馬場歩きをしてみたら昭和レトロ感満載だった
お笑いコンビ「サスペンダーズ」のYouTubeチャンネルで、古川さんが早稲田大学に昔の卒業証書を受け取りにいった際、思い出の早稲田メシを食べるという動画があった。
私は、大学の近くにある、学生がよく行く食堂がたまらなく好きだ。
昔からあり、安く、ボリュームがある。地域の学生に愛される。
そんな場所。
動画では、「わせだの弁当屋」という早稲田大学の近くにあるお弁当屋さんが紹介されていた。
これがまさに、私の好きなお店ドストライクだった。
レトロなお弁当屋さんも好きな私にとって、これは行くしかないと。
ということで、高田馬場から早稲田大学まで、馬場歩きをしてみた。
高田馬場から早稲田大学まで歩くことを「馬場歩き」というらしい。
早稲田通りを歩いて行く。
道路沿いには、今では少なくなった名画座映画館「早稲田松竹」がある。
ここに映画館があるというのは、早稲田大学の学生にとって良いだろうなぁ。
「怪物」と「Winny」を観た。
これは良い映画館、シートは座り心地が良いし、前の席までの間隔が広く、足を伸ばせる。
劇場ロビーも丁寧に手入れされている。手の込んだ作品紹介が掲示されていた。
うん、良い映画館だ。
早稲田の文化の一翼を担っているなぁ。
早稲田大学はなんか文化的な授業とかありそうな感じで良いなぁと思うことがある。
それから早稲田大学へ歩いていく。
2本立て映画を観た後なので、お腹は空いている。
沿線には、お店がたくさんあった。
居酒屋さんとか、カレー屋さんとか。
早稲田大学の学生は、それぞれ思い思いのお店に行くのだろうなぁ。
うーん、青春。
早稲田大学についた。
道中、写真を撮ったりゆっくり歩いて30分くらいかな。
このあたりにお弁当屋さんがあるはずだ。
大学の手前の路地を歩いていたら、動画で出ていた場所に。
昔は意識高い系の人が買うお弁当屋さんがあったらしいが、今はコインランドリーになっている場所。
コインランドリーは閉まっていた。
そして奥に見える黄色のお店が、わせだの弁当屋、通称「早稲弁」だ。
こういうのがいいんだよ、という外観。
弁当屋といえばこれ。
これは外さない。
茄子の油炒めと唐揚げが有名らしい。
「茄子ミックス」という、茄子と唐揚げ、揚げギョーザとシュウマイが入っている弁当を買った。
それから動画でも出ていた、大学近くの「戸山公園」に移動して食べることにした。
歩いていると、いかにも早大生が行ってますみたいな「メルシー」という食堂や、古川さんがおいしいと言っていたラーメン屋「武道家」があった。
これらのお店にも行きたいな。また今度。
戸山公園では、早稲田大学の学生と思われる若者がたくさんいて、色々な練習をしていた。
旗を振ったり、踊ったりしていた。
野球部ではない感じの男子たちが、キャッチボールをしていたりしたが、そのキャッチボールがとてもヘタクソで、公園で作業をしている土木作業員の方に何回も何回も、逸れたボールが行ってしまっていた。
ラジオ「サスペンダーズの馬場歩き」のボールの話を思い出した。
ボールが飛んでこない場所にあるベンチで、お弁当を食べることにした。
うん、おいしい。
唐揚げと揚げギョーザがおいしかった。
古川さんがギョーから弁当を注文したのがわかった気がする。
これから高田馬場まで戻るのも面倒なので、そのまま新宿まで歩くことにした。
都営住宅がある。
後から調べてわかったのだが、戸山公園周辺にある都営住宅は「戸山ハイツ」といい、「新宿の限界集落」という不名誉な異名を付けられていた。
色々見ていてまぁ確かにそんな名前を付けられるのもわかるのだが、昭和感があって好き。そそられる。
東京の団地って、1階に商店街があるんだなぁ。
前にもこういう作りの団地を見た。
その後、東新宿のあたりに出て、明治通りを歩いて新宿へ。
早稲田大学から新宿駅ってそこまで遠くないんだなぁ。
歩いて1時間くらいかな。同じ新宿区だもんね。
早稲田って新宿区なんだ。
東京ってものすごいデカいイメージだけど、歩いてみると意外に狭いよねという。地方出身者にありがち。
ということで馬場歩きをしてみたが、とても良かった。
早稲田松竹も、早稲弁も、戸山公園も。
昭和レトロ感満載でノスタルジック。
楽しかったな。