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転勤族だった幼少期

親の仕事の関係で転校を繰り返す幼少期だった。小学校は4回転校した。引っ越すたびに人間関係がリセットされるのはつらいこともあったが、おかげでコミュニケーション能力が高まったと思う。

2,3年で住まいが変わる暮らしに慣れることで、新しい環境に移ることへの不安が消えていった。次に住む家のベランダはどんなふうだろうとか、近くの公園にはどんな遊具があるのだろうとか、今とは違う世界に対する期待が高まりワクワクするのだ。

小学校卒業時に将来の夢なるものを考えさせられた。わたしは、今まで生きてきた中で何が一番楽しかっただろうと考えたとき、引っ越しだ!と思った。しかしそれは何の職業だろうか?

小学校6年生のわたしは新しい環境=家として、「私の夢」の答えは、「建築家」だ!とした(後に破られることになるがそれはまた別の機会に)。

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