Araujoが来るぞ!
こんにちは。七シノです。
禁断の3日連続投稿となります今回は、ボーンマスの補強第4弾となる予定のJulian Araujoについて話していきましょう。8月に入ってから獲得の噂が出ていたAraujoですが、数日のうちにどんどん進展して11日にはHere We Go。移籍金は€10mで、メディカルを月曜日に控えています。では早速本題へ。
基本情報
Julian Araujo
生年月日:2001年8月13日(22歳)
身長:176cm
ポジション:右サイドバック
所属クラブ:バルセロナ
利き足:右
国籍:メキシコ
早くからその才能を見せた選手。10代の頃からMLSでコンスタントに試合に出場し、2023年にバルセロナへ移籍。昨季はラス・パルマスにローンされ25試合に出場。1ゴールを記録。まもなく23歳になるばかりですが、キャリア通算ですでに139試合に出場しています。
アメリカのカリフォルニア州出身で、世代別代表ではアメリカ代表としてプレーしていましたが、A代表で最終的に両親の出身地であるメキシコを選択。すでに公式大会を含む13キャップをマークしています。
スタッツ
Araujoの強みは高い身体能力とアグレッシブな守備。対人戦でも強くVinicius JuniorやNico Williamsといったラ・リーガの誇るワールドクラスのウィンガーにも負けることなく対応していたそうです。スタッツを見ても、守備指標は優秀の一言。小柄ながら当たり負けせず、デュエルも勝利数、勝率ともに高い数値を残しています。
またポゼッション関連でもなかなか良い感じ。パス成功率やプログレッシブパスの数、クロス成功率、ボールキープに優れ、またプレー集を見ていると対角や同角を問わず正確なロングボールを飛ばしておりキック精度は確かなものを持っていると思います。ドリブルなどで自らボールを運ぶことはそこまで得意では無いそうですが、スピードに優れており、積極的な攻撃参加で攻撃に厚みをもたらすこともできます。
起用法、スカッド状況について
Araujoの主戦場となるRBはすでに二人の主力級の選手、Adam SmithとMax Aaronsがスタメンの座を巡って鎬を削っている状況。しかし昨季好パフォーマンスを見せたSmithは33と老齢の域、Aaronsも昨季後半戦は不安定なパフォーマンスに終止していたので、昨年の活躍も鑑みてAraujoは彼ら二人を押し除けてレギュラー起用される可能性は低く無いでしょう。
一方、Araujoの加入はSmithあるいはAaronsの取り巻く状況に大きな変化がある兆候かもしれません。欧州選手権もなく過密日程でもないボーンマスが、RBを三人保有するのは少し不可解ですからね。なのでこれから起こりうるシナリオとしては
SmithのLB転向
Aaronsの放出
がありますでしょうか。
個人的には前者推しです。昔からSmithはLBを務めることが少なからずあり、そこでも十分こなしていた記憶です。現在LB本職はKerkezのみという状況ですが、それをRBのSmithとウィングのDangoのユーティリティでカバーするというプランはあると思います。
後者は現状は少し可能性が低いかと。Aaronsには7月ごろセインツから食指が伸びていましたが、現在は続報なし。そもそも昨季加入したので、まだ若いAaronsを1年で売り直すことはよっぽどなことが無い限りしないのでは。
最後に
他リーグには全然詳しくないので、最初に報道が出てきた際、「バルセロナのAraujoを狙ってるよ」と書いてあるのを見て、え!?あのウルグアイ代表の!?と驚きましたが、人違いでした。ただ成績やSNSでの反応を見るにとても良い選手なようです。まだ若い有望株を€10mで、しかもセルオン条項や買い戻し条項もなしで獲得できるのはかなり良いビジネスじゃないでしょうか。今からでも楽しみですがまずはしっかりメディカルをパスしてもらって、無事チームに加入してほしいです。
今回はここまでです。最後までご覧いただきありがとうございました。