入院30日目 祖母のはなし 自己免疫疾患と自己犠牲
10.16 sun.
母とは毎日
電話で話した
そんな中
祖母のことで初めて聞いた話があった
祖母は母が2歳の時に
結核になり
5年間入院していたとのこと
2歳の母と
母の弟である1歳の叔父は
それぞれ別々の親戚に預けられ
5年間過ごしたとのことだった
全然知らなかった
5年間も入院
5年間も我が子に会えない
触れることもできないなんて
昔は今のように
ビデオ通話もできないし
わたしは入院して1ヶ月でも
娘に会えなくて寂しいのに
祖母はどれだけの寂しさだっただろうか
結核だからきっと隔離で
面会もできなかっただろうし
どんな気持ちで5年間を
過ごしていたのだろう
小さな我が子の成長を
そばで見守りたかっただろうな
わたしなんてまだたった
1ヶ月なんだと思った
祖母が体験したことを
わたしも少し体験させてもらってるんだな
祖母は
5年間こどもを親戚に預け
嫌味を言われたりして
随分辛い思いをしたと
母に愚痴を言った事が
あったそう
この体験から健康の有り難みを
しみじみと実感して
ありとあらゆる事をして
時間をかけて
自分の身体を労り続けたら
後に無敵と思える程健康を
取り戻していったという
祖母は
庭にある畑で野菜を育てていた
一緒にたけのこを
掘りに行ったりしたのも思い出す
よくお餅をついて送ってくれた
冷蔵庫はいつもお漬物の香りがしていた
おばぁちゃんが作ってくれた
かぼちゃのお味噌汁大好きだったな
ちょっと天然ボケで
おっちょこちょいの
おばぁちゃん
可愛くて
大好きだった
祖父が咽頭癌になり
看取ったあと
祖母は
ギランバレー症候群になった
ギランバレー症候群は
クローン病と同じ
自己免疫疾患
自分の免疫が自分を攻撃する
祖母を見ていても
母を見ていても
自己犠牲が強い家系のような
気がする
2月22日に亡くなった祖母
2月2日生まれの母(数秘も22)
〝2〟
というのは
協力とバランスを表す
奉仕の心が強いひとが多い
がんばりすぎてしまう
自分さえ我慢すればいいと思う
他人に頼るのが苦手
これはわたしの課題でもある
祖父は
わたしたち孫や
母に対しては
とても優しかったのだけど
内弁慶で
祖母に対してはいつも
怒っていて厳しかった
それを見ていつも
かわいそうだなと思っていた
怒られていても
祖母は笑顔だったけれど
切なかった
祖父が亡くなる前に
祖母に土下座して
今までごめんなさいと
謝ったそう
それを聞いて
ほんとうに良かったと思った
だけど
長年怒られ続けて
祖母は自分を責めたり
もっとがんばらなきゃって
なっていたのかもしれない
母も奉仕の心が強く
がんばりすぎてしまうところがある
わたしも
それを引き継いでいるところがある
こよりちゃんが真似をしないように
わたしの代でおしまいにしないと
人はひとりでは生きていけない
まわりのひとに頼ったり
頼ってもらったりしながら
感謝を忘れずに
生きていきたいね
ふとした時に目にする
〝222〟
いつも守ってくれて
ありがとう
おばあちゃん
この頃よく見ていた
YouTube
とても分かりやすくて
セラピストとしても
とても勉強になった