もっとお手軽に山を持てたらいいな
山を所有する方法の選択肢を増やせたらいいなと思う。
山を持っていると毎年税金がかかるし、山の管理もしないといけない。でも一番心配(リスク)なのは、自分が死んだときにこの山を子孫に残さなきゃいけないということだ。
自分は山の場所もわかるし、山仕事もそこそこできる、だけど都会に出た息子・娘は山のことはさっぱり。収益が出せる山ならいいが、そんなことはなく負担を増やすだけになってしまう。
そういう思いなのかは分からないが、ここ数年は土地ごと山を買ってくれないかという依頼が多い。
またキャンプブームもあってキャンプ用に山を購入したという人の話をよく聞くようになった。
需要がある資産ならば次のオーナーも見つけやすく、処分もしやすいだろうが、山はそんなことはない。誰も買いたがらない。一時の流行で購入したはいいがその後一生背負わないといけないかもしれない。下手すれば子供や家族にも負担をかける可能性もある。
ただ一時の流行なのかもしれないが、需要があった時に自由に使えないのは不便だし、なんだかもったいない。新しい山の活用法が見つかるかもしれない可能性を法の理屈でつぶしている。
もっとローリスクで山の権利を所有できる方法はないものか。
一方で、この間発見したのだが、山のレンタルサービスがスタートしていた。これは山を自由に使うハードルを大きく下げてくれる画期的なサービスだと思う。これから全国各地でこの動きが広まっていきそうだ。
山の所有する方法もこのレンタルのように登記以外に権利を示すことが出来る方法があればいいと思う。
たとえば登記上の所有者は地元の森林管理業者で、各所有者に当たる人はその権利を購入して取得する方法だ。イメージとしては株式会社の株券を買うような感じだ。実際の山の管理は管理業者が行う。所有者はその山の管理方針に意見を反映できる権利が持てる。運用益があれば配当も得られるようにもできるだろう。処分したければ権利だけ譲渡すればよく、物が残るわけでもないので、譲渡先がなく相続したとしても子供に大きな負担にはならない。
とまあここら辺の専門家でもない人間がべらべら述べてきたが、こんな風に山を持つハードルを下げられれば、もっと山にかかわる人たちも増やせていいのではないかと思う。
そして我々は、細かい所有形態の山の管理の煩わしさから逃れることができるのだ!!
森林の信用信託の動きが出てきているみないなので、このような話もこれから出てくるかもしれません。