6月21日の邂逅(マガジン番外編・3)
※今回は『小池祐子のらくがきラジオ!』とはあまり関係のない記事なので、番外編として投稿します。
筆者「皆さん」
兵士「はい」
敵兵「ああ」
隊長「うむ」
筆者「きょう6月21日は、何の日でしょうか」
兵士「夏至ですね」
筆者「今年はね。それもありますが……」
敵兵「1940年、第二次世界大戦でフランスがドイツに降伏」
筆者「それもそうですが……」
隊長「1945年、太平洋戦争の沖縄戦で菊水十号作戦を開始」
筆者「……」
隊長(いかん、怒ってしまったか)「うむ、今日は何の日であったかな」
筆者「四年前の2017年6月21日、小池祐子さんの絵画作品「アヤメの宵」に出会った日です」
敵兵「わかるか、そんなの」
筆者「ごもっとも。しかし、『らくがきラジオ!』のリスナーとしてもナイフラのファンとしても、私にとっては原点となる記念の日なのです」
隊長「うむ、なるほどそうであったか」
筆者「この日の東京は、台風を思わせる荒れた天気でした。そんななか私は銀座のギャラリーへと足を運びまして、偶然「アヤメの宵」に出会ったのです」
敵兵「個展だったのか?」
筆者「いえ、グループ展でしたね。作品は他にも色々ありましたが……」
兵士「その作品のどこに魅かれたんですか」
筆者「描かれている人物の眼ですね。鋭い視線で、心の内まで見透かしているような強さを感じました」
隊長「うむ、しかしそれだけ魅力を感じながらも、購入の決心をするのは大変だったであろう」
筆者「実は小池さんの作品に、他にも魅力的なものがあったんです。随分と迷ったのですが、最終的に「アヤメの宵」を迎え入れることにしました」
敵兵「それを購入して、後日届いて」
筆者「部屋に飾ってあります。地位や名誉のない所有者で申し訳ないのですが、いつも作品を観られることに感謝しています」
隊長「うむ、ということは小池氏のことを絵で知ったのか」
筆者「ええ、ザ・ナイトフライヤーとしての活動は後から知りました」
兵士「そう考えると、本当に今日はファンとしての原点となる日ですね」
筆者「はい、小池さんの作品に出会えたことに感謝しています」