vol.5美人看護師の「きつい・汚い・危険」3Kワークの実態
みなさん、ごきげんよう。ななおです。
このブログでは、
\なんか人と違くて、気になる/
そんな自分らしく人生を楽しんで生きている人の秘訣(ヒミツ)を
インタビューを通して暴露していきます。
ゲスト紹介
今回のゲストさんは大学時代のサークルの後輩で、静岡の実家に一緒に遊びに行かせてもらったりと、お互い社会人となった今でも仲良くしてもらっている妹のような存在です。そんなゲストさん、実は数々の武勇伝を持つ鋼の女でもあります。インタビューでは知られざる看護業界の秘密に迫っていきます!
y(23)
静岡県出身/ENFJ(主人公型)
某女子大看護学部卒業。
国家試験合格後、主に消化器外科・泌尿器科・整形外科を診る看護師として働く新卒2年目。
ポジティブ・おおざっぱ・大胆な性格で絶賛「丁寧な女」めざし中!
ルーティン
Q.看護師の1日ってどんな感じなんですか?
A.シフト制で主に日勤と夜勤に分かれています。具体的なタイムスケジュールはこんな感じです。
命と隣り合わせ!戦場のような現場
①業務量の多さ
Q.タイムスケジュールを見ただけでも看護師の業務量が半端ないですね。
A.はい。日勤だと1人あたり約5-7人、夜勤になると約10人~13人をうけもちます。ナースコールが鳴りっぱなしで、対応したら必要時記録を残しますが、座って書いている余裕もないので、移動しながら立って記録していることがほとんどです。
また何か対応を間違えてしまうと、患者さんへ正しい治療を提供できなくなりますし、命にも関わって来ますから、責任重大です。ミスをしたら、自分の書いたインシデントレポートが全員に晒されるので、精神的にもきますね。(笑)
患者さんの中には、認知症でナースコールを何度も同じ内容で呼んだり、体重80キロを超えているような方も中にはいらっしゃるので、車いすに乗せるだけでも一苦労だったり、汚いものも当たり前に目にするのでそこも大変ではあります。もう慣れましたけどね(笑)
察しがいい患者さんは呼ぶのが申し訳ないと思うくらい看護師はせわしなく動いていると思います。一人一人に丁寧にお話を聞いたり、いいケアをしてあげるのは正直難しい環境ですね。
②人間関係
Q.先輩は厳しそうですが実際どうですか?
A.命がかかっているということもあり、かなり厳しいですし、ピリピリしている方も、もちろんいます。業務量も多いことに加え、ミスができない仕事ですし、多職種と連携していかなければならないため、どうしても余裕がなくなりますよね。言い方がキツくなったりしてしまうのも仕方がないことなのかなと思ってはいます。
『なんで?根拠は?』『それ以外ある?』『それさ、やるの難しい?』『ねぇ、勉強してる?』『何回目?』と、毎日なんかしら詰められております笑
自分にここまで怒ってくれるというか、真剣に向き合ってくれる人もなかなかいないと思うので、感謝の気持ちで乗り切っています!
Q.そんな環境の中で仕事してて、つらくないですか?
A.1年目は数えきれないくらい泣きました。我慢したくても涙がでてきてしまうくらい。業務内容も多くそのうえ分からなくて大変なのに、去年はコロナもあって病棟全体が大変で、先輩も過酷な業務をこなしつつ、新人へのフォローもしなければならない環境だったので、私たちもそうですが、先輩たちはもっと辛かったと思います。
「以後気を付けます」という言葉を何回言ったか分からないです。今もですが(笑)唯一共感できる同期と泣きながら一緒に切磋琢磨してきたので、2年目の今はもう何がきても立ち向かうことができるような気がします!!とても強くなりました(笑)
Q.人間関係うまくやる方法は?
A.私自身、人とのコミュニケーションは好きなので、そこまで大変ではありませんが、怖いな〜苦手だな〜という先輩にも積極的に話しかけるようにしてました。
後は、何か言われたときにまず謝って歯向かわないようにしていました。
頼まれたことを「はい!やります!」ということも結構大切ですね。
最近先輩に習ったのは、『仮面を被りなさい』って言葉ですね(笑)
内心イライラしていても、辛くても、それを見せないように、相手に伝わらないようにする方法を習得中です。
看護師に向いている人
Q.看護業界でやっていくための必要なスキルは?
A.
①切り替えの速さ
仕事とプライベートをちゃんと分けられないと引きずってしまうので、かなり辛いと思います。
②強いメンタル
患者さんや先輩から罵声を浴びせられることも少なからずありますね。。。
あと、大好きな患者さんの死を目前にすることもあります。その人らしい最期を迎えられるよう、また最大限安楽に過ごせるようケアや処置をします。看護師も辛くて涙が出そうですが、悲しむ家族のサポートをしながらになりますから、泣いてはいられません。
③マルチタスク能力(要領の良さ)
限られた時間で多くの業務をこなす必要があります。命が関わってくる現場において、優先順位を考えて行動する力は必須です。業務量が多い分、計画を立ててやり遂げたときの達成感は何にも代えられないやりがいになります。
④コミュニケーション能力
患者さん、先輩ナース、同期、医者、薬剤師、栄養士など多くの人と関わるためです。
看護師を目指したきっかけ
Q.なぜ看護師に?
A.もともと母が医療職だったので、手に職をつけなさいと言われていました。その中で看護師は女性1人でも生きていけるくらい高給とりなのが魅力でした。医療ドラマを見ながら、かっこよくも思っていた職業でしたね。
Q.実際看護師になってからGAPはありましたか?
A.ありますね。業務がキツすぎます(笑)
理由は、海外に比べて日本は分業がされてないんですよ。
例えば、おしりを拭いたり、食事介助をすることも海外では看護師ではなくその役割の人が別でやってますが、日本では看護師が全部やるので業務量がとても多くなります。日本の看護業界はそこが遅れているので課題ですね。
やりがい
Q.大変な環境の中でも続けてやってこれている理由は?
A.患者さんからの感謝の言葉と多くの業務をこなすやりがいですかね。
誰かのためになる・助けになれるということに喜びや嬉しさを感じる性格で、根は真面目で勉強も割と好きです。医療は年々変化し、薬も変われば治療方法も変わっていくから覚えることはたくさんあるので、勉強し続けることも飽きないです。いざ現場に入ると目の前のことで必死になりますけどね(笑)
自分の対応、接し方次第で患者さんも変わるんです。
挨拶を少し意識して変えるだけでも、たくさん話してくれたり、不安なことも教えてくれるようになります。「ありがとう」という言葉ももらえたりするとそれだけでもすごく嬉しいです。
これからの目標
Q.今後はどんな看護師になっていきたいですか?
A.根拠を理解したうえで、愛情を込めた看護ができる人になりたいです。
その域に達せられるのは多分20年くらいやらないと無理なんですけどね(笑)
実際に患者さんに接する時間と勉強する時間、どっちも確保してこそできるものだなと思うので、仕事中に勉強する時間が全然取れない分、休日に勉強しています。
まとめ
自分自身、病院とそこまで縁がなかったので、看護師がこんなにも苦労をされているとは想像ができなかったです。自分の命を削って人の命を救うそんな看護師の生き様はすごくかっこいい!人はこうやって支え合って生きているんだなと思いました。命と向き合う仕事だからこそ責任が重い部分はありますが、yさんの「誰かのために頑張れる」という心がすごく素敵で胸にしみました。努力家なyさん。これからも応援しています!!
夜勤前にも関わらず、
インタビューをさせてくれて本当にありがとうございました!!!
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