絵描きはずっと「頑張らなきゃいけない世界」で頑張っている


最近はみんな「AIが出てきたせいで」と言っていますが、、、

そもそも何年も前から絵師はとんでもなく飽和してしまっています



インターネットは無限に広いので
本来は誰にでも席が与えられます

もう定員いっぱいですと
掲載を断られてしまうような場所ではありません



それなのにみんなが席を取り合っているような感覚を覚えるほど

ぎゅうぎゅうに詰め込まれた場所にいるのかもしれません




最近は本当に技術的に上手い人が多くて
あとデザインの引き出しが多くてすごいなあと思うのです


わたしは田舎から出てきた芋なので
センスのかけらもありません


クリスマスの絵を描けと言われたら
スーパーで見かけるようなオーナメントしか資料がありません

脳内に所持してるセンスもスッカラカンです



若い人はわたしには描けない絵を描く人が多いので
すごいなあと思、、、(絵師は褒めないって決めたんだった)




そんな中で絵師はあぶれないように
置いてかれないように
「頑張らなきゃいけない世界」にいるんじゃないか
って思いました



そう思ったのは絵師はみんな、なぜか、


AI絵師がラクをしていることを憎悪していたからです



絵は頑張らなきゃいけないものだし
頑張るから価値がある!!


努力は尊いもので
それをすっ飛ばすのは罪だ、悪だ、堕落だ!!


と叫んでいるように見えました



というか、、、そう叫びながらも


「つらいつらい」

「嫌だ嫌だ」

「楽しいだけなんて許されない!」


って声も
聞こえてくるように見えました




多分絵師は疲弊していたのです

「頑張ること」に耐えられなくなっていたんだと思います



AI絵師は

頑張る過程をすっ飛ばしているわけでもないし

努力をしたがらなくて簡単に成果を得たいと思ってるわけでもないし

絵は頑張るもんだとも思ってもいません



、、、そもそも、、、


頑張らなくていい世界の人間が

楽しいことをしているだけなんですよ



そもそも「絵描きでやっていこうとしてる人じゃないんです」


それが許せない?許せないでしょう


絵師は、頑張りすぎているんです

でもその「頑張ること」が

不安から逃れられる唯一の方法なんですよ


それでループしてしんどくてその繰り返し、、、



ずっと、頑張ってきたんですよね

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