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パチンコ店の延長営業を計算し考察する

みなさんこんにちは。
ジャグラー専業のなななです。

早くも一年の終りを迎え、パチンコ・パチスロファンのお祭り、「三重県オールナイト営業」がやってきますね!

三重県オールナイト営業ほど派手ではないですが、京都や札幌など、条例で特別に認められた延長営業というものが他にも存在します。

「延長営業は設定が入らない」とか「延長営業は勝てない」というのは簡単で、店舗全体で見るとその通りです。
しかし、パチスロ生活者であるわたしは、「実際どれくらい勝てないのだろうか?」「本当に狙えないのだろうか?」に興味が湧きました。

今回はみんレポで延長営業の日に強い特定日が重なる京都の店舗を見つけたので、実際にどうなるか計算した結果を書いていきます。

そして最後に予想と結果も書いていきます。

では見ていきましょう。


延長営業で普段通り頑張ったら出玉率はどれだけ下がるのか?

何にもない日の延長営業では比較も難しいし、この記事をご覧になる方は平常営業のデータなど興味ないと思うので、今回のサンプルは延長営業日と特定日が重なる店舗を用意しました。

「普段通り頑張る」というと、いつものように設定を打つことを我々客側は考えがちですが、お店からすると「普段通り頑張る」というのは「普段と同じ差枚数を出す」ということです。

ですので、先月客側が+100,000枚であれば、延長営業した上で+100,000枚として計算していきます。
延長した分だけ薄めたらどうなるの?っていう単純計算ですね。

京都某店の月一特定日、2時間延長営業の場合

では京都某店のデータを見ていきます。
先月のみんレポのデータは以下のとおりです。

  • 183台

  • 総差枚+119,750枚

  • 平均6,807回転

  • 平均差枚+654枚

  • 平均出玉率103.58%

普段の営業時間は10:00~22:45のようなのでここでは12.7時間とします。
延長営業日は営業時間が2時間伸びるので14.7時間とします。

まず平均差枚数がどう変化するか見ていきます。

普段の営業時間 ÷ 延長営業時間 × 総差枚 ÷ 台数 = 延長営業時の平均差枚数
12.7 ÷ 14.7 × 119750 ÷ 183 = 565.34(枚)

次に出玉率を算出するために平均回転数の変化を見ましょう。

延長営業時間 ÷ 普段の営業時間 × 平均回転数 = 延長営業時の平均回転数
14.7 ÷ 12.7 × 6807 = 7878.96(回転)

最後に出玉率を計算していきます。
((回転数×3) + 差枚数) ÷ (回転数×3) × 100 = 出玉率
24202 ÷ 23637 × 100 =102.39(%)

計算結果

2時間の延長営業で先月と同じ総差枚数にした場合、以下のような結果が得られました。

  • 1台あたり約89枚出玉が減る(654枚→565枚)

  • 1台あたり約1.19%出玉率が低下する(103.58%→102.39%)

個人的には思ったよりも大きな結果となりました。
仮にお店が頑張ってくれたとしても、平均的に見れば勝ちづらくなるのは否めないでしょう。

これはこれで面白いデータですが、あくまで単純計算でしかありません。
この店舗についてもう少し考えてみて、実際に予想してみましょう。

考察

ここまでは「営業時間が2時間伸びたらいつもと比べてどうなるの?」という疑問が生まれ実際に計算してみましたが、ここからは実際にお店がどうなるか考察していきます。

これまで計算してきたことは、全て総差枚数ありきの話です。
実際の稼働に活かすのであれば、総差枚数を予想することがとても大事になります。

年末の延長営業という書き入れ時の特殊な状況は、いくら月一特定日とはいえ、普段どおり頑張る可能性は低いはずです。

みんレポで過去データを見ていくと、この月一特定日は今年に入って急に力が入り始めたことがわかります。
つまり昨年のデータは使えませんが、明らかに力が入っている月一特定日をマイナス差枚で終わらせるとは思えません。

そこで、「今年一番頑張ってなかった月一特定日」を基準にしてみます。

  • 183台

  • 総差枚+49,938枚

  • 平均5,193回転

  • 平均差枚+273枚

  • 平均出玉率101.75%

延長営業による電気代などのコスト増加や、深夜割増が入る人件費なども考えると、35,000枚~45,000枚の間で収まるのではないかと予想しました。

仮に総差枚+40,000枚、平均5,000回転としてみると、平均差枚は約+219枚、平均出玉率は101.46%となります。

そこに2時間の延長営業を加味するとどうなるか。

  • 1台あたり約30枚出玉が減る(219枚→189枚)

  • 1台あたり約0.37%出玉率が低下する(101.46%→101.09%)

マイジャグラーの設定3がチェリー狙いで101.19%なので近いです。
あまり打ちに行きたくなる数字ではなくなりましたね。

でも、もう少し考えてみましょう。

ジャグラーの設定投入予想

もしも総差枚数が35,000枚~45,000枚だろうという読みが当たっているのであれば、打ちに行く気がなくなるデータとなりました。

でも一年かけて大事に育ててきた月一特定日です。
高設定を使っている事はわかってもらわなければいけません。

どうなるでしょうか?
わたしは設定投入はメリハリ傾向になると予想します。

アイムジャグラーで言えば、設定2が減って設定1が増え、設定3や設定4でなく設定5を使う形でしょう。
設定6を使うかは店舗のやり方次第なのでなんとも言えないところです。

設定投入傾向的には特定の場所に寄ってる傾向は見られず、オーソドックスな上げ狙いを主軸に戦えそうに見えます。

店舗全体としては一般客に人気のメイン機種である北斗とジャグラーが厚めと予想。
この2機種は比較的データカウンターから高設定がわかりやすい機種でもありアピール力もあります。

島図を見ると、メインの出入り口からジャグラーコーナーに行ったときに最初に目に入る場所にジャグラーガールズがあるようです。
更にトイレも近いようですから、トイレついでに少し覗きに来たようなお客さんには良いアピールとなるでしょう。
特定日にはしっかり高設定が使われていることも確認しました。

そこで、ジャグラーガールズに本命台、マイジャグラーとウルトラミラクルジャグラーに対抗台を用意しました。

結果

  • 183台

  • 総差枚+41,462枚

  • 平均6,249回転

  • 平均差枚+227枚

  • 平均出玉率101.21%

ジャグラーガールズ(本命台)


ウルトラミラクルジャグラー(対抗台)


マイジャグラーV(対抗台)

いずれもプラス差枚で特にガールズとウルミラは良さげな感じがしますね。
ガールズは全台平均104%で合算1/103の4,000枚クラスあり。すごいなあ。

アイムジャグラーも設定5か設定6と思われる台が多数と、やはりジャグラーはメリハリで厚めといったイメージでした。

まとめ

延長営業で普段と同じ差枚数を出すと実際どれくらい出玉率が低下するのか計算しました。
総差枚数に依存しますが、思ったよりちゃんと下がるなという感想でした。

しかし、だからといって勝てないわけではなく、今回のようにお店の特定日や強い取材などと被るのであれば、このように試行錯誤して正解に近づくことも可能です。

大事なのは予想して結果とのズレを修正していくことです

もしも勝ちに繋がる考え方の参考になったのであれば幸いです。

今後も暇を見て書いていくので是非フォローしてください。
Xにも稼働メモやぼやき程度ですが普段の稼働のことが書いてあります。
基本的フォロー返すのでぜひ!質問も遠慮なくどうぞ。

おまけ
三重オールナイトで138台設置の38時間営業店舗で計算したら1台平均-152枚(-3.2%)でした。3.2%はえぐい。



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