Evanilsonが来るぞ!
こんにちは。七シノです。
現地時間8月15日、ボーンマスはポルトからEvanilsonの獲得に合意したと報道されました。移籍金はクラブレコードとなる€35mで、ここに€10mのアドオンと10%のセルオン条項が付随するパッケージとなります。番記者McAdamによるとEvanilsonはすでにイングランドに到着しており、すでに48時間を切った開幕戦への登録に向けて最速での手続きを進めているようです。
5日前のSolanke退団からボーンマスはストライカーの補強を一気に加速させ、NketiahやEl Toureの噂も上がっていた中で選ばれたのはEvanilson。昨季にはアーセナルやニューカッスルも関心を持っていたとされるストライカーは、最初の報道が出て3日で合意に至り、今夏5人目にしてクラブ史上最高額の加入選手となる予定です。
基本情報
Evanilson
生年月日:1999年10月6日(24歳)
身長:183cm
ポジション:フォワード
所属クラブ:ポルト
利き足:両足
国籍:ブラジル
2020年に母国ブラジルを離れポルトに移籍。その後4シーズンで164試合に出場し60ゴールをマーク。昨季もチーム最多となるリーグ戦13ゴール、ゴール関与数16を記録し、チャンピオンズリーグでも4ゴールを決めました。今年の5月に初めてブラジル代表に選出され、コパアメリカにも帯同し、実績を高めているストライカーです。
スタッツ
Evanilsonの強みはその隙のない万能さ。上のチャートにあるように、攻撃面でのスタッツは軒並み平均以上。ストライカーとしてゴールを奪うことだけでなく、足元の技術も高く、相手を一枚剥がし攻撃を加速させられれば、両足から精度の高いミドルパスやロングパスで局面を変えることもできます。そのためただ前線に張り付くだけではなく、時には少しポジションから落ちてボールを引き出し、そこからチャンスメークやフィニッシュワークに絡めるフォワードです。また特に大柄でもないながらデュエルにも強く、地上戦、空中戦どちらでも平均以上の指標を出しており、どんな役割もこな背、候補者に上がっていたストライカーの中だと一番Solankeに近い選手なのかなとも思います。
一方で弱点としては決定力にやや難ありなところ。4年間のリーグ戦のゴール数は3→14→7→13と安定感に欠け、かつx Gで見ても期待値通り、むしろ僅かながら常時下振れといった感じで、圧倒的な得点力を持つわけではありませんが、昨季はCLなどカップ戦を含めると昨季はキャリアハイの25ゴールをあげており、かつオフザボールの動きも優れているためボーンマスの豊富な二列目の人材がチャンスをどれだけ供給できるかが鍵になると思います。
もう一つの弱点は怪我耐性の低さ。細かな怪我を繰り返し、一昨季は14試合、昨季は7試合を欠場しており、より強度の高くなるであろうプレミアリーグでフル稼働できるかは少し考えづらいか。Solankeは昨季ほとんどの試合に出場していたので、ここの差は痛いですね
起用法、スカッド状況について
クラブレコードの移籍金を払うということで、Evanilsonへの期待は非常に高いものとなっているはず、しかし彼のスタメンの座は決して揺るぎのないものではありません。なぜならボーンマスのもう一人のストライカーÜnalもまた実力者。過去にラ・リーガで二季連続二桁ゴールの実績は伊達ではなく、昨季は一年目で少ない出場時間ながら少なくないインパクトを残しました。今季はEURO前に負ったつま先の骨折で出遅れますが、復帰すれば質の高い競争を繰り広げてくれるでしょう。また前述のようにEvanilsonはややスペ体質なので、場合によってはターンオーバーなどで出場機会を分け与えることも可能でしょう。
またボーンマスにはもう一人、今季加入のJebbisonというストライカーがいますが、Evanilsonが加入する今、彼はおそらくローンでの武者修行が濃厚か。ポテンシャルの高さはPSMで誰もが認めるところでしょうから、1試合でも多く経験を積んで、大きくなって帰ってきてほしいです
最後に
いやーどうなることかと思いましたが、無事に決まりましたね。よかったよかった。個人的に報道に上がっていた候補者の中では第一希望の選手なので、喜びもひとしおといったところ。なお候補者のnote書いた後に噂出てきたから記事では全く触れていない模様。ぜひ期待通り、いえそれ以上に活躍をして欲しいです。まずはメディカル通ろうな!