nanaを始めたキッカケ #うにーのつぶやき
幼少期はクラシックピアノを4年ほど習ってたり、中2ぐらいから音楽に興味を持ち始め、缶コーヒーFireのCMがキッカケでStevie Wonderに憧れて独学で歌の勉強を始めたりと、まあ昔から音楽表現が好きという素地はあったのだけど、nanaという「スマホひとつで、世界中の人たちと音楽でつながる」サービスを作るキッカケとなったのは上記のこの動画。nanaが生まれるキッカケとなった動画。
歌を始めたとき、Stevie Wonderに憧れて、とにかく彼のようにパワフルに、自由に歌えるようになりたいというのが目標だった。とにかく上手いと言われる人を聴こう、売れている人にはそれなりの理由があるはずだから聴こう、と自分なりに深掘りしていくなかで、Ray Charles、Billy Joel、Michael Jackson、Janis Joplin、Louis Armstrongといったアーティストに傾倒していくだんけどまあそれは置いといて。新しい音楽を見つけていく過程の中で、We are the worldという楽曲(ムーブメントと呼んだほうが近いかな)に出会い、大きく心惹かれる。
自分でも理由はわからないのだけど、昔からこういう「調和」と「希望」を体現してくれる音楽が大好きだ。音楽でひとつに、というコンセプトが大好きだ。ワクワクして、首筋の後ろがゾクゾクするような体験を与えてくれる。ひとりひとりのレベルがもう凄いのに、その世界トップアーティストが混ざりあったときのパワーといったら、、、何度聴いてもゾクゾクする。
そんな大好きなWe are the worldを、世界中の複数の国の人々が歌い合う。それが『We are the world for Haiti YoutubeEdition』。好きにならないわけがない。それもオリジナルとは違い、インターネットの力で国や人種を超えて、音楽でつながってる。もうたまらない。Twitterで流れてきて始めてこの動画を観たとき、泣いてしまった。
これぞインターネットだよ!インターネットの力だよ!とひとり興奮してたんだけど、一方でひとつの疑問が湧いてきた。
インターネット生まれて何年経ってるっけ?それでまだこの程度しかつながってないの?
いやこの動画は本当に素晴らしい。あらゆる国の人々が音楽でつながっていた。でもそこに日本人はいなかった。音楽でひとつに、というコンセプトは昔から言われているけど、実際にはまだ全然実現できていないじゃん、と。丁度この時、ちょうど始めてiPhone3Gsを買った時期で、ボイスメモ的なアプリを使ってひとりでコブクロの主旋律歌って、それにひとりでハモるという寂しい遊びをよくしてたんだけど、待てよ、と。
僕の歌った声をアップして、そこにみんながアクセスできれば、一緒に歌えるじゃん
それもスマホがマイクになれば。今後はPCよりも多くの人達がスマホを持てる可能性がある。誰しもが肌身離さず持ち歩くスマホが世界とつながるマイクに切り替われば、本当の意味で、世界中のすべての人達と歌い合ってつながることができる。音楽で、世界をつなぐことができる。これはめちゃくちゃワクワクする。自分の頭の中にはもうイメージがある。これはなんとしても実現したい。
そんな想いから、nanaはスタートしました。
と、いうのがこれまでずっと語ってきた「nanaを始めたキッカケ」なんだけど、実はこれはアイデアを思いついた理由のひとつに過ぎなくて。振り返ってみると、もっともっとその時の色々な環境やコンプレックスといった内的要因があって、実はこれこそが実際に行動に移せた要因だなぁと、後になって気付きました。次はそのへんまとめていこ。