限られた時間の中で、ゆたかに生きる
この間、私にとって、ゆたかさの象徴みたいなことがあった。
夫が珍しく(笑)隣にくっついて眠っていて、息子もくっついてきたとき。ぎゅっとくっついた川の字になったとき。
その時はさすがに、これはまちがいなく幸せっていうものだよなあ…としみじみ思った。そして人生の、それはそれはゆたかな一瞬だったろう。
同時に、これは限りあるものだから余計に幸せなのだ、五十年後にこれを手にし続けていられるわけはないし、また我々はいずれ宇宙のどこかに離れ離れになっていくんだよなあ…と途方もないところまで想像して、切なくなったけれども。
でも、この切なさを感じられるということもまた、ゆたかさなのだろう。
私にとってゆたかさとは、ふと思いつくことだけでも
・心地よく毎日を送ること
・信頼できる人間関係があること
・一人時間を確保できること
・気がかり、心配なことが無いこと、少ないこと
・心から楽しめる好きなことがあること
などがある。
もちろん、何をゆたかに感じるかは人によって違うだろう。
すべてのことは有限であり、限られた時間の中で私たちは生きている。
与えられた時間をきちんと活かして、自分にとってのゆたかさを味わえる人生にしたいと思う。そのためには、理想とするゆたかさに近づけるような生活上の努力も必要だなと。
今の私にとっては、健康に気を付けて、家を心地よく綺麗にしたり、朝時間をもう少し効率よく使ったり、人間関係を見直したり新しく見つけたりすることだろうか。そうそう、自分にフィットした新しい仕事も探したい。
子どもを成人するまで無事に育てて、夫と穏やかな、つかず離れずの晩年を送りたい。そのあと最期に、うんうん、なかなかよい人生だったな、と微笑んで死にたい。
ゆたかさって何だろう。それを考えたら、今後の生き方が見えてきた。
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