【ダウトpresentsバンギャルフェス'24】夢を現実のものにした特大フェスのライブレポート第一弾!オープニングから全力のイベントの様子をお届け!!
「令和に夢のような」というテーマでダウトが主催を務めるフェス「バンギャルフェス'24」が4月20日に開催された。
現在のヴィジュアルシーンの第一線で活躍し続ける「ダウト」の呼びかけに応じたレジェンド級のバンドから、結成1年も経たない若手バンド達が一堂に会した夢の様な現実のイベントが定例となることも願って、当日の様子を会場に駆けつけることが出来なかったバンギャルの皆様、シーンで活躍している若手からベテランバンドマンの皆様まですべてのヴィジュアル系に関わる方にお届けできればと思います。
文=七瀬ヒカリ
https://twitter.com/nanase_write
写真=
インテツ(彩冷える)
https://twitter.com/himitu_intetsu
前田俊太郎
https://twitter.com/maedash_photo
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マッドナイト
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このバンギャルフェスのオープニングアクトという大役を務めたのは、長野を中心に都内でも頻繁にライブ活動を行っている「マッドナイト」だ!
正統派ヴィジュアル系ど真ん中と言えるルックスで登場し、
この夢の様な大舞台にも関わらずものおじせず観客を煽るVo.REV。
自らステージからフロアに降り、次のオープンイグセッションにその熱を会場にいるすべてのバンギャルに伝えるかの様に荒々しい楽曲に引き摺りこんでいく。
そしてまた一つ、また一つと会場に手が上がり始め、
開場から詰めかけたバンギャル達もこのイベントを全力で楽しむ準備は完全に出来上がっていた。
マッドナイト自身もオーディエンスと共に、この最高のイベントのオープニングアクトという大役を勤め上げた!!
SET LIST
1.生ける屍
2.太陽の涙
3.終息
【マッドナイトOFFICIAL X】https://twitter.com/madnight666
【マッドナイトOFFICIAL YOU TUBE】https://www.youtube.com/@MADNight_Records
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BANDMENZ
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1曲目REDY STEDY GOのイントロで「初めてラルク歌います」とスタート。
幸樹と掛け合いでこのイベントの開幕を盛り上げる。
続く「誘惑」のイントロで絶叫にも似た盛り上がりが会場を包んだ。
ここでMCに入りメンバー紹介の予定はなかったが、テンションが上がったからやるとこのスペシャルなメンバーを紹介していく。
幸樹から衣装について説明があり、黒いヴィジュアル系っぽい衣装で行こうと決めたのに、目がおかしいのか上下デニムの猟牙がおかしいのか、というエピソードには会場も大きな笑いが溢れかえる。
このままメンバーの紹介を続けたらワンマンになってしまうと、駆け足でMCを切り上げた。
そしてROSIERのギターソロ前では、この曲のお約束をSHUSEが決行する素振りを見せ、幸樹と猟牙が止めるのもまさにバンギャル(バンギャル男)としては面白い演出が生まれたのも、幸樹と猟牙が生粋のバンドキッズでありバンギャル男だからであろう。
メンバーそれぞれの活動とは違う雰囲気ながらも、誰もが知っている楽曲をここまで楽しませられるポテンシャルを秘めたメンバーでの演奏は長丁場のスタートなんて事を感じさせないステージを魅せつけてくれた。
SET LIST
1.REDY STEDY GO(L'Arc~en~Ciel)
2.誘惑(GLAY)
3.1/3の純情な感情(SIAM SHADE)
4.ROSIER(LUNA SEA)
5.ROCKET DIVE(hide with Spread Beaver)
BANDMENZ
Vo.幸樹
https://twitter.com/kouki_d_out
Vo.猟牙
https://twitter.com/Ryoga_britannia
Gt.Karyu
https://twitter.com/karyu_official
Gt.Ruiza
https://twitter.com/RuizaD1
Ba.SHUSE
https://twitter.com/shuse0317
Dr.ネロ
https://twitter.com/nerorythem
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FORBIDDEN
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荘厳なSEとオーラを放ちながら登場した「FORBIDDEN」は静と動を使い分け、一瞬で会場を取り込む圧倒的な世界観を1曲目から魅せつける。
しかし荘厳な雰囲気とは打って変わってVo.鋲が自然体のMCを始め、この日の主催であるダウトに敬意を表しますと語り、ダウトのファンを「ダウター」と名付け昼間から元気、バンドが元気だとファンも元気と会場に集まった他のバンドのファンを称えた。
サポートベーシストの玲夏は、まだ始動間もない「FORBIDDEN」を自身のバンド主催でもあるこの日に少しでも知ってもらおうとVo.鋲のバンド経歴にも触れ関心を集め、
そこからの後半戦はその経験に裏付けられたステージで会場のバンギャルを惹きつけ激しい楽曲を続けざまに繰り広げる。
「FORBIDDEN」の伝える熱量をバンギャル達が受け止め、さらにヒートアップさせより熱い会場を作り上げ、鋲の掲げた次に熱を伝えるという自身の目標を大きく上回る最高のステージを届けてくれた。
SET LIST
1.NIGHT RULER
2.FEARLESS
3.W.D.S
4.DYSTOPIA
【FORBIDDEN OFFICIAL SITE】http://forbidden-official.com/
【FORBIDDEN OFFICIAL X】https://twitter.com/forbidden_infox
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RAZOR
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Vo.猟牙が「BANDMENZ」のMCで予告していた幕開けで開始した「RAZOR」は、一時ステージを休養していたDr.NIKKYがこの日からの復帰を告げファンの心に火をつけ1曲目「GRAVITY EMOTION」をスタート。
同期に頼らないシングアロングなどライブ感の詰まったステージ、激しいながらもメロディの際立つ楽曲でモッシュやヘドバンが自然に起きていき一体感を生み出す。
ヴィジュアル系でありながらもラウドバンドの様な生のライブ感の強い楽曲を次々に繰り広げ、イベント前半でバンギャル達の体力をそぎ落としてしまうかの勢いだ。
ショックスステージ内を自由に動き回るVo.猟牙は、フロアに飛び降りフールズステージまで使いぐちゃぐちゃに暴れまわり、バンギャル達と共にこの日を大切に、そして全力で楽しんでいた。
楽曲一つ一つもをとっても音、構成などこれでもかと詰め込んでいるにもかかわらず、初めて聴いた楽曲でも自然と心と体が動かされるのは「ヴィジュアル系バンド」RAZORの魅力なのかもしれない。
ステージを終える最後の「楽しかった」というVo.猟牙の言葉は、転換時のバンギャルからも「楽しかった~」との声が漏れ聞こえ同じ思いを共感できた喜びが溢れていた。
SET LIST
1.GRAVITY EMOTION
2.LIQUID VAIN
3.嫌、嫌、嫌。
4.千年ノ色彩
5.埋葬
6.瓦礫
【RAZOR OFFICIAL SITE】https://razor-web.jp/
【RAZOR OFFICIAL X】https://twitter.com/RAZOR_official_
【RAZOR OFFICIAL You Tube】https://www.youtube.com/@razorofficial4725
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孔雀座
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1st single「九龍」のイントロをドラムインで会場の煽りとして取り入れ、会場を自然に先導し頭の上で大きな拍手を巻き起こす。
フェスらしいスタートからVo.未羅が「お世話になります。孔雀座通ります」と名刺代わりに異国情緒あふれる激しい楽曲でその牙を剥き出す。
この日の出演者の中でヴィジュアル系の「新世代」を感じさせるバンドで、ラウド・ミクスチャーを思わせるサウンドにラップや異国情緒、中国楽器を取り入れるなど、新しい感覚でヴィジュアル系を表現している。
独特な世界観ながらもヴィジュアル系としての魅力にも溢れ、マンネリ感のない楽曲は、個性的な楽しみ方と共に会場のバンギャルへ披露し「特別な日と出会いへの大きな感謝」を伝染させ、このイベントのテーマでもある新しい音楽との出会い、そしてバンドにとっても新たなリスナーを発見する機会となったであろう。
SET LIST
1.九龍
2.929
3.キョンシースプレックス
4.DANCE IN THE DARK
【孔雀座 OFFICIAL SITE】https://qjack-the.com/
【孔雀座 OFFICIAL X】https://twitter.com/929the_official
【孔雀座 OFFICIAL You Tube】https://www.youtube.com/@qjackthe_official
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CASCADE
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ヴィジュアル系ブームを牽引したと言っても過言ではないバンドが遂に「バンギャルフェス'24」のステージに登場した。
当時のオリコンチャートを席巻していた誰もが耳にしていた楽曲「YELLOW YELLOW FIRE」でCASCADEの魅力とも言えるVo.TAMAの個性的かつ魅惑的な声、テクノサウンドに乗せられる生バンドと明らかに他のバンドとの違いを見せる。
誰もが納得の「レジェンド」と言えるバンドではあるが、当時を知れど、生でそのライブを見るのは初めてというバンギャルも多かったのではないだろうか。
私は復活後に初めて「CASCADE」を見た時に驚かされたのは、ハードな楽曲を売りにしているバンドに負けないほどの圧倒的な音圧、ライブ感だ。
J-POPとヴィジュアル系が近い距離にあった頃のバンドではあるがジャンルレスに評価を受けてきたことも納得の演奏と、
誰もが笑顔になり手を上げライブを楽しめるステージにはヴィジュアル系の音楽性や楽しみ方は一つではないという事を体感させてくれる。
この日のセットリストは当時を知るバンギャルの期待に応えつつ、あの頃の楽曲だけでなく現役のバンドであるCASCADEは進化し続けており、最新アルバムからの楽曲「Debug」も披露し会場を大いに沸かせてくれた。
SET LIST
1.YELLOW YELLOW FIRE
2.FLOWERS OF ROMANCE
3.Dance Capriccio
4.Sexy Sexy,
5.debug
6.しゃかりきマセラー
7.VIVA NICE TASTE
【CASCADE OFFICIAL SITE】https://www.cascade-web.net/
【CASCADE OFFICIAL X】https://twitter.com/CASCADE_news
【CASCADE OFFICIAL You Tube】https://www.youtube.com/channel/UCVv8NaYhgdWkK3Q5x6fSaGw
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KiD
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イロトリドリな楽曲で会場をまた違う雰囲気で楽しませてくれたのは「KiD」
登場から煌びやかな楽曲で華やかなステージを披露し1曲でガッチリと会場を一つまとめ上げる。
音楽的にジャズなどの「お洒落」さを感じさせるキメやフレーズを散りばめながらも、激しいセクションではその印象を壊さず攻めに転じるなど、見た目のスタイリッシュさだけでなく次々にバンギャルの手を上げていく実力を見せつけた。
Vo.楓の生み出した幅広い楽曲に聴き惚れ、バンギャル達がジャンプやモッシュに身を委ねている雰囲気に飲み込まれているとあっという間にラストのコールが告げられる。
メンバーのパフォーマンスだけでなくここまで幅広い楽曲で表情豊かなステージはこの日のたくさんいた出演者の中でも特別に光る存在であった。
SET LIST
1.ほぞを噛む
2.刻々
3.キャットウォーク
4.不眠症
5.ライフハック
【KiD OFFICIAL SITE】https://kid.bitfan.id/
【KiD OFFICIAL X】https://twitter.com/KiD__official_
【KiD OFFICIAL You Tube】https://www.youtube.com/channel/UC8OEoum2DxlJPgNZ-LrnsGQ