【2020年】在宅勤務、ワーケーション......多様な働き方が可能な「Webライター」に未経験からなるには?
「海外が大好き!旅先で自由に働きたい」
「こどもが小さいうちは自宅で働きたい」
「本業とは別に自分の名前で仕事がしたい」
さまざまな理由から「ライター」になりたい人が増えています。わたしもその一人。現在4歳と0歳のこどもがいるため、自宅でできる仕事としてライターを目指しています。しかし、これまでライター業はもちろん編集業務の経験もない完全未経験者です。
わたしのように未経験からライターを目指すにはどうしたらいいのか?実際にライターをしている友人・知人に聞いてみたり、調べてみたりしたのでその方法を公開します!
未経験ライター志望のみなさん、この記事を参考にライターへの一歩を踏み出してみませんか?
ライターの仕事
ライターの仕事は「執筆」以外にもあります。
例をあげると、
1.企画出し
2.企画会議(考えた企画がここでボツになる可能性もあります)
3.情報収集
4.構成案作成
5.インタビュー
6.執筆
7.初稿提出
8.リライト(複数回リライトすることも多いです)
9.最終稿提出
10.記事公開!
想像以上に工数が多いと思われた人もいるのではないでしょうか?
もちろんこちらはあくまで一例で、企画は編集部が行うなど上記より工程が少ない場合もあれば、SNSを利用した記事の拡散までが業務となるなどより工程が多い場合もあります。
ライターの種類
ライターにはいくつかの種類があります。
1.商品の宣伝文句を考える「コピーライター」
2.社会問題や事件などを扱う「ルポライター」
3.ゲームのシナリオを考える「シナリオライター」
4.ファッション誌などに特化して執筆する「雑誌ライター」
5.Webに掲載する記事に特化して執筆する「Webライター」
ほかにも、ゴーストライター、セールスライター、テクニカルライター、コラムニストなどさまざまな種類があります。
ただ、その多くは専門知識が必要だったり、数年単位での実務経験が求められたりするため、未経験から目指すのは難しいです(※)。
一方で「Webライター」は近年のオウンドメディアの増加や紙媒体からWeb媒体からの移行を理由に需要が高まっており、未経験者でもチャレンジしやすくなっています。そのため、ここではWebライターをメインとしてお話しを進めます。
※ライター養成学校に入る、出版社や広告代理店に転職して少しずつステップアップするなど、時間はかかりますが目指す方法はいくつかあります。気になる人は「コピーライター 未経験」「ルポライター 未経験」などで調べてみてください。
ライターの働き方
ライターの働き方は主に3パターンあります。
1.組織に所属
2.フリーランス
3.副業フリーランス
組織に所属してライターとして働く場合は、通常の会社員と同様に職場に出勤し、基本的には定時内での勤務となります。
フリーランスとして働く場合は、自身の裁量で仕事を選べるため、好きな時間に好きな場所で仕事ができます。
働き方の自由度は会社員よりフリーランスの方が高いです。しかし、フリーランスは仕事の獲得のため営業活動が必要だったり、トラブルが発生した際にひとりで対処する必要があったりと、組織に所属して働く以上に責任感と自発性が求められます。
「自由度が高いのは憧れるけど、最初からフリーランスとして働くのはちょっと怖いな......」
と思う人には、副業フリーランス(※)がおすすめです!
現在の仕事を続けながら副業ライターとして働けば、福利厚生や一定の給与保障などの会社員の安定感は保ちつつ、フリーランスとしてライターのお仕事を経験できます。
副業から少しずつ始めてみて、「これならフリーランスでもやっていけそう!」と自信がついてからフリーランスへ転向する道もあります。
※副業を禁止している会社もありますので、仕事を始める前には必ず会社の規定の確認を行いましょう。
ライターに必要な資格・スキル
ライターとして働くために必要な資格は特にありません。しかし、わかりやすく人に伝えるための文章力やスキルアップのための情報収集力は必要です。
最近はプロのライターも積極的にSNSを活用して情報発信しています。ライティングの知識をはじめ、ライターとしての働き方や最新のセミナー情報などもゲットできますので、気になるライターのSNSは積極的にフォローしてみましょう!
複数のスキルがあると仕事の幅が広がる!
ライティング以外にも、「カメラ」や「英語」など、複数のスキルを掛け合わせることで仕事の幅が広がります。
わたしの周りのライターを例にあげると
1.「ライティング」×「フードコーディネーター」
⇒フードライターとしてブログ運営、Webコンテンツ作成
2.「ライティング」×「カメラ」
⇒撮影スキルを生かしてインタビュー記事や旅行記事を多数執筆
3.「ライティング」×「人材営業」
⇒人材営業で培った経験を活かして、経営者インタビューやコーポレートサイトを中心に執筆
上記のように、一見ライターとは関係のなさそうなスキルが役に立つことが多くあるようです。
なお、これからスキルを習得したいと考えている場合は、「カメラ」「SEO」「WordPress」を学ぶことをおすすめします。
1.カメラ⇒インタビュー記事や旅行記事の場合はライターが撮影を請け負うこともあるため、カメラに強いと受諾できる案件の幅が広がる。
2.SEO⇒Googleなど検索エンジンで検索した際、上位に表示させるテクニックのこと。検索結果が上位であればあるほど記事の閲覧数も増えるため、SEOの知識があるとライターとして重宝されることが多い。
3.WordPress⇒HPやブログが作成できるツールのこと。世界のWebサイトの約3割はWordPressを使っており、ライティングの案件でもWordPressでの入稿ができることを条件としたものも多い。そのため、知識があると受託できる案件の幅が広がる。
ライティングに自分の経験やスキルをかけあわすことで仕事の幅が広がることはもちろん、他のライターとの差別化をはかることもできます。
おすすめライタースクール
「ライティングを体系的に学びたいからスクールに通いたい」と思っている人もいるかと思います。スクールに通うと講師から直接アドバイスをもらえたり、同じようにライターを目指す仲間ができたり、スクールから求人の紹介があることも。
ここでは、おすすめのライティングスクールを3つご紹介します。
ライター志望者なら一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。現役で活躍中の著名な編集者、ライターからライティング技術を学べる人気のスクールです。
全4回の課題演習のほか、卒業制作では講師陣のサポートのもと企画から執筆、編集まで一連の流れを体験できます。卒業制作の記事制作がきっかけで、ライターとしての仕事を獲得する卒業生を多数輩出しているようです。
女性向けキャリアスクールが運営するライター養成コースです。こちらは、わたしが現在通っているスクールでもあります!
全6回のコースで企画、SEO、取材などのライティングに必要なテクニックをまんべんなく学べます。また、毎回課題があり、その度に講師から直接フィードバックをもらえます。
こちらのスクールのおすすめポイントは、ライターコース以外にも「マーケティングコース」、「WordPressコース」、「カメラコース」などのさまざまなコースがあり、同時並行で学べる点です。
マルチなスキルを持つライターとして活躍したい人に特におすすめのスクールです!
SHElikesでは毎週無料体験レッスンを行っています。レッスンでは、専任のプランナーによるキャリアカウンセリングも受けられますので、気になる方は一度参加してみてはいかがでしょうか?
3.udemy「Webライティングで稼げるようになる!ゼロから始めるライティング講座|在宅副業&脱サラを目指すコース」他
「スクールに通うのはお金がかかるのでちょっと......」と思う人におすすめなのがudemyです。スクールの10分の1程度の値段で、プロからライティングを学べます。
ただし、書いた文章の添削や、求人案内などのサービスはないため、ポートフォリオの作成や求人を探す際には自身で1から動く必要があります。
スクールに通わずに未経験からライターになるためには
「スクールは十数万円以上かかるので高額で通えない……」と思う人もいるかと思います。ここでは、スクールに通わずにライターの求人に応募する方法をご紹介します。
求人に応募する前に
ライターの就職活動の際には「ポートフォリオ」か「ブログ」の提出を必要とする求人が多いです。
未経験でもどちらかを用意しておくことで、企業への売り込みもスムーズになりますし、今後ライターとして活躍していきたいという本気度も伝わりやすくなります。
1.ポートフォリオをつくる
未経験でポートフォリオを作成する際は、応募したい企業が運営しているメディアに沿った作品をいくつか執筆してみるとよいでしょう。美容系のメディアなら美容関係の記事、子育て系のメディアなら子育て関係の記事などです。
最近はSEOの強さ、ユーザー数の多さを始め、企業とのコラボ企画が豊富で人気の記事は書籍化のチャンスがあったりすることからもnote(https://note.com/)を活用してポートフォリオを作成している方が多いようです。
2.ブログ運営
趣味でブログ運営をしている場合もアピールポイントになります。
ブログを運営するうえで閲覧数を計測したり、また、WordPressで記事を入稿したりする人も多いかと思います。これらのスキルはどれもライターとして重宝されるスキルですので、しっかり企業にアピールしていきましょう!
また、ブログがSNSなどで話題になると企業の目に留まることがあり、その企業が運営するメディアでの執筆の依頼が直接入ることもあるようです。
おすすめ求人媒体
ポートフォリオやブログが用意できたら求人に応募してみましょう!
ライターのおすすめ求人媒体をいくつかご紹介します。
1.WANTEDLY
https://www.wantedly.com
2.ランサーズ
https://www.lancers.jp/
3.クラウドワークス
https://crowdworks.jp/
4.サグーワークス
https://works.sagooo.com/
WANTEDLYはベンチャー企業などの比較的若い企業の案件を多く扱う求人サイトです。例えば、立ち上げ間もないオウンドメディアのライター募集の求人が多く掲載されています。
それ以外の3つはクラウドソーシングとなります。クラウドソーシングとは、インターネット上で企業が自社の業務を不特定多数の人に依頼するサービスです。必要なスキルを必要な時に気軽に依頼できるため、近年活用する企業が増えてきています。
「200文字以内でドラマの感想を書いてほしい」「100字程度で利用したことのある病院の口コミを書いてほしい」。このような字数が少なく取り組みやすい案件が多いため、はじめてライターの仕事を獲得したいときに活用するとよいでしょう。
なお、求人サイトでもクラウドソーシングでも、「未経験」で探すと案件が少なくなってしまいます。しかし、「経験年数1年(※)」の求人は未経験者も選考対象となる場合がありますので、ポートフォリオを用意して積極的に応募していきましょう!
※3年以上の経験を求める求人はマネージャーなどの責任者を求めている場合が多いです。そのため、未経験から応募する際には経験年数1年程度の求人を探してみましょう。
まとめ
未経験からWebライターになるまでのイメージは掴めましたか?
ライターの就職活動はポートフォリオを用意したりブログを運営したりする必要があるため、事務職などの一般的な職種の転職活動と比べて負担が大きいと思った人もいるかもしれません。
しかし、これまでの経験やスキルを活かして活躍できる仕事でもあります。わたしは以前金融機関で働いていた経験があるので、ライティングを通して「保険」や「投資」に関する知識を提供していきたいと思っています。
まずは、自分の得意な分野のポートフォリオを作成して、ライターへの一歩を踏み出してみましょう!
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※こちらの記事はSHElikesライターコースの課題をリライトしたものです。(リライト前はこちら)勉強の記録として投稿しています。
課題として提出したものですが、講師からFBを受けてリライトしている&きちんと調べて執筆しているので、未経験からライターを目指す方の参考となれば幸いです!
パンケーキ用に貯金します🥞