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2月と3月の #音楽の地図


『1月の音楽の地図』をスタートさせてから約2ヶ月ぶりの更新となったこのシリーズ(一応シリーズです)
12月なのに2月と3月…… 下手したら一周してしまうところでした。
年内にもう1本書けるか書けないかという感じですが、とりあえずゆっくりでも歩みを進めていこうかなと。

まずは初めましての方へ向けて、ちょっとした説明を。

『音楽の地図』とは?

私が出会った音楽、心に響いた音楽などの記録を地図に例えて綴っていくシリーズです。
昨年末に書いた『音楽と人と私 #音楽の履歴書』をスタート地点として、日々の音楽との出会いを記録して、地図のように広げていこうと。
地図なので、新しい出会いだけでなく前に通った道をもう一度通ったりもするし、どっぷりはまった音楽から、ちょっと心に引っかかった音楽までさまざま。
自分のための記録でもあるし、そうやって出来ていく「自分だけの音楽の地図」が、どこかで誰かの「道しるべ」にもなったりしたら嬉しいなぁと。そんな思いで書いています。
一緒に音楽の旅を楽しんでもらえたらうれしいです。


それでは早速いってみます。


【2月の音楽の地図】

瑛人

1月の音楽の地図でも登場した瑛人さん。
ほぼサビしか知らなかった『香水』のBメロを聴いて衝撃を受け、彼と彼の楽曲の魅力にはまったのが前回でした(前回って言っても実際には今年の1月だけれど)
そして2月、さらに個人的にヒットしたのが今回ご紹介する『ハッピーになれよ』という曲です。


1人5役(父、母、兄二人、俺)をこなす瑛人さんのコメディアンっぷりに加え、サビでは「ハッピーになれよ」とニコニコ歌い上げるハートフルなMV。
曲もレゲエ調で陽気なのですが、歌詞がだいぶ殺伐としていてびっくりします。

酒グセの悪い父ちゃん
酒に溺れて暴れがち
叩き起こされた母ちゃん
キレて喧嘩になりがち

呆れる兄貴2人と
吹っ飛ばされる小さな俺と
壁にあいたこぶしの穴
でこぼこになった冷蔵庫

(ハッピーになれよ/瑛人)


個人的にこの歌詞が、自分の家庭環境と重なってしまったんですよね。私の父は酒グセが悪いってわけじゃなかったけれど。
詳しいことは以前noteや音楽文でも書いたので気になる方はそちらを読んでいただけたらと思うのですが(前回も書いたけれど、音楽文に至ってはホントよく掲載していただけたなと思います。結構きわどい内容なので……)

歌詞は瑛人さんの実体験を元に書かれているそうですが、「両親の離婚」というセンシティブな内容を歌っているにもかかわらず、私がこの曲から感じたのは「あたたかさ」でした。

親しみやすい笑顔と温みのある歌声で
「ハッピーになれよ」「もういいべ」と歌われると、不思議とこちらまでハッピーになってくるのです。

会いたくなってそれから
会いたくなくなってもいいから
ハッピーになれよ もういいべ

(ハッピーになれよ/瑛人)


会いたい気持ちも、会いたくなくなる気持ちも、両方あっていいのだと、揺れ動いていいのだと肯定してもらえたような気持ちになります。

「ハッピーになれよ」という言い回しには、「こっちはこっちで元気にやるから、そっちも元気でやれよ。しらんけど」みたいなニュアンスが感じられるというか、ある意味突き放したような印象も受けます。でもそれは、相手を信頼しているからこそとも捉えられる。
あなたならハッピーになれるって信じてるよ、それぞれの場所でハッピーでいようね、という絶妙な距離感がこの曲の魅力なのかな、と思うのです。

飄々として見える瑛人さんだけど、どこか悟っているというか、このような歌詞を書けるようになるに至るまでいろいろ瑛人さんなりに乗り越えてきたものがあるんだろうな。

過ぎたこと、取り返しのつかないこと、誰もがいろんなことを抱えながら生きているけれど、それでも前を向いて生きていこう……
彼の太陽のような笑顔を見ていると、つられて頬がほころびます。

『ハッピーになれよ』は、今年の1月にリリースされた瑛人さんの1stアルバム『すっからかん』に収録されています。『すっからかん』って、いいタイトルだなぁ。
2月にはアルバムリリースを記念してのツアーの最終公演も行われ、その様子は一部配信もされました。
ライブの様子はキタガワさん音楽文およびブログでレポを書いてくださっています。
よりブラッシュアップされているのは音楽文の方だと思うけれど、音楽文がサービス終了に伴い来年の3月末で読めなくなってしまうのでここではブログの方のリンクを貼っておきますね。


瑛人さんの人柄や楽曲の魅力がとても伝わってくるレポです。
読みながら、「ああ、それだ!私もそれが言いたかった……!」という表現がたくさんありました。
瑛人さんについて語るとき、自然と語り手の表現もやわらかくなるような感じがするんですよね。周りを巻き込む力があるというか。
ほんと不思議な魅力のあるアーティストだと思います。これからも彼らしく突き進んでいってほしいな。

また、瑛人さんについていろいろ調べていく中で彼のルーツである音楽およびアーティスト、清水翔太さんにも出会いました。
清水翔太さんは私が音楽の専門学校に通っていた頃、男の子の課題曲だったことがあって名前と『アイシテル』という曲だけは知っていたのですが、逆に言うとそれくらいしか知らなくて。
瑛人さんがお兄さんの影響で聴いたという『HOME』、初めて聴いてみました。


言葉の一つひとつが胸に迫って、一瞬たりとも目と耳が離せない歌詞。
不安や葛藤を抱えながらも前へ進もうとし、かかわってきた人たちへの感謝を伝える切実さにじんときます。

今でも思い出すよ それでいいんだ

には、『ハッピーになれよ』の「もういいべ」と同じくらいの安心感があります。自分も他人も肯定する包容力のような。
清水翔太さんもいろんな思いを歌に変えて乗り越えてきたアーティストなんだろうな。

好きになったアーティストからまた別のアーティストに出会えるのも、音楽の旅の醍醐味ですね。出会えてよかった。



PEDRO(アユニ・D)

楽器を持たないパンクバンドことBiSHのメンバー、アユニ・Dによるソロプロジェクト、『PEDRO』

ミュージシャンにこんなことを言ってしまうのは失礼だと重々承知の上ですが、現時点での私はPEDROの楽曲が好きというよりは、アユニ・Dという人物に魅力を感じているという方が近いかもしれないです。

「アユニ、ベースやらない?」という一言をきっかけに初めてベースに触れてから約3年という驚きのスピードで武道館の舞台に立った、PEDRO。
かつては自信なさげに声を震わせながら歌っていた少女が、今では多くの人に勇気を与えるアーティストとなってステージに立っているという事実。
そこに至るまでの並々ならぬ覚悟と努力、根性、生き様がひたすらにカッコ良く、胸を打たれました。


私が彼女の魅力を知ったきっかけは、キタガワさんが書いたこちらの記事でした。


こういう文章って、本当に好きじゃなきゃ書けないと思うんです。
キタガワさんの文章が音楽愛に溢れているのはいつものことなのだけど、その中でもやっぱり熱量とか想いの強さみたいなのがあるというか。
やっぱり私は書き手の「好き」が伝わってくる文章が好きなんだなぁ。

アユニ・Dさんの魅力が伝わってくるし、読んでいたらいつの間にかアユニさんのことが好きになってしまうような、そんな文章。
このブログを読んでいなければ、私がPEDROやアユニさんをここまで気にかけることもなかったのではと思います。
今でもTwitterやネットニュースで彼女の名前を見かけるたびに気になる自分がいるし、そうして気にかけているうちにいつか楽曲の魅力にはまる日もそう遠くないのでは……と。
そんな気持ちもこめて、2月の音楽の地図に刻んでおこうと思います。

9月に無期限の活動休止を発表して、12月22日の横浜アリーナ公演をもって充電期間に入るPEDRO。
さらに成長して再会するための準備期間という、前向きな休止と私は捉えています。
年末にはBiSHとして紅白歌合戦にも出演するので、楽しみです。



つづいてこのまま【3月の音楽の地図】へ参ります。


strawhatz(ストローハッツ)

音楽の森を歩いていたらある日偶然たどり着いてしまった、strawhatz(ストローハッツ)

第一印象はなかなか強烈でした。
旅の途中、思いがけず不思議な空間に迷い込んじゃった…そんな感覚を味わったというか。 

顔を完全に隠してキレッキレのダンスを踊る姿は、最初はちょっと不気味な感じさえありました。
子どもの頃に見た怖い夢に出てくる人みたいな……(すみません)

菅笠のような帽子と甚平?のような衣装、楽曲も沖縄民謡をサンプリングしていたりと、最初は日本のグループなのかな?と思っていたのですが、その正体はノルウェーの首都オスロを拠点として活動するヒップホップダンスクルー、Quick Crew(クイッククルー)
その別の顔として活動しているのが、このstrawhatzということらしい。
ちなみに頭に被っているのは日本の菅笠ではなくノンラーというベトナム傘なのだとか。

strawhatzの最大の魅力はなんといってもキレッキレで滑らかなダンス。故に「音楽の地図」というカテゴリーに入れていいのかちょっと迷いました。
でも、公式YouTubeチャンネルを覗くと「MV」も制作されているし、Googleで検索すると「音楽家」って出てくるので、音楽のカテゴリーでもいいのかな、と。
そもそも私が自由にやってるシリーズですしね、音楽の地図。私の心にビビっときたならそれでいいということにします。

strawhatzが広く知られる契機となったのは、アメリカで人気のオーディション番組「アメリカズ・ゴッド・タレント」のノルウェー版「ノルウェーズ・ゴッド・タレント」への出演。
その番組にて優勝したことで一気に人気を集めました。


私はダンスの良し悪しは正直よく分からないけれど、素人目に見ても「すごい!」と息を飲んでしまうパフォーマンス。
メンバー3人は双子と幼馴染から構成されているらしく、そういった面もパフォーマンスのクオリティーに影響していたりするのかな。

日本のダンサーである菅原小春さんと着物姿でコラボした『kimono』や、『Power Up!』のMVでは日本のオフィスを舞台としてお笑い芸人のしずるさんとの共演、他にも琴の演奏とコラボしたその名も『Koto』など、日本との親交も厚いようです。


やっぱり個人的にどうしても幼い頃にみた怖い夢がちらついてしまって胸がざわつく部分はあるんですけど、不思議なダンスに魅入ってるうちにだんだん慣れてくるというか。むしろ気になってしょうがないというか。

このMVなんてカラフルに色分けした衣装で踊っているものだから、ところどころ ……えっ!今一瞬Perfumeいたよね!?と錯覚してしまうほど。
(初期のPerfumeにはメンバーカラーのようなものがあって衣装を色分けすることもありましたが、定着はしなかった模様)


非常にコミカルでチャーミングです。顔は見えないけれど、彼らの人柄が伝わってくるようで、心なしか(個人的な)緊張も解けます。
カッコよくも、不気味にも、かわいくもなれる。
ダンサーの枠にとらわれず、ジャンルレスに表現できるのは彼らの強みなのだと思います。
今後の活躍も楽しみです。


10-FEET

なんとなく名前は知っているけれど、曲は知らない。私にとって10-FEETはそんな存在でした。
そしてよく知りもせず、ライブではモッシュ&ダイブで大暴れする系統の音楽をされる方だと勝手に思い込んでいました(そういう面もあるにはあるようですが)
けど、初めて聴いてみたら歌詞がとっても良くって。骨太なロックサウンドに、人情あふれる温かい歌声、一気に魅了された3月某日。


雨が上がりました そちらはどうですか?
僕はきっと僕から見た優しさや正しさで 沢山あなたを傷つけてきました

卑しい美意識で取り乱さない様に笑みを浮かべて つまらないや
心が冷めてる人は本当の感動を知っています
今夜も眠れない人が沢山居ます きっと居ます

太陽が昇るその前に 夜が明ける前に
教えて ここで この場所で間違ってないと

消えてしまいたくなる様な 思い出があったから
少しあなたが分かりました 優しさの分だけ笑顔が硬くなる所も

「まぁいいや」が増えました 優しさか諦めか
強くなったからか弱くなったからか 正直僕にもよく分からないのです

(太陽4号/10-FEET)


この辺りの歌詞が特に好きですね。
初めてこの曲に出会い心震えたのが今年の3月だったわけですが、それから数ヶ月経ったいま聴くと改めて胸に響いてしょうがないです。
それはおそらく、この数ヶ月間で私に起こった様々な出来事が関係しているのだろうな……と。
それを「変化」とか「成長」と呼べるのかはまだ分かりません。でも、苦しみや痛みをそのままで終わらせたくないとは思います。

あのとき出会えてよかった。記録しておいてよかった。そう思える日がきっと今後もまたくるのでしょう。

『太陽4号』以外の曲も聴いてみよう、そう思って次に聴いた『アオ』という曲もとてもよかったです。


信じたいから 疑いました
傷付く前に 傷付けました
守りたいから ウソをつきました
次第に痛みも 分からなくなって

そんな日は無性に そんな日は

言葉にはやけに振り回されて
ウソにもいろんな意味があって ちょっと疲れたよ
いつかまた2回目の純粋さ
みたいな作り上げた優しさの本当の意味を
知って 知って

(アオ/10-FEET)


聴いていると、なんとも言えない感情が胸の奥からぐわーっと込み上げてきます。

もし今後音楽フェスとかに行くことがあったとして、10-FEETが出ていたらきっと私は「観に行こう!」とステージへ走るのでしょう。
まずは後ろの方でゆったりと?聴きたいな。


以上、3月の音楽の地図でした。


他にも、アーティストというよりは曲単体ではまってよく聴いていたのはくるりの『Remember me』

絵を何度も描いたり消したりしながら表現するこのMVもすごくて、見入ってしまいます。


初めて聴いたわけじゃないけれど、Shiggy Jr.(シギージュニア)『LISTEN TO THE MUSIC』を久しぶりに聴きたくなって聴いて、やっぱ好きだなって思ったり。


この曲はGOMESSさんが過去にサンプリングしていて知ったんですよね。それからずっと好きです。
MVは、ボーカルの池田智子(いけもこ)さんのユルいダンスがかわいくて癖になります。
Shiggy Jr.は残念ながら2019年9月に解散してしまいましたが、曲の素晴らしさはこれからも語り継がれてほしいなと願います。
聴いたことない方は、私からのバトンだと思ってよければ是非聴いてみてください。いい曲です。


フォロワーさんのツイートで知ったRADWIMPSの『正解』大合唱も感動的だったな。無条件にパワーをもらえるこの感じ。



あとは音楽界の出来事として印象に残っているのは、2月にフレデリックが念願の武道館ライブを遂げたこと。
とある日のライブ会場で、エンドロールのあとに武道館でのライブ決定を発表したときのファンの反応動画があって。それにとても感動したんですよね。
「武道館」の文字がスクリーンに映し出された瞬間、その場にいたファンが悲鳴にも似た驚きと喜びの声を上げて。思わず泣いてしまう人もいて。
グッときました。フレデリックがどれだけ愛されているか、ファンの歓声や表情が物語っていて。

フレデリックのギター&ボーカルである三原健司さんご本人がTwitterにその動画をアップして、「この時のみんなの声が忘れられない」とツイートしていたんですけど、どうしてもそのツイートを見つけきれませんでした。できれば添付したかったんですけど。

武道館ライブ当日の様子は生配信もされました。キタガワさんが熱量たっぷりにライブレポを上げてくださっていますのでぜひ。


つい最近も広島でのライブ現地に赴いてライブレポを書かれています。


私にとってフレデリックは訳あってその名前を見かけるだけで無条件に応援したくなるというか、活躍に勇気をもらえる存在なんですけど、キタガワさんのライブレポはいつもフレデリックへの視線が温かくって、読んでてうれしくなります。
リスナーさんやご本人にも届いて読まれてほしいなぁ。


あとは、2月24日にYUIさんがセルフカバーミニアルバム『NATURAL』をリリースしたことも記憶に残っています。
私は特別YUIさんのファンだと言えるわけではありませんが、それでも自身の高校時代〜現在までに見聴きした彼女の活躍や歌声、真摯な佇まいの数々はしっかり記憶に刻まれています。
「1月の音楽の地図」でも紹介した『相鉄都心直通記念ムービー』でも、odolのミゾべリョウさんとともにボーカルを務めたりと活動をつづけているYUIさん。

セルフカバーアルバムのリリースを知ったきっかけは、noteやTwitterでも交流のあるMicaさんが書かれた寄稿文でした。


普段、編集のお仕事をされているみかさん。
この記事ではしっかりと、ライターとしてのみかさんの名前が刻まれています。

以前、みかさんが自身を「黒子」だと称したこちらのnote。

編集者であるみかさんにとって、主役はライターさんであって自分は裏方、黒子的な存在。
noteで音楽の記事を書くときも、主役はあくまで対象のアーティスト。寄稿文など、仕事味が増せば増すほど「自分」は鳴りを潜めて主役を輝かせる黒子に徹する。良く言えば「縁の下の力持ち」
でも、作家やエッセイスト、名のあるライターなど脚光を浴びる側に憧れを抱く気持ちも拭えなくて……

そんな葛藤を抱えていたみかさんが、GReeeeNの映画『キセキ-あの日のソビト-』きっかけに自分の生き方のヒントをみつけたお話。
いい意味で吹っ切れたというか、自分の役割に誇りを持ってプロフェッショナルに徹する覚悟はとてもかっこいいです。

みかさんはnoteをこのように結んでいます。

縁の下にいながらも、私らしさは出せるはず。これからもひっそりとメディアや執筆の世界に身を置いていく。
そのために、たくさんの表現方法を学びたいし、もっと自分を磨いていきたい。


このnoteから間もなく公開されたのが、件のYUIさんの寄稿文だったのです。
読んでいただいたらきっと分かると思うのだけど、みかさんにしか書けない文章に仕上がっています。
もちろんこの記事の主役はYUIさんです。YUIさんの魅力をしっかりと伝えながらも「ああ、これはみかさんの文章だ」って、みかさんを知る人であれば嬉しくなってしまうような、そんな文章。
(みかさんを知らない方が読んでもきっと、書いてくださってありがとう!と思うであろう丁寧であったかいレビューです)

縁の下にいながらもみかさんらしさを出すことを実現されたんだ、と。
件のnoteを読んだ直後だったこともあってより感動したので、とても印象に残っています。

みかさんの寄稿文を読んでぜひアルバム聴いてみたい!と思ったものの、当時は私は瑛人さんのアルバムを買ったばかりだったこともあり金銭的に余裕がなく、まだサブスクも始めていなかったので見送ったんですよね。
その後7月に晴れてサブスクに登録して、月額980円でいろんな曲を聴き放題となった私は気付きました。「今ならYUIさんのアルバム聴けるじゃん!」と。

そして聴きました。
どの曲も「知ってる!」という事実に、改めてYUIというアーティストが音楽界にもたらした影響力を感じたり。
透明感のある歌声も健在で、「これは確かに“女神降臨”だわ……」と納得したり。


今では結婚してお子さんもいらっしゃるYUIさん。
かつて少年や少女だった私たちもまたそれぞれに年齢や経験を重ねていて、聴きながらさまざまな感情が思い起こされては、胸が締め付けられたりくすぐったくなったり。
人々が人知れず抱える思いにに寄り添い、包み込むような魅力が彼女の楽曲や歌声にはあるのだと、改めて気付かされました。
出会うきっかけをくださったMicaさんにも感謝です。



以上、2月と3月の音楽の地図でした。


2月と3月は思ったより出会いが少なかったな……?と思ってまとめたらだいぶ長くなってしまいました。
でも、書けてよかったなって毎回思います。それもこれも、書きたい!と思わせてくれる素晴らしい音楽たちのおかげです。


相変わらず、書きたいことは山程あるけどなかなか筆が追いつかない日々。
音楽関連だと、年内にもう一本『4月と5月の音楽の地図』を書けたらいいなぁ。
あとは、今月サカナクションのリアルライブに行けることになったのできっとまたレポのようなものを書くんじゃないかなと思います。
心震えたら、書かずにいられない性分なので。私のことだから、完成まで少なくとも2週間はかかってしまうだろうけれど……。

あと2週間ちょっとでサカナクションのライブ(ちなみに初です)に行けるなんて信じられないな。
リアルライブは2020年2月のPerfume以来なので、今からとっても楽しみです。
体調にはくれぐれも気をつけて、無事に当日を迎えられますように。

皆さまも、ご自愛くださいね。
『2月と3月の音楽の地図』、最後まで読んでいただきありがとうございました。
また『4月と5月の音楽の地図』でお会いできたら嬉しいです。

ではでは。




※『1月の音楽の地図』はこちらより

・サカナクション
・odol
・瑛人
・映秀。
・ばってん少女隊

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