Ep.28「人情味のある接客」
説明が終わり、ルナはベッドに転がった。
夜7時。もうそろそろしたら怒涛の着信履歴になるだろうか。
絶対に、気持ちを乱されたくない。
ルナは携帯の電源を切った。
スタッフにもらった紙の地図を手に取る。ビーチまでの行き方が書かれていた。夜は星がたくさん見えて、とても綺麗だと言っていた。
貴重品と、さっき買った夜ご飯を持って、ビーチに向かう。
ス「いってらっしゃい♪」
ル「行ってきます!」
沖縄の人の笑顔に、ほっこりする。商店のおばあちゃんも、この宿のスタッフも。
いいな、この人情味のある接客。高級ホテルのフロントより、好きだ。
働くなら、泊まるなら、こういうところがいい。