回顧
自由貿易や憲法等、現与党の政策に真っ向から対立する請願が採択される事は、いやそもそも一国民、一市民の願いが政治の場で話し合われることは先ずなく、請願という制度そのものが建前でしかない事は、共産党から常々言われていた。
請願書を、共産党以外の会派に見せた時、次のような反応だったという。
「あれ、RCEP賛成派になったの?」
請願の願意は脱退であるにも関わらず、そういった反応になるということは、大抵の議員は初めから一市民の声など聞きもしないということだ。説明したところで何が変わる訳でもないが、ではなぜ趣旨説明の場に立ったかと言うと、彼らに否応なしにこちらの話、ほとんど恨み節に近い話を無理やり聞かせられるからだ。高給取りの議員さん方が思いも及ばない貧困層が何を考えているのかを聞いて欲しかった。
原稿を作成する過程で、過激な発言を慎むようにと言われ、訂正を余儀なくされた。請願の説明になるから、私情は挟まないように書いたが、寧ろ共産党から、私情を織り交ぜて書くように言われた。あなたは専門家でもない一市民だし、協力をお願いする立場なのだから、と。
本当に言いたかったことは言えず終いだった。
その後、共産党は、自分に共産党に入らないかとまで言ってきた。共産党は無理でも、赤旗の記者に応募しないか、と。
もちろんそんな事はできない。党議拘束という鎖にかけられ、くだらない対立構造に当てはめられるのは御免だからだ。
やはり自分の意思を通す為には、他人の力など当てにしてはいけないのだと、骨身に染みて分かった。
『日本会議の研究』等の作者、菅野完は、かつて反自由貿易の文書による抗議を、表に出てこない腑抜けなどと揶揄したのを覚えてる。菅野氏は出来の悪い怪文書を例に挙げTwitter上に晒し、印象操作まで働いた。
それから、だいぶ月日は経ってしまったが、こうして公的な場に立って、堂々と話をした。逃げも隠れもしなかったぞ。
その他、当時デマ扱いした者、グローバリスト、党首に易々と扇動される、行動なき愚かな支持者たち。
今回、9ヶ月もの時間を投じてやった事は、彼らへの反駁でもある。
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