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現在のスカッド状況を見つつ今夏の補強•放出を考えようぜ

成せば成る 最初の三日は 何事も

こんにちは。もう明日にはやる気をなくしていそうで怖い七シノです。

EURO、コパアメリカが閉幕して一週間が経ったばかりですが、既にプレシーズンマッチの初戦を終えたクラブもあれば、アジアやアメリカでの試合を行うため地球の裏側へと移動したチームもいます。24−25シーズンの開幕まで最早一ヶ月もない中で、選手、監督、フロントはここから一気にギアを上げていこうとしている状態です。

チームのピッチ内でのパフォーマンスが気になり出す一方で、大陸選手権が終わり全ての選手が一応シーズンを完走したところで、ピッチ外での動きも盛んになってきています。特にイングランドのチームは規模問わず金使いが豪快なので、獲得•放出の噂が四方八方から飛んできており、正直どのクラブが誰を狙っていて誰を実際取ったのか把握できていません。

さてそんな中で絶賛アメリカでのプレシーズンツアー中のボーンマスはどうかと言うと、現在のところは比較的穏やかな夏を過ごしています。7月22日現在で新加入選手は二人ですが、両者とも将来を見据えての投資のような移籍で、即戦力となる獲得はありません。
そこで今回はスカッドの現状をおさらいしつつ、それに基づいてどのポジションに補強が必要か、あるいは整理が必要かを考えていきたいと思います。私は他リーグをあまり見ないしスカウトでも無いので、彼を取るべきだ!というおすすめはできませんが、現在までに噂されている選手については触れていこうと思います。

現状のスカッド

とりあえず見やすくするために、TACTICAListaさんのボードを使ってデプスチャート的なものを作りました。まずはそれを見ながら各ポジションの状況について軽く語っていきます。


どうでもいいですが、選手や監督名は英字でいきます

ボーンマスの監督Andoni Iraolaは一年目となる昨シーズン一貫して4−2−3−1のフォーメーションを採用。今季も変わる気配はありません。

仲良く……な

ゴールキーパー

守護神の座はキャプテンのNetoと下部組織出身のTraversが競い合っているのが現状。Netoはユベントスやバルセロナに長年在籍し、セレソンにも選出されたことのある経験豊富なベテラン。一昨季はMVP級の活躍でチームの残留に貢献しましたが、昨季はややパフォーマンスを落とし、特に拙い足元の技術が原因の致命的なミスが少なくなく、ファンからは失望の声が上がりました。
そんな彼から最終盤スタメンの座を奪ったのがTravers。3年前のチャンピオンシップ時代には1年間スタメンの座を守り昇格に大きく貢献したものの、昇格後はNetoとのスタメン争いに敗れ控えの座に甘んじていた25歳は4月以降出番を与えられまずまずの活躍を披露。今季はフルシーズンスタメンとして戦い抜けるか注目です。
正直NetoとTraversは実力伯仲と言ったところ。Netoはセービング面での衰えはまだ見えていませんが、老齢なのと既に壊滅的な足元が気になる一方、Traversもまた、プレミアでの実績は乏しく、1年間信じ切れるかと言えばそうでもありません。
第三GKであるDennisは昨年スコティッシュ•プレミアシップで評価を上げましたが、今季も再びローン先で一年を過ごす可能性が低くなく、オーストラリアからやってきた今夏の加入第一号のPaulsenは初の欧州リーグでのシーズン、武者修行の予定です。

右サイドバック

右サイドバックのファーストチョイスはSmithになるでしょうか。14−15のプレミア初昇格を知る最後の一人である最古参は、昨季33歳ながら好パフォーマンスを見せ、中盤戦からはスタメンの座をガッチリと確保しました。一昨期は批判の的になり限界論も囁かれた中で、見事なカムバックを果たしています。
ベテランのSmithの競争相手は9歳年下のAarons。昨季加入した彼は11月の負傷までスタメンで起用されていましたが、復帰までの間にSmithが活躍を見せ、復帰後も自身の不安定なパフォーマンスもあり控えに甘んじました。それでも序盤戦はエネルギッシュなプレーを見せ、Iraola好みなサイドバックであることには間違いありません。まだ24歳と伸び代もある年齢で、今後衰えていくかもしれないSmithに取って代わるチャンスは十二分にあるでしょう。

モデル?

センターバック

センターバックは昨年大きく飛躍したZabarnyiSenesiの盤石のコンビ。ウクライナ代表としてEUROにも全試合先発したZabarnyiは冷静な守備対応と足元の技術の高さを持つワンダーキッド。アーセナルが獲得に興味を示しているとの報道もありましたが、先日2029年までの契約延長にサインし、今夏の流出は許さず。Senesiは惜しくもコパアメリカのアルゼンチン代表からは落選しましたが、鋭い出足と正確なロングフィードを武器とするIraolaの戦術の要。攻撃でも4G5AというCB離れの数字を残しています。
ミッターマイヤーとロイエンタールばりの頼れる双璧の頼れる控えを務めるはウェールズ代表常連のMepham。また成長著しく、ディフェンス全ポジションをこなせる若手のHillもCBが本職です。Kellyが退団したとはいえ、このポジションにおける穴はそれほど大きくならなそうです。

左サイドバック

穴は大きいのはこっち。Kellyは左サイドバックでも高いクオリティーを見せていましたが、彼の退団で本職のLBは二十歳のKerkezのみに。そんな彼もユナイテッドへの移籍報道が出ており、一時期に比べ沈静化しているものの、未だ予断を許しません。先日のレクサム戦では若手のBevanが起用されていましたが、本職はCBで、まだ武者修行が必要な段階。しかもその試合で負傷交代し数週間の離脱となってしまいました。
LBの人材不足は昨年からの悩みの種で、Kerkez、Kellyが両方離脱した際はウィンガーのOuattara(これからは名前のDango呼びで行きます)が緊急コンバート。するとなんてこったい出色のパフォーマンスを見せたので我々ファンは一同驚愕。本職のウィングだとお世辞にも褒められた出来ではなかったことと、彼の前11番を背負っていたDanielsという選手がこのポジションで長年活躍し愛されていたこともありファンからは真面目にLBへの本格転向が望む声が上がっていますが、練習映像やレクサム戦を見るにまだウィングとして扱われているようです。


臥龍と鳳雛

ボランチ

チームの心臓Christie、フィルター役として突如覚醒したCook、トッププロスペクトScott、カタールW杯でアメリカ代表のキャプテンを務めた実力者Adamsと、一見は隙の無いメンツですが、Adamsは昨シーズン殆どの期間を負傷で棒に振り、今夏もコパアメリカで再び負傷し長期離脱の予定。今季もリーズファンに「£20mホントありがとうな!w w w」と煽られながら残りの三人で回していくシーズンとなりそうです。一応Philipも昨季ボランチでプレーすることもありましたが、あんましハマっている様じゃなかったですね。あと今の今まで忘れていたのですがKilkennyもいました。パスセンスに秀でた司令塔タイプですが、恐らくローンでの退団が濃厚。

何やっても画になるScott


注目はやはり逸材Scott。全てのパラメータが水準以上な万能型で、それ故に昨シーズンは色々な役割で試されてきましたが、最適解は結局見つかりじまいに終わりました。トップ下で起用されることも多かったのですが、それだと破壊力に欠ける印象だったので、ボランチの一角として、攻守で高い能力とスタミナが求められるBtoB的な役割をさせるのが一番かな〜と個人的には思っています。ライバルは守備的なタスクをメインで任せられているCookよりも、10番を背負うチーム一のテクニシャンChristieになりそうなので、なかなか厳しい競争にはなると思いますが、まずここを越えねばワールドクラスのMFなど夢のまた夢なので頑張ってもらいたいです。

右ウィング/サイドハーフ

このチームの二列目は選手がひしめく最難関ポジション。しかし右ウィングのチョイスは比較的容易かと思われます。
Semenyoは昨季リーグ戦9ゴールを記録し控えから一躍ブレイク。スルスルと内側へと侵入していくドリブルと、左右両方の足から精度とパワーを両立させたシュートはチームの攻撃に欠かせません。そんなSemenyoの裏でFaivreはなかなか出番を与えられず。今季はトップ下でのプレーも視野に入れつつ序列アップを狙います。ボールとは一番仲が良さそうというかポジションを離れてまでボールホルダーに近寄るメンヘラ並みにボールへの愛と欲求が重そうな選手なので、ハマれば他の選手と一線を画した見てて楽しい選手になると思います。
昨季の開幕戦でスタメン出場したBrooksはその後結局出場機会を伸ばせず冬にセインツへとローン。まずまずの活躍を見せるも昇格プレーオフ決勝で無念の脱臼。チームに戻った現在もリハビリ中です。

Kluivertの写真映りの良さは世界一

トップ下

Iraola下でのトップ下は少し特殊で、所謂チャンスメーカーであったり、10番であったり、ライン間職人と言われるような選手よりも、ハイプレスのスイッチ役、中盤の枚数噛み合わせ、撤退守備時のバイタル管理の援護などの非保持のタスクをよりこなせる選手が優先して起用された印象です。
トップ下のスタメンとして白羽が立ったのもやはり本職はウィンガーのKluivert。本来10番に求められる創造性、パスセンス、レススペースでのプレーは不得手ながらも、献身的なプレーで上記の非保持タスクを完遂しつつ、スピードを生かした裏抜けやパンチ力あるシュートで父Patrickを超える7ゴールを記録。今書いてて思いましたがトップ下というよりも11番、セカンドトップと表現する方が的確ですね。
二番手のPhilip(Biling)は寧ろ10番に近い感じ。スピードには欠けますが柔らかなボールタッチと長身を生かした空中戦の強さで攻撃にアクセントを加えられます。エースSolankeとの相性も抜群ですが、Iraola下では冷遇寄りです。縦志向の強い戦術なので、Philipは決して理想的な選手では無いのかもしれません。
三番手はTraoreですが、こちらはさらに10番タイプ。一昨期のO'neil政権時は負傷での離脱はありましたがトップ下でインパクトを見せつけるも、Iraolaに交代した昨季はとことん使ってもらえず冬にナポリにローンされましたが、不本意な出来に終わりました。干される理由は明確には分かりませんが(おそらくプレス強度などに不満がある模様)、Iraolaが監督な限りまとまった出場機会は得られないかもしれません。

左ウィング/サイドハーフ

右とトップ下と比べるとファーストチョイスが誰になるかはもう少し分からないのがこのポジション。TavernierSinisterraのどちらかが起用されることになるでしょうか。タイプの違う両者ですが、実力、実績共にスタメンクラスなので、順当にいけば二人の一騎打ちになりそうです。順当にいけば。
昨季はTavernierは後半戦不調と怪我に苦しみ、Sinisterraも出れば活躍するもののこちらも怪我で出場時間は増えず。そんな二人に代わって多く出場したのがDangoですが、LBのところで書いたようにイマイチな活躍。まだ右サイドでの起用の方がマシな気がしますがどっちにしろ……
昨季Sinisterraと入れ替わる形でリーズでプレーしたものの、Summervilleの高い壁を越えられず不完全燃焼のまま帰還したAnthonyは現在のところ四番手扱いされていますが、高い技術力と守備意識をIraolaは気に入っているようです。実際昨季の開幕2戦のスタメンはAnthonyでしたが、Sinisterraとの取引に巻き込まれてしまいました。

その術は俺に効く

フォワード

最前線には我らがエース、昨季得点ランキング4位のSolankeが今季も君臨……するよな?上位クラブによる引き抜きの可能性に一抹の不安を覚えますが、地元紙曰く本人はボーンマスにいることに満足しているそうなので大丈夫です。きっと。特定クラブ(多分Big6)に限り£65mの違約金条項があるようですが、それを行使しそうなくらいストライカーを欲しているクラブは現状いないような気がします。強いていうならノースロンドンの両雄でしょうか。
そんなエースの座に挑戦せんと機会をしかのこのこのこ虎視眈々と狙うはラ・リーガ二季連続二桁得点の実績を持ち、トルコのイブラヒモビッチの異名をとるÜnal。昨季は限られた出場時間で十分な貢献を見せ、今季はスーパーサブから一気にスタメン奪取まで序列を挙げられるでしょうか。Iraolaは純粋な4−4−2は使いたがらないっぽいので、Solankeとの共存は難しいか。ただもし彼が負傷、あるいは不調に陥った時に躊躇なく代替指名できそうなくらいの実力、信頼度はすでにあると思います。
Jebbisonは今夏シェフィールド•ユナイテッドから活躍した若手。長身ながらスピードもあるスケールの大きそうなストライカーです。今季はローンが濃厚で、リーズへの加入が近いとの報道も。ここ一年だけでリーズとの取引5回くらいありますね……

というわけで全ポジションの状況を見たところで、今後の補強、放出について考えていきましょう。

補強について

新オーナーFoleyがクラブを買収して以降、3回の移籍市場で巨額の資金を投じて数多の新戦力を獲得してきたボーンマス。その甲斐あって本当に穴という穴なポジションはありませんが、戦力の上積みができれば良いな〜というところもちょっとあります。

補強の可能性のあるポジションは

  • 左サイドバック(補強可能性:大)

  • ゴールキーパー(補強可能性:中)

  • 右サイドバック(補強可能性:中)

  • センターバック(補強可能性:小)

  • 守備的ミッドフィールダー(補強可能性:小)

  • フォワード(補強可能性:小)

(あれ、結構あるな……)
一つ一つ見ていきましょう

もう顔の骨格からして強そうなGarcia

左サイドバック(補強可能性:大)

先ほども触れましたが、Kellyの退団により本職はKerkezのみ、その彼もポテンシャルは莫大ながらも判断力などに改善がありますが、既にビッグクラブからの触手も伸び始めています。しかも本人が匂わせ投稿したり、父親があれこれ喋ったりと、なんか出ていきそうな気配もあれば、アニメ仲間のSolankeたちと盛り上がってたり、Kluivertとイチャついたりと特に現状に不満もなさそうにも見えます。
Kerkezの他にはDangoもLBとして数えてもいいとは思いますが、昨季までウィンガーだった選手を全面的に信頼できるかと言えばそうでは無いですし、どっちにしろKerkezの去就に関わらずLBの補強は必要だと思われます。補強する人数が変わるだけです。
少し前にレアル•マドリーのFran Garciaを狙っているとの情報が出ていました。Garciaはラージョ時代にIraolaの下でプレーしていた経験もあり、うってつけの人材だと思います。だからさっさとマドリーはDaviesを取って外堀を埋めろ

ゴールキーパー(補強可能性:中)

NetoとTraversがどちらも正守護神として本当に信頼できる実力にあるのかが不透明で、しかも後者には退団の噂がチラホラあります。Paulsenの獲得は間違いなくそんなキーパー事情への将来の投資なのでしょうが、即戦力級も一人追加できれば欲しいところ、特にTraversが退団するのであれば、Netoを控えに追いやれる強力な人材が欲しいところです。2020年まで在籍していたRamsdaleの待望論もありますが、果たしてどうなるでしょうか。

なーんか地雷臭するんだよなWesley

右サイドバック(補強可能性:中)

ぶっちゃけSmithとAaronsがいて、ユーティリティーのHillもこなせるのでそこまで重要ではないの思っているのですが、もしかしたら入れ替わりが発生するかもしれません。
今月の上旬にボーンマスがブラジルのフラメンゴに所属する二十歳の若手Wesleyに入札し、拒否されたとの報道がありました。それから続報はありませんが、ボーンマスは依然Wesleyをリストに載せているようです。
またセインツがAaronsに興味を示し、ボーンマスは£10mを要求すると撤退し、その後菅原を獲得しました。しかしセインツ撤退後もAaronsには複数のプレミアのクラブが関心を持ってそうで、Aaronsに好条件のオファーが来るか来ないかでここの補強の有無も変わってくると思います

センターバック(補強可能性:小)

前述の通り、Kellyが退団したとはいえその損失は最小限のものだと思っているので、個人的には補強の優先順位は低いのですが、今夏一番報道が多いポジションです。リヴァプールを退団したMatipやユベントスのHuijsen、セルティックのLawalなどの名前が挙がっています。LBを高いレベルで兼任できる選手がいれば取りに行っていいかもしれません。

守備的ミッドフィールダー(補強可能性:小)

本来なら全く補強なんていらないんですよ。マジで。なんせ我々にはAdamsがいるんですから。しかも昨季彼の穴を埋めるどころかさらに積み上げてしまったCookもいるんですよ。でもね、Adams、また怪我するのは聞いてないし、復帰予定が未定ってどういうこと?試合勘取り戻させるためにコパアメリカ出場許可したのに怪我取り戻してきてるじゃん。君がいないとCookの負担とんでもないんだから。ScottとChristieにそんな守備的ロールさせるのは勿体無いし、多分適正じゃないし。
でも本当に補強するかは少し怪しいです。もししたその場合はAdamsを戦力として計算していないと言っているようなものですし、仮にAdamsが早期復帰したい場合はただ戦力をダブつかせる事になりますし。単年契約でいけそうなベテランとかいませんかね。


フォワード(補強可能性:小)

ここはSolankeが退団する場合は一気に可能性が上がるというか、そうなった場合は必須レベルなわけですが、現在は退団の可能性が低いと推測している(願っている)ので、小としました。どちらにせよ第三ストライカーがいたら、SolankeかÜnalどちらかが怪我した場合に、もう片方の負担を軽減できるから嬉しいな〜くらいの気持ちです。実際このチームのフォワードのタスクは1stプレス隊としての献身的な守備からロングボールのターゲットまで、かなり身体を消耗すると思うので、誰かしら取れれば取りたいですな。

放出について

出会いがあれば別れもあります。今夏のボーンマスはどちらかといえば売り、整理の傾向にある印象。すでにRandolph(契約満了)、Fredericks(契約満了)、Rothwell(リーズへのローン)、Moore(シェフィールド・ユナイテッドへの完全移籍)が退団していますが、レンタルも含めてあと数人ほどいそうです。

移籍の可能性のありそうな選手は

  • Travers(可能性:中)

  • Dennis(中)

  • Paulsen(大)

  • Aarons(小)

  • Mepham(小)

  • Kerkez(中)

  • Kilkenny(大)

  • Brooks(中)

  • Philip(小)

  • Traore(大)

  • Anthony(小〜中)

  • Solanke(小)

  • Jebbison(大)

なかなか多いですね。めんどくさいなぁ
一人ずつ見ていきましょう

Travers(可能性:中)

もうすでに触れていますが、Traversにはスコットランドやチャンピオンシップのクラブからの関心が寄せられています。Goodなキーパーではありますが、チームとしてこれから上に挙がっていくためにも、betterな選手にシフトしたい首脳陣やフロントが放出に踏み切る可能性もあると思います。
競争相手であるNetoは高齢であることとクラブのキャプテンであることを考慮して移籍する可能性は低そうなだけに尚更です。

Dennis(可能性:中)

昨季はローン先のハイバーニアンで1年間通して正守護神として活躍し帰還も、まだスタメンとして使われるほどでは無いと思います。若く出場機会を与えたい選手なので、ここに留めるよりも更なるローンで経験を積ませてあげたいところ。

Paulsen(可能性:大)

オーストラリアから獲得したニュージーランドの若き守護神。抜群の反射神経と高い足元の技術を持っています。今季はローンでの武者修行が既定路線。まずはヨーロッパに慣れてもらいましょう。

Aarons(可能性:小〜中)

色々報道が出ていますが、可能性が低いんじゃ無いんでしょうか。まだ若くポテンシャルはありますし、去年獲得したのでまさか一年で放出するのは考えにくいところですが、まだ少し分からないかなと言ったところです。セインツは£10mの要求額を高いと判断したようですが、£10m程度なら……と考えているクラブがいないとは言い切れません。

Mepham(可能性:小)

まあなんか毎年出ていくかも……と思っている選手なので一応入れましたが、まだまだ移籍市場は長いですが無いだろうと思っています。チャンピオンシップレベルなら間違いなく主力張れるので、オファーと本人の希望次第で退団はあるかなと。

チェルシーの噂が出ていた時のポスト。露骨だが、なんかSterlingが隣で指差してるだけで面白い

Kerkez(可能性:中)

さっき放出の方でもう色々書いてしまいましたが、やはり移籍の可能性は低くはありません。仮に匂わせが本気なら、彼の父親が宣っているようにこのクラブに不満があるのなら、反乱分子となる前にさっさと放出すべきです。ボーンマスは£40mー45m程度を要求しているようですが、仮に同程度あるいは少し割安のオファーが来れば売却もやぶさかでは無いと思います。もう一年待てば更に価値が上がる可能性もありますが、チームに不和をもたらす方が不利益です。
とはいえ不満がないのであれば残すべきでしょう。ゴールデンボーイ投票にもTop10で入るほどの逸材なんですから、もう少し育ってもらってできるだけ多くの移籍金を残して羽ばたいて行ってもらいたいです。

Kilkenny(可能性:大)

今夏の退団は濃厚なのですが、問題はローンか完全か。練習動画などを見ていると、私含め、少なくないサポーターがKilkennyを高く評価しているのですが、肝心の試合ではほとんどそのプレーをお目にかかることはできません。25歳となる今季、どんどん立場が厳しくなっていきます。

Good Old Days

Brooks(可能性:中)

二列目が飽和状態な中で、Brooksの立場は芳しいものではありません。彼が主戦場とする右ウィングには昨季大活躍のSemenyoがおり、またIraolaの信頼の厚いTavernierも右でプレー可能。同じ控えのFaivreは昨夏獲得、昨冬合流とまだ日が浅く、放出するとは思えず、結果としてBrooksは余剰戦力となってしまうかもしれません。Brooksが主な理由でこのクラブにのめり込んで行った私としてはとても悲しいことですが、初年度の18−19がピークになってしまっているのは事実。チャンピオンシップレベルではまだまだ活躍可能なことが昨季証明されているので、本人のためにも、別れの時は近いのかもしれません。

Philip(可能性:小)

ここ2年くらい出ていくぞ出ていくぞと言われている気がしますが、多分ファンの願望も含まれてますよねこれ。理由はよくわかりませんが、Philipはなかなかファンからのヘイトがあるっぽくて、ファンの放出リストによくその名を連ねています。とはいえちゃんとした移籍の噂は全然ないし、本人も昨季だったかバレンシアかどこかのオファーを断っていますし、結構このクラブを気に入ってくれているのかもしれません。頼りになる選手ですから、これからも長い活躍を期待したいです。

Traore(可能性:大)

実力は……実力はあるんだ!!チームの中で一番ファンタジスタに近い存在なんだ!!しかしIraolaにファンタジスタなど不要。五分観客を沸かせる魔法使いより九十分走り回って泥臭く戦うウォーリアーこそ我らがチームのトップ下を務め上げることができるのだ。
O'neilからIraolaへの政権交代の最大の被害者だと思っています。更に昨季はマラリアに感染したりそれの影響もありAFCONを戦うコートジボワール代表から落選したりと散々な目に。彼のためにトップ5に入る高額移籍金を費やしたのでもっと使いたいところですがIraola下ではもうどうしようもないか。今のところ放出の噂は出ていないが、まだ若いTraoreが出場機会を求めて新天地を模索するのも時間の問題でしょう。せめてできるだけ移籍金を残して欲しい。

Anthony(小〜中)

AnthonyはBrooksと同じく序列的に見ればなかなか厳しい立場。ユース昇格組とはいえ、放出の可能性はそう低くもないでしょう。しかしIraolaはAnthonyを評価しており、今季Anthonyをスカッドに組み込んでいそうに思えます。なのでPSMの出来次第では一気に序列を上げるかもしれませんが、現状が変わらなさそうなら余剰戦力。監督のオキニであろうと無駄に戦力をだぶつかせるのはあまりよろしくありません。

Solanke(可能性:小)

まあ出ていかんでしょ(震え声)
補強の際に触れましたが、ストライカーを求めているビッグクラブは恐らくアーセナルとスパーズのみで、前者は一年我慢してŠeškoを狙いにいきそうな気配があります。問題なのはノースロンドンの白い方で、サウジ行きの噂もあるRicharlisonの去就関係なくSolankeには手を出してきそう。しかしSolakeとの契約も4年残っています。ボーンマスは強気の姿勢で違約金£65mから引き下げることはなさそうですし、財布の紐が固いイメージのあるスパーズもといレヴィ会長がSolankeにそれほどの価値を見出しているのかといえばそうでもない気がするんだよなぁと思っているので、今夏は流出しないでしょう。多分。恐らく。きっと。


Jebbison(可能性:大)

今夏獲得第二号ですが、即戦力ではないので即座にローンが濃厚。リーズとの話が進んでいるそうですが、そんな昇格がノルマなビッグクラブよりも同じリーグのもうし少し規模の小さいクラブの方が出場時間が保証されるんじゃないかな〜と思います。リーズにはすでにRothwellがローンで行っていますし、昨季AdamsとSinisterraに£40m使ってくれたお礼に君たちの選手使ってあげるよ!みたいなこと言われてるんでしょうか。その割には昨季Anthonyは使われませんでしたが。

最後に

これで以上です。ここまでですでに10900文字書きました。学校でよく使っていた原稿用紙27枚分という恐ろしい分量です。昔は4、5枚分の読書感想文をどれだけ薄い内容で引き延ばせるか四苦八苦していたのに……

最後に、ボーンマスの移籍の特徴だけ少し残しときます。TDのHugesがリヴァプールに引き抜かれ、クラブのレジェンドで後釜に就任したFrancisと昨冬までローマにいたPintoの新体制が今夏から始まっていますが、どうやらそんなに変わってなさそうです。

  1. 若手厨です。特にFoleyがオーナーになってからは顕著で、もっぱらFootball Manager補強とか言われています。

  2. 特にいらないのに毎年ウィンガーの報道があります。今年もすでにサンダーランドのClarkに興味があるとの記事が出ていました。

  3. ボーンマスの強化部は8月に本気出し始めます。夏休みが終わりに近づくにつれ慌てて宿題に取り掛かる学生のように急にスイッチ入ります。そして大体最終日にも一人は獲得します。

  4. 情報秘匿が上手いのか単に注目されていないのか分かりませんが第一報が合意報道、あるいはその一歩手前であることが多々あります。昨季でいえばAarons、Sinisterra、Ünal辺りが急に情報が出たと思えば合意段階だったはずです。

今夏に関しては、正直ここまで散々大金を投じてきたので、そろそろ売りオペに回らないとFFPだかなんだかに引っかかりそうで怖いのですが、そこは現場にしかわからないことなので、なんとかして欲しいです(投げやり)

以上です。ここまでご覧いただきありがとうございました。




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