日本社会の違和感

先日、とあるテーブル卓で女性4名と話しをする機会があった。

話しをすると言ってもとくにテーマはなく、食事しながらの雑談だったのだが、話す内容やピックアップする箇所に違和感を覚えた。

今朝外を歩いていたらゲイのカップルがいて、気を取られて転んでケガをした
転んだのは「大変でしたね」と思うけど、ゲイのカップルに気を取られたことが強調されていて、違和感を感じた。同時に少し苛立ちも感じた。その人たちはただパートナーと朝の散歩なのか、道を歩いていただけであろう。生きにくい世の中は人間が作るんだなと感じた。そりゃそうか。でも私も含めて、同じ人種が多い国で、同じ文化の中で同じ価値観で育つことを”日本”から教わってしまったのではないか、とも考えられる。まずこうであることが普通の像みたいなものが用意されていて、そうでなければ普通ではないものとみなされて、異質なものと認定される。

ゲイバーに言ったことがあるか
私はないのでどんなものなのかは分からないのだが、きれい系、体がムキムキ系などがあるみたい。もうね、ゲイをトピックに選ぶ時点でたぶん私NGなんだと思う。。話題ふっていただけるのはありがたいのにね、私から違う話題出せば良かったんだけど、、あでも出したな、、ちょっとしたスマホの話を。でもそういうのは「楽しく」ないんだろうかね。まあ楽しくはないか。

どこどこの子どものうち1人、30才を超えて遊んでいるそうだ。兄弟2人は結婚している。
これは20代の女性から発せられた言葉であることが、また私には驚きだった。年齢によって、こうでなければ普通ではない、「やばい」といったような考えがかなり強く世間に出回っていると改めて感じさせられた。”遊んでいる”ってどんなことをそういうんだろう?人から聞いた話をそのまま話している?もともとこの話をした人が「30すぎて結婚してないのはやばいこと」っていう価値観があって、それがこの方に伝わって、あ、やばいことなんだっていう自分の価値観になっていってるのかも?深掘りしてもしゃーないけど、日本の年齢縛りが怖いし、違和感。アジア圏の韓国も中国もそうなのかな?ベトナムとかタイはどんな感じなんだろう?普通、みんな、常識、とかの言葉が怖い。けどレールに乗っからないと行きにくい世の中であることは世界的に同じ?生きるって怖いなー。

大学のゼミの話、専攻していた第二言語の話
大学に行っていることが前提となっている会話。これにも違和感を感じた。私はただ黙って聞いていた。と言っても話の内容はあまり入ってこなくて、頭の中では「なんで大学に行っていることが前提になっているんだろう、いわゆる”普通”のレールを渡ってきた人なんだろうな、みんな同じだと思ってるんだ、わたしは日本社会に馴染めないかもしれない、やっぱり日本って不思議だな」そんなことを考えていた。



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