施設の子どもたちは毎月●●万円国からもらっているのになにも買ってもらえない話。
タイガーマスクが児童養護施設にランドセルを寄付したことを覚えているだろうか。
乳児院や児童養護施設にはたくさんの寄付が寄せられている。
でも
考えたことありますか?
国から、1人あたり、いくらお金がおりているのだろう…と。
私もうろ覚えですが、当時で確か、乳児が月80万。
幼児は60万?とかだったかと。
(障害や疾患のある子はさらに月数十万の加算あり、ちなみに看護師1名雇うとその分も加算があったりする)
ググってみると、だいたい卒業(原則18歳)までに1人1億円が国から支給されているとのこと。
ざっと計算してみるとその通りだった。
しかし、私が知っている限りの施設では、子どもたちはいわゆる「みすぼらしい」見た目をしていると言っても過言ではない。
●服や靴は全て共用。洗濯を何百回もして、ボロボロになっているものをみんなで着回している。
●美容室に行けないため、スタッフが散髪する。
●寄付された洋服は倉庫にしまわれ、足りなくなった時にしか出てこない。しかも昭和の香りがする時代遅れな服ばかりで、正直ダサい。
親の面会がある子は服などの差し入れがあり、サイズアウトするまではその子専用の服になる。
また、担当者が「寄付」として自分で服などを買ってくることもよくあった。
私は少しでもみすぼらしく見せたくなくて、女の子たちの髪留めやリボンを夜な夜な自作したりしていたが、持っていってやるとものすごく喜ぶのだ。
一体、毎月60万円は何に使われているのか?
施設の維持管理費なのか、人件費なのか。
それにしても、措置費には内訳があり「生活費5万」は別なはず。せめてその5万円、そこから食費と光熱費を引いても多少なりとも余るはず。
それだけでも、子どもの私物や散髪代に使えないのだろうか?
というか、生活費の5万円を他の用途に使っていたとしたら、それはアウトなのではないか?
ちなみに半年に一度(行けたり行けなかったりだが)、担当者と2人きりの「お出かけ」の日があり
その日は予算数千円で外食をし買い物ができる。
クリスマスは3000円だったと思う。
お出かけもクリスマスプレゼントも、大抵は担当者が自腹で足しにして、たまの贅沢を楽しんでいた。