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実験室#27 今を生きる

*個人の体験記です。

わたしが人生で大切にしていることの一つ「今を生きる」こと。

この感覚は、人生の質を変えたよなぁと思います。

今を生きる・体感覚で生きる

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わたしがたまたま学び始めたことは、スピリチュアルな要素が強いものでした。
そうだと思わずに始めたのですが、今にして思うと運命だったなぁと思います。

その中で、「今を生きる」「体感覚で生きる」という言葉が繰り返し出てきました。

その時は「今以外いつ生きるんだろう?」と思っていて、この言葉の本質を理解はできていませんでした。

そして、「この二つの言葉は同じ意味」というのも、イマイチ理解できていませんでした。

あるセミナーにて

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あるセミナーに参加した際、やはり「今を生きる」の話は出てくるのですが、イマイチ理解しきれていませんでした。

たしか6日連続のセミナーの4日目だったと思いますが、ティーチャーより「過去のことと未来のことばかり考えている人がいる」という話がでました。

そのときわたしは、本当に咄嗟に「過去と未来のこと以外、何を考えるんだろう」と思いました。

このひらめきが「今を生きる」の理解につながりました。

セミナー後のホテルにて

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そのセミナーは6日連続開催で、わたしはホテルに泊まりながら参加していました。

その時泊まっていたホテルは、とてもいいホテルというわけではなかったのですが、いつも泊まっていたところよりはちょっといいところを選んでいました。

ただのビジネスホテルなのですが、お風呂が結構広くて綺麗で、毎日お風呂を楽しみにしていました。
家から持って行っていた泡風呂の元を使ったり、セミナー後に近くのお店で買った入浴剤を使ったりと、自宅よりずっとお風呂タイムを楽しみました。

その日も泡風呂を作り、お風呂にジュースを持ち込んで、お風呂タイムを楽しんでいる時、

はっと、これが今を生きるだ、と気づきました。

温かいな〜(お風呂が)
冷たいな〜(ジュースが)

こう感じている時は、過去のことも未来のことも考えていないなと理解したのです。

今を生きることへの理解

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お風呂のお湯を温かいと感じている
ジュースを冷たい、甘いと感じている

この感覚は今にしか存在していません。
肉体が受ける感覚は、今にしか存在しません。

一方で、何かを考えている状態は、今であることはありません。

今のことを考えていたとしても、それは今のことではないのです。

例えば今のことを考えるとしたら、今起こっていることから未来を予想したり、今起こっていることの対応方法を過去の情報から探していたり、なので、思考は「今」にはいません。

考えることは、未来のことだったり、過去のことだったり、または自分以外のことだったり。
今ここで起こっていることとは別のことなのです。

体感覚は今にしかなく、思考は今にはない。

「今を生きる」ことと「体感覚で生きる」ことが同じだということを理解できました。

そして、思考をめぐらすことをやめて、肉体が感じている感覚に意識を向けること、これが今を生きるだなと理解しました。

今を生きることで変わったこと

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嫌な気分で食べると、ご飯が美味しくなくなったり、
逆に、嫌な気分でも美味しいご飯を食べたら気分が変わったり、
どこに意識を向けているかで、感覚は変わります。

楽しい映画を見ながら、明日の仕事が不安になったり、
複数の感情を同時に感じることはあります。

様々なことが同時に起こるように感じますが、結局は自分自身が「どこに意識を向けるか」がもっとも重要なのだと思います。

わたしはスピリチュアルなことを学ぶよりずいぶん昔から、嫌なことが起きたり、悩んだ時の対処法として、

寝ころんでポテチ食べる
寝ころんでチョコ食べる
寝ころんでお寿司食べる

という3段階を用意していました。
これは「今を生きる」を無意識に実践していたとも言えるのですが、嫌なことが起きた時、嫌なことから意識をそらす行動を、無意識に考えていたのだと思います。

今を生きるを理解してからは、より明確に「今に意識を戻す」を意識することができるようになり、嫌なことがあったとしても、どこかに腕をぶつけた時に「いった!」と思うのと同じくらいの感覚で、今に戻れるようになってきました。

腕をぶつけたら痛いですし、その時は痛いな!と思います。
でも、痛い場合、痛みが治ればすぐにそのことは忘れてしまいますが、嫌なことの場合はどうでしょう。
ついつい、今はもうないことにたいして、あれやこれやと考えてしまうのではないでしょうか。

嫌な出来事も、本当はその瞬間にしかないはずなのです。

嫌なことは、記憶の中にしかありません。今ここにはないのです。
そこから想像する嫌な出来事も、今ここにはないのです。

いまでは、ポテチ、チョコ、お寿司を食べるだけではなく、お風呂という最強のリフレッシュ法も確立し、あとは毎日の瞑想も合わせて、なるべく今に意識があるように意識しています。

嫌なことは減ってきましたが、納得が行かないことが起こることはあります。
ただそれを何日にも渡って引きずってしまうことはなくなりました。
思い出したら戻る、思い出したら戻るを繰り返すだけですが、ずーっと悩みっぱなしということはなくなります。

何かを考えているというのはつまり、今以外にいるということ。
でも、1日中何も考えずにいるというのは難しいので、1日に1回は今に戻ってくる、そんなことを意識しています。

ということで、今を生きるを大切にしているのです。








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