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見据える四年後。


お久しぶりです、郡 菜々佳です!
突然更新が途絶えてしまったこと、大変申し訳ございません。
予定通り、陸上競技との出会いについて更新するつもりだったのですが…

今年の2月に、会社のサポートで海外遠征(ニュージーランド)に行かせていただいたのですが、とんでもなく不甲斐ない試合をしてしまったので、自分に集中する期間を作ろうと考えて、noteはお休みさせてもらってました。

Continental Tour Bronze Christchurch2024
46.23m   予選落ち。


そして、あっという間に2024年シーズンも終わってしまいました。(省略しすぎ)

今年はパリ五輪を目指していたけれど、到底叶わず、その舞台をまだまだ遠い存在に感じてしまったことが率直な感想です。

けど、そこに向かって過ごした日々を、
身体つきや表情の変化から
気付いてくれた人たちがいました。 

第108回 日本選手権(新潟)
Photo by @児玉育美さん


4年後(ロス五輪)は必ず自分の手で掴んでみせる。強くそう思いました。
パリがダメだと分かった瞬間から、誰よりも早くスタートを切っています。4年後はあっという間だと思うので、得意分野になった"コツコツやり続ける"ことを、やるのみです。

まずは来年、世界陸上が東京の国立競技場で行われるので、
また世界の舞台に立てるように。
その場に立てたら世界の選手の胸を借りて
楽しんで投げることができるように。
何より自信を持ってその場に立てるように。

厳しくも楽しい冬季トレーニングをおこなっている今日この頃です。

頑張り屋さんの後輩ガールを添えて


円盤投での世界陸上出場に向けては
①標準記録(64.50m)を突破して日本選手権でメダルを取る。
②世界ランキングで36位以内に入る。

必要があります。
現実的には後者を狙う形になるかなと思います。


ここを目指して過ごしていく中で、
嬉しい出来事がありました。


2024年8月3日(土)。

約5年ぶりに円盤投の自己ベスト記録(日本記録を更新することが出来ました。

2019年(大3)の日本記録樹立時は、円盤投にとっては好条件である猛烈な向かい風が吹いていて、当時のベスト記録から約4mも遠くに投げてしまいました。つまりは、ほぼ事故ですね。

突然、日本記録保持者になってしまった重圧を(勝手に)感じてしまい、自らの首を締め続ける日々が始まりました。

何度失敗を重ねたら気が済むんだろうと、できない自分を責め立てて、自信なんてものは一切無くなっていました。

メンタルだけでなく、身体にまで不調をきたすようになったので心の病院にも通ってみたりしました。強がりな私は誰にも相談できなかったけどね(元気な今だから言えるお話)笑笑

色々なことがあった5年の月日は、決して短い期間では無かったけれど、心身ともに未熟だった私にとって、大切な学びが詰め込まれた期間となりました。

59.03m(March23,2019)

でも、今回はほぼ無風に近い条件だったので
堂々の自己ベスト更新となりました。

もっと喜ぶのかなと思ってたし、
もっと泣けるのかなと思ってたけど、
実際にはそこまで特別な感情を抱かなくて、自分でも意外だったな〜。

60.72m (August 3,2024)


意味を見出せなかった苦しい日々も、
何をやっているかすら分からなくなった行方不明の日々も、
「乗り越えたら笑い話」

そう言って、全てを吹き飛ばしてくれた人もいました。私の中がクリアになり、いよいよ本当のスタートを切っている感覚になりました。

過去の自分に対して沢山の後悔はあるけれど、
どんな状況でもグラウンドに足を運び続けた自分にだけは、ありがとうと言いたいです。
そうさせてくれた周りの環境にも大感謝。

支えてくれた同級生たち


とにかく信じて背中を押し続けていただいた心優しい皆様には、頭が上がりません。

これからの競技人生は、全身全霊を捧げて結果で恩返ししていきたいです。

一度死んでるようなもんだし、もう何だってできる!

女子円盤投では日本人初の60m超えとのことですが、そびえ立つ世界の壁はまだまだ遠い所にあります。
微力ながら、ミジンコながら、日本の投擲界のレベル底上げに貢献出来たら幸いです。

これからも信じる人たちの力を借りながら、立ち止まる事なく、突き進んでいきます。


次こそは、陸上競技との出会い。について更新する予定です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

" 自分の背中は見えないのだから
恥ずかしがらずに人に尋ねるといい
心は誰にも見えないのだから
見えるものよりも大事にするといい "

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ななを。

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