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Huijsenが来るぞ!
こんにちは。おはようございます。七シノです。噂が進展してからトントン拍子でしたね。
25日、ボーンマスがユベントスとDean Huijsenの移籍について合意に達したとFabrizio Romano、Nicolò Schiraなど信頼のある記者たちが揃って報道。移籍金は€15m並びにアドオンの€3mで、契約期間は2029年までの5年の長期契約になるみたいです。
それにしても頑張ったボーンマス。Huijsenにはシュツットガルトやアストン・ビラといったCLに出場するクラブからも関心が寄せられており、本人もまたボーンマスへの移籍に対して乗り気ではないという報道がつい昨日くらいにあったはず。それから一気に争奪戦を制すこととなりました。しかも移籍金も思ったより安い。自らをローマに連れてきた当時ローマSDのPintoの存在もありそうですね。
今回はそんなHuijsenについて少し語っていこうと思います。
基本情報
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名前:Dean Huijsen
ポジション:センターバック
国籍:スペイン🇪🇸
所属クラブ:ユベントス
身長:197cm
利き足:両足
誕生日:2005年4月14日(19歳)
わっけーわっけーわっけーわ。ついに同学年の選手がボーンマスに来てしまいました。そしてデカいですね。身長が重要なCBですが、それにしても197はデカイ。SenesiとZabarnyiがどちらも190cmにすら達していないので尚更です。
Huijsenの発音はハイセンが近い感じ。Twitterだとホイセン呼びもチラホラいます。こうやって表記揺れがだるいからカタカナ使いたくないんだよな
スタッツ
23−24シーズンは最初の半年間ユベントスのセカンドチームで、冬市場でローマへローンで移籍すると14試合(515分)に出場、2ゴールを記録しています。
細かいスタッツはこちら。Percentileは他のCBと比べたときにそのスタッツで上位何%に入っているかを示します。高い方が良いです。
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こうしてみると、パスに長け、しかもシュート創出数、シュート数、相手ペナルティエリア内でのタッチ数、プログレッシブパスを受けた数などのスタッツが他のCBと比べると非常に高く、とても攻撃的なCBです。プレイ集も見ましたが、数字通りやはりパスは魅力的。両利きであることを生かして両足から長短に正確なパスを前線に届けられるのは素晴らしいです。また足元の技術も高く、機を見て相手を剥がして前進し、そのままミドルをぶち込むスーパープレーもありました。
一方、守備スタッツは控えめな数値。特に200cm近い長身ながら平均を大きく下回る空中戦勝利数は少し不安材料。勝率も56.3%と、平均以下です。線も細くフィジカルは出来上がっていなさそうですが、まだ19歳なので、世界最高峰のプレミアリーグで研鑽を積めば自ずと体は鍛えられ、守備の練度も高くなるだろうと期待します。
今季の起用法と今後のスカッドについて
ボーンマスではすでにCBのスタメンはZabarnyiとSenesiがガッチリとその座を確保しており、Huijsenは将来的にはともかく、現時点ではまだ彼らをベンチに追いやれるほどの実力ではないでしょう。今季のHuijsenは恐らくCBの3、4番手として、カップ戦に出場しつつ不測の事態があればスタメンとして代替として起用されると思います。
またHuijsenの加入により、CBの数は五人(Zabarnyi、Senesi、Huijsen、Mepham、Hill)となりましたが、欧州選手権を戦うわけでもないボーンマス的には少し多すぎる気もします。なのでこれから起きることとして私個人の予想としては
HillのSB転向
CBが誰かしら退団
SenesiあるいはHuijsenのボランチ起用
があると思います。個人的には1が可能性高いと思います。
Hillは昨季の公式戦で両サイドのSBとして先発起用されていること、Huijsenの加入でCBでの序列がかなり低くなるであろうこと、そしてSB、特にLBの選手層が薄いことを考えるとHillがSBに本格転向してもおかしくはありません。
2はMephamともしかしたらSenesiに移籍の可能性がなくはない程度で、この線はかなり薄いと思います。
3は荒唐無稽な話ですが、昨季のPSMで1試合だけではありますがSenesiがボランチを務めており、また昨季Iraolaは数人の選手を本来のポジションとは違うところで起用し、大成功を収めた実績があります。Huijsenもまた、守備面に不安がある一方パスや足元の数値は優秀なので、もしかすると中盤での起用も考えられての獲得なのかもしれませんね。可能性は低いでしょうが、個人的にとても興味深かったので選択肢に含めました。
最後に
今夏三人目となる新加入は若きセンターバックHuijsenになりそうです。しかしまだ油断はできません。ボーンマスの移籍の最難関はこの後メディカルを無事突破すること。直近では現チェルシーのJacksonや、フィオレンティーナのCastrovilliが、移籍に合意しながらもメディカルで引っかかり破談となっています。
まあ確率的には何もない方が圧倒的に高いんですから大丈夫でしょう。Transfermarktの負傷遍歴を見てもスペではなさそうです。
これで以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。