【編集・ライター講座 プロローグ】生活者として素敵と感じたポイントを入れ込む◎
編集プロダクションとして、新人の編集・ライターさんと話すと「コツってありますか?」とよく聞かれるのですが、確かにコツはあります。そこで、この道に入った方の近道となるよう、編集・ライター講座を開催〜😍
まずはプロローグとして、新人ライターさんに毎回言っていることを。ライターの仕事には、「元になる原稿を書くのみ」の案件と、「辿り着いた原稿を納品する」という案件の2タイプがあるなあ、と思います。「辿り着いた原稿を納品する」というタイプを取ってきたほうが儲かるし仕事が広がるかな、と思うのですが、ちょっと難しいのでコツを公開。
原稿を書く目的は、ユーザーに行動を起こさせること
行動とは、製品を購入する、その場所へ行ってみるなどです。そのためには、まずユーザーを説得します。説得されれば心が動き、行動につながります。
導入で「これ気になってた!」と思わせると読みはじめてくれて、「知らなかったこと、新たに気づくことが書いてある!」と思わせると最後まで読んでくれます。
ポイントは、「気持ち」「実用性」の両方を入れること。資料などがあったとしても、文が硬くて魅力的でないことも多いですよね。そこで、人に勧めるとしたらどう話すか、ブツブツ話してみたり(アヤシイんでこっそり)、家族や友達に実際にお勧めトークをしてみると早いです。
例:シャンプーの紹介
まず、人に勧めるつもりで話してみます。資料などを読んだ際、生活者としての自分がリアルにいいと思ったことをしっかり入れること。舌がなめらかになると、例えや生活シーンを用いた、想像力を働かせた言い回しが飛び出すことも。
「このシャンプー、めっちゃいい匂いだし、しっかり残るよ。いい匂いがするマンガのキラキラ主人公みたいな感じ。ツヤが出るから、毛先がパサパサになってるの、目立たなくなるよ」
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これを製品特性と照らし合わせて…
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<原稿にした例>
精油100%の調香で、シャンプータイムが至福のひとときに。翌日もふわっと香る髪が続き、ヒロイン気分で過ごせそう。カラーリングやヘアアイロンの熱ダメージなどにより傷んだ髪も、ハチミツ由来の潤い成分でツヤツヤに仕上がります。
1センテンスに「タイム」と「ひととき」が意味かぶり、しかも「で」が多くスミマセン〜。雑誌、流行を切り取るwebなどの場合、今感を入れる必要があるので、「おこもりライフ」などのキーワードを入れましょう✊
では、プロローグはこれにて終了です〜。また次回をお楽しみに✋