【超抜粋シリーズ】(目次41-52)書籍『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』のポイントを抽出してみました
いろいろ興味の幅が広すぎて読書の時間がなかなか捻出できない方、
書籍を購入する前に立ち読みならぬ、座り読み?で少しだけ読んでみたい方、
などなどにお勧めしたい【超抜粋シリーズ】です。
今回は、
書籍『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』
さあ、始まり、始まり。
=== 超抜粋(始まり) ===
41|事故憐憫に浸るのはやめよう
過去をほじくり返すことが無意味なわけ
人生で災難が降りかかったときに「自己憐憫」に浸ったところで何もならない。それで何かが変わるわけでもない。
過去の不当な扱いは過去のこととして許容し、いまでも残る課題を処理したり、それに耐えたりするほうに力を注いだほうがよほど前向きではないか。
健全な精神を保つには、自己憐憫に浸らないことだ。
人生は完璧ではないという事実を受け入れよう。ほかの誰かの人生だって、あなたの人生と同じく完璧ではないのだ。
過去に不幸だったからといって、いまも不幸でいなければならないということではない。
現在抱えている人生の問題がどうにかして対処できる類いのものなら、対処すればいい。もし対処できないようなら、その状況に耐えること。愚痴をこぼすのは時間の無駄だ。
自己憐憫はさらに始末が悪い。自己憐憫に浸っても問題の克服にはつながらないし、抱えている問題に極端な自己批判が加われば、状況を悪化させるだけだ。
42|世界の不公正さを受け入れよう
自分の日常生活に意識を集中する
世界の「不公正」さは、現実としてそのまま受け入れて、冷静に耐えたほうがいい。
世界に公平さを保つためのシステムは存在しない。その事実を思い切って受け入れるのも、よい人生の条件のひとつだ。
あなた自身の畑に、つまり、あなた自身の日常生活に意識を集中しよう。充実した人生を送るために、あなたの生活の中だけでも根こそぎ取り除いたほうが雑草がたくさんある。
あなたが悲劇的な出来事に見舞われたとしても、あなたが人生において遭遇する出来事とあなたの人間性はほとんど関係がない。
不運や失敗は、冷静に落ち着いて受け止めよう。考えらえないほどの大きな成功や幸運に恵まれたときにも、やはり同じことが当てはまる。
43|形だけを模倣するのはやめよう
カーゴ・カルトの犠牲にならない
形だけを追い求めるのはやめよう。中身のともなわない「形式主義」は私たちが考えるよりずっと社会に蔓延している。
よい人生にしたければ、形式主義をきちんと見抜き、あなたの人生から締め出したほうがいい。形式にこだわれば、時間を無駄にするだけでなく、あなたのものの見方まで狭くなる。
成功している人の行動をただ模倣するのもやめたほうがいい。その人が成功できた理由をきちんと理解せず、形だけをまねてもなんの意味もない。
44|専門分野を持とう
「多才な人」より「スペシャリスト」を目指す
「専門知識」がゆるやかに増加する一方で、「知らない知識」は爆発的に増加している。
職業上の成功を手にするにも社会の豊かさを実現するにも、「専門性」は欠かせなくなっている。
自分のレースを見つけてその勝者になるには、具体的にはどうすればいいのだろう。
そのために必要ないくつかのポイントを挙げておこう。
ひとつ目。自分にできることをただ漫然とするのではなく、自分のできることの中で何に焦点を絞るかを考えるようにしよう。
ふたつ目。自分の専門分野の世界的な第一人者になれば、「独り勝ち」現象は自然にあなたのものになる。
そして最後。仕事のチャンスを広げようと、できるだけたくさんの知識を詰め込もうとするのはやめよう。そんなことをしても意味はない。
一般的な教養は、いまや趣味としてしか役に立たない。
45|軍拡競争に気をつけよう
競争が激しいところにわざわざ飛び込まない
もしあなたが、意に反して軍拡競争に巻き込まれていることに気づいたら、自分から身を引こう。軍拡競争のさなかにいては、よい人生は絶対に手に入らない。
では、軍拡競争に巻き込まれないためにはどうすればいいのだろう。答えは、軍拡競争のない活動領域を見つけること。
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