新卒でカフェ起業した男の次なる挑戦ーーコミュニティマネージャーとしてつくりたい場所
nana musicで働く社員の素顔に迫る「nanaな人々」。今回登場するのは2018年10月に入社したばかりのコミュニティマネージャー平岩です!
カフェの経営やECサイトの立ち上げ、ライティングなど、幅広い仕事を経験してきた彼がなぜnana musicを選んだのか?じっくり掘り下げていきます!
“新卒カード”を捨て、友人とカフェを立ち上げ
ーー平岩さんは大学を卒業してからすぐ起業したんですよね。ぜひキャリアの始まりから教えてください!
同じシェアハウスに住んでいたデンマーク人の友人に誘われ、大学を卒業した後、2人でカフェを開業しました。学生時代から留学生の友達も多く、あまり新卒で会社に入ることにこだわりがなかったんです。
ーー新卒にこだわらないとはいえ、いきなり起業するのは相当勇気が必要ですね…。
僕の母親が紅茶屋さんを営んでいて、幼い頃から店で人と人が仲良くなっていく様子をみるのが好きだったんです。学生時代にはカフェ巡りにめっちゃハマり、よく行くお店のオーナーに生意気にアドバイスしてたこともあって…(笑)
なので、友人に誘われて、すぐ「やってみたい!」って思えたんです。
(コーヒーを入れる様子を再現してくれる平岩)
ーー実際に起業にチャレンジしてみていかがでした?
日々充実していましたし、今でも大切な思い出です。ただ、あまり利益にこだわってこなかった分、ビジネスとして成り立たせるのに苦労しました。
しかし、今後のキャリアを考えると、一度はちゃんと会社で働き、商売を学んだ方が良いのではと思い、知り合いの会社にお世話になる事を決めました。
ーーずっと自分でビジネスをやってきて、急に会社員になることに対して抵抗はなかったんですか?
その知り合いの方が、カフェでの実績を評価して誘ってくれたこともあり、とくに抵抗はありませんでした。
入社してからは、農業機材のEC事業の立ち上げを担当しました。農業機材の知識はありませんでしたが、ゼロから何かを作り上げるのは好きでしたし、上司もとても尊敬できる人で、楽しかったですね。
ーー良い環境だったんですね!でも、なぜそこから転職を?
ECから自動車メディアの事業に異動し、しばらくライティングの仕事を担当したのですが、どうしても車に強く興味が持てなくて…。
また、同じ部署で働く人たちも淡々ときっちり仕事をこなすタイプで、仕事をワクワク楽しみながらしたい自分とは少し違うと感じました。それで、別の環境を探そうかなと思い始めたんです。
情熱溢れる社員との出会いが決め手だった
ーー実際に転職を考え始めて、どんな企業を見ていったんですか?
次は絶対に自分が興味を持てるサービスに携わろう!と考えて、コーヒーとか雑貨とか、興味のあるものに関連する会社の求人を片っ端からみていきました。
その中の一つが音楽だったんです。楽器とか弾けないんですけど、歌うのがめちゃくちゃ好きなんですよね。自転車乗りながら大声で歌っている人って見たことありませんか?僕はあんな感じです(笑)
ーー思わず歌ってしまうほど歌が好きだったんですね。
そうなんですよ。それくらい歌好きだったので、「nana」も友人に教わって、よく投稿してました。
なので、「この会社で働けたら絶対楽しいはず!」と思い、nana musicのWantedlyやnoteを読みまくりました。そしたら、良い意味で変な人が多くて、ますます惹かれましたね。
あと、自転車で歌うタイプの人間として、誰もが音を介した表現を楽しめる「nana」の世界観にも強く共感しました(笑)
ーーどう共感したのかもう少し詳しく教えてもらえますか?
「歌う」って人間にとって自然な行為だと思うんですよね。小さい子って当たり前のように歌うじゃないですか。なのに、大人になるにつれて、「上手くないから」って尻込みしてしまう人がいる。
歌が嫌いな人を無理に歌わせる必要はないけれど、「自分なんか」と思っている人が表現できたり、ちょっと褒めらたりして、嬉しくなる。そんな「nana」という場をもっと盛り上げていきたいなって。それで、すぐ面接を申し込みました。
ーー実際、nanaの社員と会ってみてどうでしたか?
個性的な人が多いのはもちろんですが、話した人全員から「よりよいものをつくりたい」という情熱が伝わってくる。
マーケティングユニット長の小泉さんも、COOの細野さんも、フレンドリーで柔らかい雰囲気の人なのに、サービスについて語り始めると、とにかく熱い。「こういう人たちと働きたい!」って思いました。
人と人が出会う「nana」というコミュニティをつくる仕事
ーーコミュニティを盛り上げるために、コミュニティマネージャーとして、いま具体的にどんな仕事をしているのか教えてください!
主に「nana」グッズの企画ですね。先日販売した飴の「歌玉」に続いて、トートバックを企画中です。あとは、グッズの企画と並行して、「nana」ユーザーの集まる「nanaるday」の運営にも携わっています。
「nana」は、オンラインでもオフラインでも、ユーザーの人が自由に遊ぶ場所だと思うんです。なので、僕は自分のことを「コミュニティファシリテーター」だと思っているんです。
コミュニティの機能を1から10まで決めるのではなく、一人ひとりが楽しく遊びをつくっていけるよう導いていきたいですね。
ーーnanaるdayのプロデューサー小泉さんも、「主催者と参加者の壁」はどんどんなくしていきたいって言ってましたね。
そうなんです!それも入社前に読みました。
ちょうど先日、初めて「nanaるday」に参加したんです。「nana」ユーザーの人たち、少しシャイな方も多いんですが、歌を通じて交流して、目を輝かせていて…。自然とあたたかい空気が出来上がっていくんですよね。
人が集まって、わいわい喋って、少しだけ元気になって帰ってくれる。その姿が、少し僕の携わっていたカフェにも近いのかなって。
ーー具体的にどういうところが近く感じたんですか?
カフェでは、オーダーを受けて珈琲を入れるまで、すべてお客さんにみえるようにしていたんです。お客さんと目線が同じになるようカウンターも高くせず、垣根もなくして、自由に交流できるようにしていました。
(立ち上がってカウンターに立つ様子を再現してくれる平岩)
「こういう感じで淹れるんですね」って会話が始まって、そのコミュニケーションを通してお客さん同士が仲良くなる。今思うと、そういう人と人のつながりが生まれる場だからこそ、「nana」に惹かれたのかもしれません。
まだまだアプリのコミュニティづくりは手探りですが、今はとにかく目の前の仕事に丁寧に向き合っていきたいです!
ーーその熱さに負けないようわたしも頑張ります!今日はありがとうございました。
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インタビューから数日後、さっそく新しいグッズについてのツイートが...!
グッズ作りにおいても積極的にユーザーを巻き込む平岩。これから彼の周りにどんなコミュニティが形づくられていくのでしょうか?非常に楽しみですね!
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