段階をそれぞれ指しています。
これらの段階を考えると二人の関係性が守破離のようになっていると思いませんか?
そしてよく9分という短時間でこの関係性を描けているなとも思いませんか?

そして二つ目に語りたいことはニーマンのソロの部分です。
ラスト9分の2曲目から3曲目にかけて長尺でニーマンがソロを行うシーンがありますが、このシーンに超高速でドラミングするシーンがあったと思います。
私はこのシーンがとても好みで、ニーマンの努力が花開いたシーンだと思っています。

もともとジャズについては漫画の「Blue Giant」や勉強中に聞いていたくらいで知識がなかったので曲中に使われた音楽についていろいろ調べている際、ニーマンの憧れであるバディ・リッチについて詳しく書かれた記事を見つけました。

この記事内でバディ・リッチのすごさとして紹介されていたのが「高速ドラミングとその最中のアクセントや音色の変化」でした。

記事の中で紹介されているこの動画の3分20秒あたりを見ていただくとよくわかるように、超高速ドラミングと音色の変化がよくわかります。
そして同時に「このドラミング…ニーマンに似てないか?」と思いました。
ニーマンの憧れであるバディ・リッチと、ラストのラストに使われた高速ドラミング。
自分の中で合点がいくと同時に、「これ分かる人少ないんだろうな…(私も調べなかったら分からなかっただろうな…)」や「9分に詰め込みすぎでしょ」とも思いました。

最後に

「セッション」を見させていただきました。
この作品については繊細なレベルの音楽をやっていることを暗示するかのような産毛の一本一本が見えるほどの映像美など書きたいことがたくさんありましたがこらへんにしておきます。
頑張って書いていきますのでフォローとスキ、そしてGoogleフォームでテーマメールとコーナーメールをどしどし募集していますのでよろしくお願いいたします。

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