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シャンディガフごっこ #呑みながら書きました


今日はね、たのしいことしようと思います。
今日はというか、実行したのは5月くらいなんだけれど。当時のことを思い出しながら書こうと思います。

こちらの企画に参加して書きます。

第12回目の再会、じゃなくて開催でダースになったとのこと。
マリナ油森さん、あきらとさん、おめでとうございます。ありがとうございます。


呑み書きのルールのひとつとして、誤字脱字はチャームポイントなのでそのままでっていうのがあります。
このルール、ノンアルコールでも酔ってなくても「酔ってる感」が演出されて良きです。


ずっと、次の呑み書きシーズンがきgwたら書こうと思っていたんですよ。

題して、『シャンディガフごっこ』※ノンアルコール


シャンディガフごっこ とは?

サカナクションの『シャンディガフ』という曲に憧れて、シャンディガフ(ビールとジンジャールート、じゃなくてジンジャーエールを合わせたカクテル)をつくって呑みながら楽曲にひたるという大人の?あそび。


早速誤字してしまった「ジンジャールート」、この曲まったり聴けてとても良いのでおすすめです。
MVも、サカナクションの『新宝島』をすこし大人しくしたレトロな感じで。音もどこか懐かしみがありまふ。


しかしながら今宵のおともはサカナクションの『シャンディガフ』
こちらは公式YouTubeにないので、サブスクなどで聴ける方はぜひ音楽をかけながらごゆるりとお付き合いくださいまし。



そして、呑み書き用の飲みものはこちらを準備。
ライフ(スーパー)で買ったジンジャーエールです。

シャンディガフじゃないんかーい


このジンジャーエールすごいんですよ。
生姜汁11パーセントも入ってて、甘味は甜菜糖。加糖ブドウ糖、じゃなくえ果糖ぶどう糖液糖とかじゃないんです。

飲んでみても、さすがの生姜感です。
むしろ生姜にがてなひとはダメかもしれないってくらきの生姜感。わたしはすき。炭酸はあんまり得意じゃないけれど。
喉の奥がぽかぽかします。からだによさそうな味。
体じゅうをしょぅががかげぐ駆けめぐる。

全体的に濁っていて、底に生姜が沈澱するくらいの生姜感。


すごいなぁ、こんな良い商品が100円だなんて……
と思ってレシートを見返したら、258円でした。高級品じゃん……
(言い訳:これを買った日、ものすごーく疲れていて。この手のペットボトル飲料はだいたい100円くらいだろうと思い込んで値段をよく見ずに買っちゃったんですね……)

もともとジュース(特に炭酸)はあんまり飲まないし、たまになら…… ちょっと贅沢でも身体に良さそうなの飲んでも、いいよね!(ってことにしておこう)


ジンジャーエールの話はこれくらいにして、ほんだんの、本題のシャンディガフごっこへまいろうと思います。

めっつ、れっと、れっつみゅーじっく


椅子のギシッて鳴る音、アコギの弦のキュって鳴る音、(おそらく山口一郎さんの)咳払い……

いいですね。
お家感というか、今から目の前で弾き方ってくれそうな始まり方です。

〜♪(イントロ)

この、ピアノの音の歪み?揺らぎ?
くぐもっているような、アナログな感じがたまんないです。レコードみたいな。レコード聴いたことないけれど。

紙が擦れるような音や、何か(キーボード?)を叩くようなトントンて音とか、いろーんな音が入っていて。空間ごと、録音している感じがいいなぁ。

ビールを飲んでみようかな
ストーンズジンジャーを入れて飲んでみようかな
シャンディガフ/サカナクション


〈ビールを飲んでみようかな〉って言いまわしも、絶妙なまったり感をさそいますね。
私も、ビールを飲んでみようかな…… って気持ちになります。
というわけで早速!


シャンディガフごっこ その①

ヒカリ食品 オーガニックジンジャーエール+ヴェリタスブロイ

なんとなく、デザインの統一性があって良きな二人。


オーガニックというだけあって、原材料もシンプルです。生姜以外の果汁も多めかな。


「世界でいちばんビールに近いノンアルコールビール」とのキャッチコピーまであるらしい、ヴェリタスブロイ。
「脱アルコールビール」の名の通り、ビールからアルコールを抜くドイツの製法で作られており、余計な添加物など入っていないのもうれしいところ。
おまけにビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養も摂れてしまうというのだからびっくり。


シャンディガフ、ビールとジンジャーエールの割合は1:1くらいがいいらしいです。
こんな感じになりました。

『シャンディガフ』の歌詞にも登場する、レーズンバター(手作り)とともに。
本来なら氷は入れないカクテルらしいけど…… 音源の氷の音がすきなので入れてみました。



シャンディガフを最初に知ったのは、7年くらい前……
カラオケ店でアルバイトをしていたときでした。

飲むのは、初めてです。ノンアルコールだけど。
ちなみになぜノンアルコールなのかというと、「気持ちよく酔う」という感覚が私にはいまいち分からないのです。
だから、アルコールを摂取したときに起こる身体の変化(ぽかぽかするとか、ちょっと眠いとか)を「怖い」と感じてしまうんですね……。

それでも、年に1回あるかないかくらいの頻度でお酒をたのしく飲むことに憧れちゃうんですよね。


たとえび、たとえば、過去にケイさんのnoteを読んでウイスキーを飲んでみたくなったり(ちなみにまだ飲んでいません)


とらみな(寅三奈)さんのワイン句をきっかけにワインに憧れて、実際に飲み比べをしてみたこともあります。


このときのワイン飲み比べを最後に、私はアルコールをぱったりと飲まなくなってしまいました。
やっぱり、もともとあんまりアルコールを欲しない体質なのかもしれません。

(でも、ワイン飲み比べはたのしかったな。とらみなさん、当時コメントくださった皆さまありがとう……🍀
あと、お二方のnote急に引用しちゃって通知届いてたらすみません。反応はお気になさらずですよ)


そんな折、私の「お酒を飲んでみようかな」という憧れに久しぶりに火をつけたのがサカナクションの『シャンディガフ』という楽曲だったわけです。
でもやっぱり酔うのは少し怖いので、ノンアルコールというわけなのです。


シャンディガフごっこ その②

ヒカリ食品 オーガニックジンジャーエール+龍馬1865

ネーミングに惹かれた、龍馬1865
日本初、プリン体ゼロ、添加物ゼロ、麦芽100%のノンアルコールビールとのこと。



まずは、ジンジャーエールとノンアルビールそれぞれの味の感想から。


【ヒカリ食品 オーガニックジンジャーエール】

“ジンジャーエール買って飲んだ こんな味だったっけな”……?(by ばらの花/くるり)

ジンジャーエールってこんな味でしたっけ。
いろんな果汁が入っているからかな、あんまり生姜っぽさは感じなくて。フルーティーですっきりした甘さです。

【ヴェリタスブロイ】

評判がいいので期待していたのだけど、普段飲まないから正直なところ味の感想がでてきまへん(そりゃそうだ)
でも、とてもビールっぽいと思います。
ビール好きな方にぜひ飲んでいただいて感想を伺いたい!

【龍馬1865】

一瞬、まちがってジンジャーエールを飲んでしまったのかと思うくらいフルーティーでびっくり。
はちみつや、水あめ(麦芽糖)のような風味。
ヴェリタスブロイにはない酸味があります。好きな人はすごく好きな味なんじゃないかな。シュワシュワつよめ。


そして……
シャンディガフにはできなかったのですが番外編としgて。


【ウィルキンソン ジンジャーエール辛口】

「辛口」は伊達じゃなかった……

グラスに顔を近づけただけで「げふっっ」とむせるきょえれつな、強烈な刺激。
飲んだあとも口の中がいつまでもヒリヒリと燃えるよう。かなり、衝撃的でした…… これ、飲める人いる……んだよね……??
私は…… 何度か確かめるように飲んでみましたがダメでした……。夫も飲めなかった。

ちなみに原材料名をみても「生姜」の文字はどこにもなく、この強烈な辛みは「香辛料」由来なよう。おそるべし香辛料……

去年の、夏だったかなぁ。
私、自家製ジンジャーシロップを作ったんですよ。
レシピにトウガラシって書いてあったから、入れたんだけど。
すごい、ぼぉーっとしてたもので。
なにも考えずに、お茶パックいっぱいに輪切りのトウガラシを入れてしまって、生姜や砂糖といっしょにぐっつぐつ煮込んで。
もうだいたい想像つくと思うんですけど、大量のトウガラシのエキスがこれでもかっ!と抽出されたジンジャーシロップは…… それはそれは強烈でした。

水で割ってひと口飲んだ瞬間、戦慄が走って。
トウガラシが、からだを循環していくのが分かるんですよ。
毛穴という毛穴から、火を吹くんじゃないかってくらい。
これは、とんでもないものを作ってしまった……と思って。
こんなの、人間が口にしていいものではないと思って。
でも、ウィルキンソンさんのジンジャーエールを飲んだら、あの衝撃を思い出してしまいました。
まさか、あのような代物が一般的に販売されていたなんて。でも、需要があるということか……

チャレンジャーさんはぜひ、試してみてください。


そしてそして、肝心の初・シャンディガフのお味の感想なんですけも

ビール単体より、飲みやすい!

そもそも私は苦いのも辛いのも酸っぱいのも特に苦手なわけじゃないんです。
でも、なぜかビールの味にはなかなか馴染めなくて。
今までにも何度か挑戦してみたことはあるんですけど、いつも「うーん……」という感じで。

ジンジャーエールだけだとちょっと甘い。
ビールだけだとなんか苦い。
でも、ふたつが合わさることで程よい苦味と甘味が心地よく広がっていくのです。
シャンディガフ考えた人、すごい!

ところで、東京に「麦酒大学」っていうビールの飲み比べができるお店があるらしいんですけど。
置いてるビールは一種類(キリンラガー)のみで、注ぎ方を変えることでさまざまな味わいを生み出しているんですって。

そこの「ミルコ」っていうほぼ泡でできたビールが数年前からとっても気になっていて。
名前からして、ミルキーでおいしそうじゃないですか。
ミルコなら、私も飲めるんじゃないかっめ。かって。
いつか東京に行く機会があったら、のんでみたいなぁ。


ちなみに、「酒言葉(カクテル言葉)」っていうのがあるらしくて(花言葉みたいな感じかな)

シャンディガフのカクテル言葉は「無駄なこと」

なんかいいですね。
カクテル言葉界では、あんまりいい意味では用いられないようだけど。
「無駄なこと」って大事だなぁって、私はそう思います。

龍馬1865バージョンのシャンディガフ


ビールを飲んでみようかな
少し足りない方が僕にはちょうど良いかな
いつものようなこの侘しさが
今日も僕の心を溶かしていく
シャンディガフ/サカナクション

いいなぁ、このゆったり感。
こんなふうにお酒をのんでみたい。
そしてここから、特に好きな歌詞へ。

消えた日々は泡の中
それぞれのこと
立ち入らず立ち入れぬまま
だけど

最後に僕が信じたのは
少しの愛と
少しのだらしなさかな
レーズンバターみたいなこの甘さ
手で触れるだけで溶けてく
シャンディガフ/サカナクション

もう、これだけで
他に言葉はいらないなってくらい、満たされる気持ちになります。

〈最後に僕が〜〉辺りからの、グラスの中で氷が踊る音がまた良くて。
あと、一郎さんが描く「だらしなさの肯定」みたいな詩が好きなんです。
『ミュージック』の〈だらしなくて弱い僕だって 歌い続けるよ 続けるよ〉とかも。


さてさて、ほどよく酔いもまわってきたところで(※設定上 ※ノンアルコール)
最後にちょっとだけ語ってみたりしませね。


なんか、生きてるとさ
「知りたくなかったなぁ」ってことに出会っちゃったりするじゃないですか。
知ってしまったらもう、知らなかった頃には戻れなくて。
知らないままでいた方が、しあわせだったのかなぁとか。ぉつ思ったりして。
顔で笑って、心で泣いて。ずっと心の奥にそんな、やるせなさを抱えて。誰にも言えなくてしんどくって。
知らなければよかった って。

でも、知らなかった自分より、知った自分だからこそ気づけることもあって。持ち得るひかりもあって。
あくまでこれは他人じゃなく、自分にだけ、言えることなんだけれど。

そんなひかりでもって、自分も、他人も愛せたらいいなぁって。思ったりしてみるよ。


ではでは、サカナクションの『シャンディガフ』とともにお送りしたシャンディガフごっこもそろそろお開きです。
たのしかった。ごちそうさまでした。
音楽のある生活っていいよね。

最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました。いい夜を。


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