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トンチキ世界

最近イナズマイレブンを見始めました。

リアルタイムで追っていたのは3期の世界編からなので、1期は初めて見ます。ぶっ飛んだ設定が今でも語り草になっていますが、ストーリーは結構まともなスポ根をやっていたんですよね。知ってたけどなんか忘れてた。2期とかになるとちょっとわからないのですが、今のところ円堂君をはじめとするキャラクターたちが気持ち良いのでストレスフリーで見ることができて助かっています。


なにかのコンテンツに対して「このコンテンツに似ている!」というのは、失礼なのかもしれませんが、この「トンチキ世界観で結構まともにスポ根やっている」というのは、個人的にガールズアンドパンツァーを連想しました。

「戦車で試合をする日本の伝統芸能がある」「戦車は乙女のたしなみ」という設定は明らかにイカれていますが、ストーリーは「強豪校から来た生徒が弱小校を率いて優勝を目指す」という至極まともなスポ根ものです。いや、ほんと。

あと、個人的に二つのコンテンツは基本キャラが気持ちいいのが似ているな、と。イナズマイレブンの方は明確に悪役がいるので一筋縄ではありませんが、そんな癖のあるキャラたちと円堂君をはじめとする雷門中のメンバーが交流を深めていくのも、凄く楽しいポイントです。


ふと、もし「ガールズアンドパンツァー」が「ボーイズアンドパンツァー」だったらどうなっていたんだろうと思いました。
あくまでも私が思っていることですが「国民的コンテンツは少年向けから生まれる」と考えていて、その理由として少年向けは男性も女性も見るからです(女性向けコンテンツ男性は見ないし、女キャラ比率の多いコンテンツに女性は手を伸ばす女性はゆうてそこまで多くない)。ガルパンは勿論素晴らしいし、大人気のコンテンツですが、男女のキャラ比率が違ったら、もっと凄いことになっていたのかな、と(雰囲気の似ているイナズマイレブンは最近のやらかしこそありますが、男女年齢問わず愛されていると感じます)。

ただ、やっぱり少年が戦車に乗る、となると急に哀愁漂うような感じがしますね。何というか、既に成人男性が皆死んで少年たちが戦場に駆り出されているような……。そう思った時に「女子高生を主役にするのって、男性をターゲットにする以外の理由もちゃんとあったんだな」と物凄く感心しました。……そうだよね?

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