インカ帝国が滅んだ理由|アイデンティティ探し
私がペルーに住んでいた頃通っていた日本人学校には「リマソル(スペイン語で「リマの太陽」という意味)」という、道徳の時間を使ってペルーについて知識を深めようという時間が設けられていました。各学年がその時間に調べて研究したペルーに関する知見を毎年の文化祭で散りばめて発表するのが学校行事でした。そのようにペルーの文化に触れることができていた小学校の頃に衝撃を受けたストーリーをシェアします。
インカ帝国はマチュピチュを築き上げた帝国として知られていますが、そのインカ帝国では3つの約束という独自のルールが設けられていて、それを破ると処罰されるようなそんな社会だったと言われています。その3つの約束がこちらです。
盗まない
怠けない
騙さない
この3つの約束を固く守る社会がインカ帝国だったのです。その約束がどれくらい社会に浸透していたのかわかるエピソード、かつ、その約束があったからこそスペインに侵略されたという事実が「インカ帝国の滅亡」だったと知った、当時小学生の私はショックを受けました。
ここから先は
1,844字
/
5画像
¥ 200
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?