見出し画像

Ep.51「人助けがしたくて」

フランス人の女の子たちも、マグロを食べられるようで良かった。
「オイシイ♪」と笑ってくれた。

ハルが、彼女たちの明日の旅程の相談に乗っている。
その英会話を聞いてみると、世界自然遺産の西表島というところに行くようだった。

いいなぁ、こういう文化。
ハルは、何か報酬があるから相談に乗っているわけではない。人助けがしたくて、旅程を組む手伝いをしているのだ。何時間かかろうと、無料で。

たくさんの旅をして、たくさんの経験を積んで、10年後くらいに。私が、30歳くらいの時に。
どこか、気に入ったところで、こういう宿を開こう。
こんなふうに、たくさんの人の旅を、応援したい。
自分なりの、人助けがしたい。

今は自分の旅、自分の人生で精一杯だけど、いつか自分が、旅に出る誰かの背中を、そっと押してあげられる人になりたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?