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なぜそこまで厳しいのか

経理部のお局様こと厳原さん。彼女は48歳、経理歴25年のベテラン中のベテランです。とにかくミスに厳しく、「若手の教育は私の役目」と公言するほどの責任感を持っていますが、その分、部下へのプレッシャーが半端じゃない。昨日もそんな厳原さんらしい出来事がありました。


突然の監査モード

午後2時、静川さんが締め切り直前の報告書を仕上げていると、厳原さんが突然デスクに近寄ってきました。資料を手に取ると、「ここ、数字の位置がズレてるわね」「フォントが統一されていない」と細かいミスを次々と指摘。静川さんは顔を真っ赤にして「すぐ直します」と小さく答えるばかり。厳原さんはさらに、「あなた、いつもこんな感じなの?」と追い打ちをかけ、オフィス全体が静まり返りました。正直、少し言い過ぎじゃないかと思いましたが、誰も口を挟めず。


その裏に見えた意外な一面

その後、静川さんは落ち込んで休憩室に行きました。すると、厳原さんもこっそり後を追い、「さっきはきつく言いすぎたわね。でも、あなたならもっといい仕事ができると思うから」とフォローの言葉をかけていたそうです。この話を後で聞いて、「厳しいのも愛情なんだな」と少し見方が変わりました。ただ、それでも現場でのプレッシャーが強いのは事実。厳原さん、もう少し優しくしてくれたら、みんなもっと働きやすいのにな……。

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