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それならわたしは、読書がしたい。

娘が今年、2歳になる。
つまり来年がプレで、再来年が年少さんなわけだけれど、幼稚園に行くようになったら働かなきゃなあ〜と思っていて、既に3年近くブランクがあるわたしは「フルタイムで復帰することを考えてパートを選ぼう」と悩み始めた。

理系大卒ではあるけれど、色々あって新卒で就職せず、アルバイトしていた眼鏡屋に契約社員で就職、途中やってみたかったカフェのバイトを1年してから戻って同じ会社で2年半、婚約を機に辞め、のんびり就職活動するつもりが2週間で飽きて仕事を探した。

当時は25歳だったのでギリギリ25歳以下という窓口で仕事を紹介してもらうことができ、「今なら何でもできる」と思って映画の広告会社、旅行系のライター、医療機器の事務に応募し、先の2つは書類が通って面接まで行っていたのだけれど窓口の人から「早く決めたいのであれば今までの職歴が有利に働くところも受けてみると良いと思います。受かれば自信にもなりますし、給料や待遇面でいいことも多いので」と言われて眼科を受けた。

電話をしてもらった当日に履歴書を送り(水曜)、見た日に連絡を下さり(木曜が定休だったので金曜)、翌日(土曜)に面接をしてその場で「是非働いてもらいたいと思っているので、帰って考えてからどうするか連絡してください」と働くかこっちが決めるような形になった。

余談ですが、この後電車に乗って家に帰ろうとしたら財布が無いことに気づきました。Suicaには行き分しかなく歩いて帰れる距離ではなかったので、交番で助けてもらおう…と駅と逆に歩いていたところ面接してくださった事務長に会い(もはや見つかり笑)1000円を貸していただいてなんとか帰宅しました。「働くことになったら返してくれればいいし、そうじゃなきゃ気にしなくて良いから」と言ってくれた。わたしだったらそんなおっちょこちょいなやつは絶対不採用にするけど、後々聞いたら全然気にしていなかったそう。こころ広い…

1番やってみたいと思っていた映画の広告会社の面接が残っていたわたしは一瞬迷ったけれど、何より自分を必要としてくれたことが嬉しくて、家に着いてすぐに働かせてくださいと電話をした。

そして月曜には初出勤。
本当に決めたら即行動!なせっかちで自分でも面白い。

そんなわけで、わたしが今回も経験を活かして再就職するなら、眼科か眼鏡屋ということになる。
そのどちらも幼稚園に預けている間だけできる仕事ではなく、結びつきそうなアルバイトもない。

移住の夢も捨てていないから、その先でも同じように仕事できることを考えて、思い切って在宅でできる仕事の勉強をしようかな〜なんていろんな人に相談してみたら母や友人のほとんどにはwebライターかデザイナーがいいんじゃないと言われたので「やったるか!!やるか!!!おし!!!」という気持ちになって本を読んでみたりしていた。
しかしもはや相談でもなく決まったことのように夫に話してみたところ、

そんなに頑張らなくて良いんじゃない。幼稚園のうちは簡単なアルバイトでもして、小学校中学年くらいになったらフルタイム考えるとかで〜。その時状況変わってたらそれも必要ないかもだしね。自分もそうだけど、家で仕事するの向いていない気がするし、仕事が残ってるのに家事もしなきゃとか子育てしなきゃってなったらイライラすると思うよ。それに、時間ができたとして、仕事以外にやりたいことだってないわけじゃないんでしょう?

と、まさかの答えが返ってきた。
夫の仕事はかなりブラックなので、夫が働いて、わたしが家事育児をする、夫の休みの日は家族で過ごす。という今のスタイルが我が家には一番合っていて、実際にいまうまくいっているのだからなるべくこのままでいいじゃん。ということらしい。

わたしは1番近くにいて最も相談すべき相手をすっ飛ばしていたのだった。

夫は本当に他人に関心のない人で、空気を読むのも人の気持ちを考えるのも苦手な人なのだけれど、というかそう思っていたのだけれど、わたしのこと、自分のこと、自分の家族のことをちゃんとちゃんと、わかっているじゃないか!と知ることができて、「頑張らなくて良いよ」と言ってくれたことよりもそれが嬉しかった。

そして、その通りなのだ。
わたしは家でとにかく小言が多い女で、人の話を聞かないうちの夫以外とは家族になれないような人間なのだけど、外では四方八方に気を遣って、使えない人間だと思われないように頑張り過ぎてしまうのです。
だから疲れのしわ寄せが全部家族に来る。
夫はもちろんだし、娘に行くことだって今後ありえるでしょう。
たしかに、今のまま過ごせるのが一番だよなあと思いました。


そして「時間ができたら仕事以外にやりたいこと」についても考えてみた。
というか、日々思っていることがあった。

「圧倒的に時間が足りない。タイムリープができたら、アバウトタイムのお父さんみたいにずっと読書していたい

そう、それならわたしは、読書がしたい。
ブクログを始めても、読みたい本ばかりが増えていく…(読みたい本が多すぎて読んだ本が見にくくなったので、図書館のお気に入りに登録したら消すようにしてみました。)全部読むには、今のペースでは何十年もがかってしまうし、その間に読みたい本は増えるし、どんどん歳を取ってしまう!

当然、ここは映画の中の世界ではないから、クローゼットの中でで目を閉じても時は戻せないわけだしね。


そんなわけで、我が家の裏ボス(表から見るとどう考えてもわたしがボス)である夫に甘えて、まだまだしばらくはのんびりさせてもらえることになりました。
相談に乗ってくれたみんなには申し訳ないけれど…そして母からは言われ続けると思うけれど…
わたしはわたしの家族を大切に幸せにできるように選択していければいいのです。


本当に、ここ何ヶ月もずっとモヤモヤしていたので晴れてよかった!
今日も夫は仕事へ行きましたが(昨日珍しく職場の方たちと飲んできたので、ありがとうございました、楽しかったです。と言ってました。なんかもしかしてうちの夫ってめっちゃ良いやつでは?)、わたしは元気にスタバで読書して(娘は寝ている、まじ良い子ラブ)帰ります。

最後まで読んでくださってありがとうございました!
また〜!

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