子育てはファクトで語られなさすぎる
子育て暦まだ1ヶ月あまりですが、感じている事があります。
それは、育児とは、生物の発育に関する事なのにファクトで語られる事が少なすぎるという事です。想像以上に体育会系というか、ロジカルじゃないというか、、
母乳で育てるかミルクで育てるか一つとっても母親は想像以上に苦慮を強いられる事になります。(他人に、母乳でてる?と無神経に聞かれがち問題については、掃いて捨てるほど記事があると思うのでまたの機会に)
私の場合。妊娠中から、便利だし経済的だし、と深く考えずに母乳で育児をしようと考えていました。でなければ、ミルクの助けを借りようと、そこまでこだわりがあった訳ではありません。
出産をした病院がスパルタ母乳塾である、とネットの口コミを目にしていたので、なんとなく身構え、メルカリで何冊か母乳育児関連の書籍を購入し勉強もしました。
入院中、番がわりに違う助産師が来ては、違う事を言うのに振り回されながらもなんとか、退院前日に。
両乳で20g飲めるようになったのはすごいと言われたが、子にとってそれが十分なのかという軸ではない事に違和感を感じた。そして子の体重が思いの外増えていないのが心配だったが、社畜精神を発揮してしまい、ミルク足しませんか、とは言い出せないまま退院を迎える事になりました。
退院間際、助産師がやってきて、体重が思ったより増えず、母乳の出が心配なので、計らせてくださいと。
さっき授乳し終わったばっかりだから飲まないと思うけど、わかりましたと言いトライ。(子を無理やりつねりながら起こしながら、1時間弱かける)
案の定増えておらず、先生と話しますと言い、助産師消える。
退院祝いのキルフェボンが待ってるんだけど、と思いながら待つ。
戻ってきたと思ったら、「ミルクを足す必要があって、母乳外来に来てください」と。
グダグダしている間に、絶妙なタイミングで臍の緒が取れ、子ギャン泣き。
もうグダグダ。
母親と赤ちゃんの組み合わせで全然違うのですから、日々忙殺されてじっくり母子とじっくり向き合えないと、プロの医療従事者であってもこうなるのは当たり前です。
タチが悪いのは素人です。特に、子育ての先輩である母は、事ある毎に「母乳でてないんじゃない」と乳を覗き込みながら言ってきます。あらゆる方面で精神をやられます。
何が問題なのか、良かれとアドバイスしてくれる人全てが「断定形」で話してくるのです。
気持ちはわかります。そうでないとアドバイスにならないからです。
育休前は、社内コンサルのような仕事をしていました。コンサルを行う際、仮説を元にメンバーに動いてもらって、その有効性を検証をしていたのですが、それと同じ事だなと。
その際、「この手法でできるかもしれないし、できないかもしれない」だと、メンバーも動いてくれないので、断定形で話をしていました。で、うまく言ったら感謝してもらって、、、
あー完全にそれだわ。デジャヴだわ。
番替わりで2〜3日に一回会う助産師、ネットのよくわからない育児コンサル、母、義母、知らないおばさん、などなど。みんな断定形で、上から話してきます。特に20代、第一子出産だと、我々に人権なんてないかのように。
いくら経験豊かな方のお言葉であっても、その母子の状況を見て判断していなければ、それは有効なアドバイスではありません。目の前の赤ちゃんにしか正解がないので、外野に潰されないようにしましょう。(自分にも言い聞かせ)
ちなみにおすすめはこの本。生物のファクトだけが書かれており、妊娠中に知識を頭に入れるのにぴったりでした。
逆に、ゴリゴリの体育会系だったのがこちら。
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