センター試験

1990年は、初の大学入試センター試験が実施された年でもありました。

かつての国公立大学共通第1次学力試験が大学共通第1次学力試験と改められ、さらに改称され大学入試センター試験となりました。

2020年の試験をもって廃止され、これに代わって2021年1月より大学入学共通テストが実施されたことは記憶に新しいのではないでしょうか。

センター試験当日は、試験会場となる大学の入り口付近で高校や予備校の教職員が学生を出迎え、ときには飴玉やキットカット（きっと勝つとの験担ぎ）等を配って激励する姿を多く目にしました。

電子掲示板（2ちゃんねる）に英語と国語の出題内容を示唆する書き込みがなされる。
模範解答が産経新聞電子版に、発表解禁前に約30分に渡って掲載された。
問題作成を担当している委員の所有していたパソコンとUSBメモリが盗難に遭い、一部の問題を差し替えることを発表して謝罪した。
問題冊子の配布がされなかった。
足の不自由な生徒が、案内された待機教室に放置された。
リスニング試験中にカラオケ音が混じって流れる等々…
センター試験では、毎年のように様々なトラブルが発生し、そのたびにマスコミが騒ぎ立てるという流れもある種の風物詩でもありました。