勝手に1日1推し 223日目 番外「ファンミーティングについて:後編」
番外「ファンミーティングについて:後編」
はじめに
こちらは「ファンミーティング」というものに初めて参加した私が、ファンミの備忘録(詳しい内容ではありません)として、と同時に、めちゃくちゃ楽しいやん、ファンミ!!推し活、楽しいやん!!もし好きなアイドルや俳優さんがファンミを開催したら、絶対行った方がいい!って思って、推し活(ファンミ)を推す!と勝手に鼻息荒く意気込んだ無鉄砲な殴り書きとなっております。
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前編(ファンミ当日)に続き、待望の(←虚言)後編(前日譚)です。
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ファンミ当日より、遡ること1か月。いよいよ、ファンミのチケット発券の期日が訪れました。
まあ、ぶっちゃけ発券前にも、ファンクラブに入るかどうしようか躊躇したり、実際入会したらしたでチケットが抽選で当たるか当たらないか分からなかったり、と、迷いやら葛藤やら不安やらすったもんだがあった訳ですよ。そんな数々の試練を乗り越え(?)いざ、チケット発券ってなったらなったで、その瞬間、現実を受け止めきれませんでした。
待ち合わせの前に急ぎで発券しお財布にしまおうと思ったら・・・え?!ってなって、2度見、否、100度見くらいしちゃって、茫然。ビギナーズラックかいな?とんでもない神席番号が記されているではありませんか!ほんと、冗談抜きに意識を失った。現実を受け止めきれませんでした。
そこからは、どうしようどうしようしかなくて途方に暮れました。「ちょっとご本人を見れたらいいや」くらいな感覚で応募したから、なんか、そんなんじゃないじゃんってなって・・・。嬉しいんだけど困るみたいな感じで、ぐるぐるぐるぐる1周回って思考停止状態で・・・。
ぴかぴか症候群中のぴかぴか代表と言える推し様の視界に入るなんておこがまし過ぎて滅相もなかったし、ズタボロの自分的にも無理死ぬってなって、考えることを放棄して数日。
でも、やっぱり違うなって、他のファンの方々のことを考えたら私の態度や考え方って失礼だなって思って、頑張って自分を奮い立たせました!お金を払ってるんだし、相手はプロなんだぞ、って(?)。こうなったら一生の思い出にするぞ、って。
万が一にも推しの視界に入る恐れがある訳ですから、不快感を与えてはならぬ!最低限見られる程度には、否、結果はどうあれ自分史上最高の状態で挑まねばってなって、そこからは一念発起し、半年切ってない髪を何とかするため、美容院予約!長く通っている美容院だったので美容師さんと相談して納得しての仕上がり、よし、満足!のち、大事故!!!!
うそだろ、本気でやばい、髪がない。そうショートは髪がない。スタイリングが大変なんだった・・・。泣いた。全私が泣きましたよ。
翌日から見慣れぬマイルックに悪戦苦闘、朝の時間は倍使う。
ここへきて、ファンミの参加を諦めかけました。
なんとか周りの人達のあたたかい励ましにより、気分を盛り返したのですが、また重大な事実に気が付きました。
髪以前に、やっぱ顔!!
実は職場にことごとく自信を失わせるエレベーターがあるんですよ。こんな凶悪なエレベーターある?ってくらい、マジで包み隠さず何もかもを映し出す残酷なライティングしてる悪魔の箱があるの。
扉が開くと真正面に姿見の大きい鏡がどどーんと貼ってあってさあ、ほんと、もともと低い肯定感を根こそぎ奪ってく真実の鏡がギラギラの照明の中輝いているんだよお。全てを白日の下にさらす気満々で邪悪に光ってるんだよお。夕方とか乗ると、死人が乗ってるよ、いや、私か、って何度思ったことか。
人を絶望させようと虎視眈々と狙っているとしか思えないこの悪の権化と化したエレベーターのおかげで自分の顔のヤバさを再認識させられるいう(髪型含む)、厳しい現実と再び向き合わなければならないという試練に再び立ち向かうことになったのよ。
正直今まで自分の顔にそこまで興味なかったから、ドラコスで適当にメイクしてたんだけど、久しぶりによくよ~く自分の顔を見てみたら、こんなにホクロあったっけ?ってなった。もう、全部が最悪でびっくりした。よくこの顔さらして平気で街を歩いてたな、って思って、ぐるぐる考えすぎて1周回って思考停止したね、またね。人ってパニックになると全てを放棄するようにできているんですね~。生存本能。
でもまあ、再び何とか意識取り戻してからは、友達に相談したりなんだりで、ファンデーションを買う!(←使ってないのかよ)を目標に百貨店に出向きましたよ。100%勇気!もう頑張るしかないさ。
でも、まぁ、怖いよね、化粧品売り場って。きらっきらでさあ、BAさんお綺麗でさあ。結局、さんざん練り歩きまくった癖に「私はこの階に買い物しに来た訳ではありません」面して颯爽と地下へ下るエスカレーターに足を延ばしました。
しかーし、そこで運命の出会いが!地下フロアで自然派メーカーの店員さんが友達に似ていたことにより、なんとか無事、ファンデーションを購入することができたんですよ!
いやあ、良かった良かった、めでたしめでたし。
しかも「お綺麗ですよ」とか「自信もって下さい」とか一生分褒めてもらって、更には、メイク方法とか色々教えてくれて、サンプルもたくさんくれて、とっても嬉しかったです。
実際、タッチアップ(?)してもらったら、気分がめっちゃ上がったんですよ。メイクって凄いなあって、今まで全然興味なかったけれど楽しいなって思いました。メイクが様々な創作活動に取り上げられる理由が分かりました!
それからは、早起きしてメイクしてスタイリングしてって練習しまくりです。職場の悪魔の箱に足を踏み入れる際は、目をつぶることも忘れませんでしたよ!
あとは、服装・・・
もうファンミ当日まで残すところ5日とかになっててね、当然またどうしよってなったわけ。髪型変えるとさ、それまでの服装が似合わなくなったりするでしょ?それ!それになってて、いつもTシャツにパンツなんだけど、それじゃあカジュアルになり過ぎるんだよなーってなって。
急いで古着屋さん(なんで?とは言わないで、好きなの)はチェックしたんだけど、時、既に秋。30度超えでも秋ゆえに、スエードのベストとかニットとか秋冬物にモードチェンジ済みだったのよお。可愛かったけど暑過ぎて無理。サウナスース着てんのかよってくらい汗噴き出すじゃん。
慌てて手持ちからのチョイスに変更しました。もともとファッションは好きだったから服自体はいろいろあったの。だから秋っぽいブラウスとスカートを選んでみました。結局ガーリーな服を選ぶなんて、乙女だな私って幽体離脱した私が全力でツッコミ入れましたわ。
んでんで、クリーニング屋さんに駆け込んで何とか期日までに仕上げてもらうことにも成功!完璧!ありがとー、おばちゃん!
ネイルもねえ、白、茶、緑、ピンクベージュ4本購入しましたよ。で、何色を選んだと思いますぅ?はい、ピンクベージュです!!結局、乙女チョイスだ、どうだ!怖いか?
しかも1週間くらい前からはチョコとかお菓子、食べなかったのよ。お腹が空いたら野菜ジュースとか飲んでたの、この私が!!ストイックにもほどがある!
ということで、ファンミ当日までに何とか自分のメンタルとルックを整えることができ、自分を幾度も奮い立たせ、参加する運びとなりました。
当日は、なななんんと!ヘアメイクに1時間もかけました!これは生きてきて最長の手間のかけよう。でもどんどん盛れていく(自分調べ)様は嬉しいものですね!
正直、ほんと、誰も私なんか見てないよ、なんだけど、そうじゃないんだよ。自分自身の気分をあげるために、自信を持つために美しくありたいってことなんだよなって、今回のことで学びました。それから清潔感も重要っしょ?ってことで、ボディミストも持参しました。人様が不快に感じないよう、身なり言動ともにわきまえた人間を目指しております。
はああ、こんなに頑張ったの、本当に久しぶりでした。てか、初めてか。それこそ最初で最後かもしれないので長々と記録しちゃったのよ、ユルシテ。我ながら抜かりなかったんだもん、凄くない?ってなってます。
そしてこんなに自分に向き合ったのなんて、何年ぶりよってなりました。思い返すと、ファンミまでの1か月間、本当に楽しかったあ。普段と違う行動をとるって、新鮮でどきどきして、ほんっとに楽しいです!!
今となっては、ファンミに当選して本当に良かったなって思います。自分に目を向けるいい機会をもらえて本当にありがたかったなって思っています。
ファンミの効能は、ファンミそのものだけで得られるものではありませんでした。
きっと私のように身支度を整えるってことだけではなくて、お手紙を書くとかプレゼントを選ぶとか、うちわを作るとかお花を贈るとか、ファンミ参加にあたり人それぞれ力を入れるところが色々あると思うんだけど、それらは全部「こんな自分、よくない?」っていう自己肯定に繋がってると思うんだよなあ。いいなあって思います。
結論、性別・年齢・国籍・ルックス問わず、自分のために行くんです、ファンミに!
結論、ファンミ最高!ってことが言いたいんです!
ファンミには、人生をファンミ前、ファンミ後に分かつほどの威力があると思います!!
新しい気持ちを教えてくれる、新しい自分に出会える、ファンミ様、推し様に日々感謝しながら、生きていゆきます。
ファンミ後はもう余生だぜ、とかって思っていたけれど、全然余生じゃなかったよ。まだまだ推しを見守らねばならぬので、生きます。
はぁぁぁ、どんなにイライラしてもファンミを思い出したら許せる~。幸せが訪れる~。ありがとうしかない。嫌なことがあっても「は?こちとらファンミ行ってるから、らりほ~」ってなれる。これ、1年はいけるな。狂気!いやいや、純愛だよ。
だからもう、何度だって言うけれど、もし好きなアイドルや俳優さんがファンミを開催したら、絶対に行って下さい!
約束ですよ!
ということで、推します。