ママだからこそできる「ながら時間」の活用術
「忙しい……」という言葉が口グセになるぐらいママたちは毎日を必死に駆け抜けています。
朝は目覚ましよりも子どもの泣き声で目を覚まし、昼は家事や仕事に追われ、夜になればようやく一息……かと思いきや、また翌日の準備が待っています。
「自分の時間が欲しい」と思うのは、全てのママに共通する切実な願いではないでしょうか。
でも、ちょっとだけ視点を変えると、時間は意外なところに転がっているものです。
忙しさから自分を解放する方法を知りたくないですか?
子育て中だからこそ身につく「ながら時間術」を活かせば、忙しさの中でも自分らしさを取り戻す余裕を生み出すことができるのです。
私自身、「ながら時間」を上手に使うようになってから、日々の満足度がぐっと上がりました。
特別なスキルや時間を作るために睡眠時間などを犠牲は必要ありません。
ただ、すでにやっていることにほんの少し自分が好きなことを組み合わせるだけ。
これだけで、日常が驚くほど楽しく、効率的になります。
ここでは、私が実際に試して効果を実感している「ながら時間」の活用方法をいくつか紹介したいと思います。
①通勤時間に好きなことをする:マンガでリセットするひととき
通勤時間は、忙しいママにとって貴重な「隙間時間」のひとつです。
ただし、この時間をなんとなく過ごしてしまうのはもったいない!
例えば、私は電車の中でスマホを取り出し、好きなマンガを読むようにしています。たとえ10分や15分でも、自分の大好きなキャラクターに会えたり、物語の世界に浸ったりすると、日々のストレスが不思議とリセットされるのです。
現実のタスクから一旦離れ、別の世界に心を遊ばせることで、自分の中にエネルギーが満ちていくのを感じます。
マンガに限らず、読書やポッドキャスト、動画視聴など、自分に合った「小さな楽しみ」を通勤時間に取り入れるだけで、ただの移動が「楽しいひととき」に変わります。
この小さな変化が、その後の一日の気分に与える影響は絶大です。
②料理をしながら動画や音楽を楽しむ:家事をエンタメタイムに!
次に、料理中の時間の使い方です。毎日欠かせない家事のひとつである料理ですが、「ああ、またご飯作らなきゃ」と思うこと、正直ありますよね。
でも、そんな時間も少し工夫をすれば「楽しい時間」に早変わりします。
私の場合、キッチンで好きな動画を流したり、お気に入りの音楽を聴いたりして、料理時間を自分だけのエンタメタイムにしています。
特に、料理しながらYouTubeの好きなチャンネルを観るのが最近のマイブームです。学んでいる講座のアーカイブを聴くこともありますし、エンタメ系の動画で笑いながら手を動かすこともあります。
また、音楽を聴くときは、その時の気分に合わせてプレイリストを変えています。元気を出したい朝にはアップテンポな曲を、ゆっくりしたい夜にはリラックス系のBGMを選ぶと、家事が単なる「作業」ではなく、心地よい時間になります。
こうして料理と娯楽を組み合わせることで、終わった後の達成感や充実感がまるで違います。
結果的に「面倒くさい」という気持ちが軽減され、自然と家事に向き合うモチベーションもアップするのです。
③子どもと一緒に家事をする:育児も家事も“遊び”に変える発想
最後に、家事そのものをし「ながら」子どもと一緒に行う方法です。
小さな子どもがいると、家事をしている最中に「ママ、遊んで!」と呼ばれること、よくありますよね。
そのたびに中断してイライラしてしまうこともあるかもしれません。でも、そんなときは発想を切り替えて、子どもと一緒に家事を“遊び”にしてしまうのです。
例えば、コロコロで部屋の掃除をするときに「ほこり退治ゲーム」をするのはいかがでしょうか?
子どもに「お部屋のほこりや髪の毛をやっつけるから見つけたら教えて!」と声をかけてみると、「ママここにあるよ!」と目を輝かせて手伝ってくれました。
また、洗濯物をたたむときには、靴下をペアにする「探しものゲーム」を一緒に楽しむこともできます。こうして家事と遊びを組み合わせれば、ママも子どももハッピーになれるのです。
もちろん、最初は手伝ってくれるどころか、逆に散らかしてしまったり、うまくいかないこともあるでしょう。
でも、それを含めて「楽しむ時間」と割り切れば、イライラすることも少なくなりますし、子どもとの絆も深まります。
何より、子どもが「家事って楽しいものなんだ」と感じることで、将来的に自立した大人に育つきっかけにもなるのです。
ながら時間で見つける“自分らしさ”
こうした「ながら時間術」を取り入れると、忙しい毎日の中にも少しずつ「自分らしさ」を取り戻す余裕が生まれます。
そして何より大切なのは、自分の好きなことを「時間がないから」と諦めずに、小さな隙間時間の中で楽しむという意識です。
それは、ただ目の前のタスクをこなすだけの生活から一歩抜け出し、「毎日がちょっと楽しい」に変わる第一歩になります。
ママだからこそ、限られた時間を上手に使う力があるのです。
その力を少しだけ自分のために使ってみませんか?
忙しさの中に潜む“小さな幸せ”を見つけることで、あなたの毎日はもっと軽やかで、もっと輝くものになるはずです。
あなたはどんな「ながら時間」がを作れそうですか?
《終わり》