小さな学び:広告について
今日は、昨年12月に私が自分の目で見て体感した、広告についての出来事を書いてみようと思います。
12月、と言ってもまだ年が明けてすぐなので、1ヶ月ほど前の話。私は友人と渋谷の地下を歩いていました。地下鉄の乗り口が交差する渋谷駅は、多くの人で溢れています。
マーケティングを学び始めてもうすぐ1年になる私は、街の風景や、人の持ち物、会話など…目や耳で多くの情報を追い掛けるようになりました。
そして季節柄、クリスマスをイメージした該当広告、また、ご時世なのか、宅配サービスの広告…人が出歩くということは、それだけ目にする人が多い。緊急事態宣言下よりも広告の掲載も少し活気づいているように見えました。当たり前といえば当たり前かもしれないですが、街が元通りになるというのは、安心する要素も多いような気がします。
少し話が逸れたので、戻します。
正直、私はここ最近まで「この広告、何のためにあるんだろう?」と思ってしまうタイプでした。
駅の中に広告があるとします。
例えば、こんな風に。
今回サムネにも使ったCHANELの広告です。12月、渋谷の地下にはかなり長い距離、大きな規模でCHANELの広告が掲載されていました。壁一面の静止画と、デジタルサイネージを使った動画を組み合わせたような広告でした。
私はかなり前から疑問がありました。
はたしてこの広告を見て、この香水を買う人がいるのか?ということ。広告を見て、商品の購入に繋がるのかということ。
香水や香り物を好んで買ったり、買う時のアクションとしてTwitter等で調べることを選択する私としては、こういった広告を見るよりも圧倒的にクチコミの方が購買意欲を刺激します。
ただ、この広告を見た人にとって、商品が気になり店頭に足を運び香りを体験して気に入れば購入する……これはイメージできるので、確かに意味はある……と思ったり。
隣を歩いている友人に、何気なく聞いてみました。
「ねえ、このシャネルの広告、なんでこんなにいっぱい出てるんだと思う?」
「んー、確かにクリスマスってコスメ系多いよね」
あんな広告が出てる、こんな広告があった、あれ見たこれ見たなどと話し、それから
「…こんな風に、歩く人の話すネタになることが目的なんじゃない?」
と、呟いた。
なるほど。実際自分が通行人として体験したことを言葉にして話せて、すごくすっきりしました。
「これ気になってて」
「最近CMでやってるよね」
「あ、あれ知ってる?」
等、広告で話のタネを巻いて、接触ポイントを増やしていく。
毎日無限に自分の体に情報が入ってくる現代では、小さな接触の積み重ねがとても大事。その事を体感した日になりました。
(友人は広告関係で仕事をしている訳では無いので、本当はこういうこと、私が気付かなきゃいけない、話せなきゃいけない立場なんですけど……)
これからは、広告に触れる時は意図まで考えること。
また、自分が出すクリエイティブやアウトプットにも必ず理由を持たせること!
以上、駆け出しマーケターの学びでした🌱
※この数週間後、シャネルの香水を誕生日プレゼントでいただいて、憧れのシャネルデビューしました!嬉!