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エア係長 パワハラ講習のDVDを見る

パワハラ関係の講習があった。

熱血指導、指導とパワハラの境界線は?というようなテーマのDVDを視聴するというものだった。

どちらかというと冷血と言われいるし、間違っても熱血指導をするようなエネルギーは持ち合わせていないからノープロブレム!とっとと仕事を引き継いでくれる部下をよこしていただけないかと思ったが、別に部下がいようがいまいが全員対象になっているらしい。

あ、そーですか。

というか、参加者が1人を除いて全員私より上ではないか。。。まあいい。よく聞いておいてもらおう。

DVDの概要は、若い頃営業成績トップだったA部長がこのところ営業成績が伸び悩んでいるように見える中堅社員のB主任に「営業はフェイス・トゥー・フェイスが基本だ!!もっと訪問しろ」みたいなハッパをかける。B主任は「今は仕込みの時期だと思っている」と反論。やみくもに訪問しても意味がないという考えのよう。そこへ本部から立て直しのために異動してきたC課長が二人の間に入って話をしていくというものだった。

A部長…熱血指導のつもりがパワハラになっている人(推定年齢50歳代、社会人歴30年くらい)
B主任…パワハラされる人(推定年齢30歳代、社会人歴5年~10年)
C課長…パワハラにならない指導の見本(推定年齢40歳代、社会人歴20年くらい)

本人は指導のつもりだがパワハラと受け止められかねない発言
◆自分の成功体験を押し付ける
 「営業は足で稼げ」「俺の若い時はもっとお客さまのところにひんぱんに顔を出した」(それで成功した)
◆自分の指導に従わない相手の話を聞かず、価値観を認めない。「(営業先に足を運ばず)メールで済ますのは手抜きだ」など。

◆部下の事情を考慮しない。知ろうともしないし、知ったとしても「仕事をしない(できない)ことの言い訳」と部下をおとしめる。

 DVDではB主任の奥さまが初めての妊娠でつわりがひどいので、心配しているとのことをC課長が聞きだし共感して理解を示す。B主任はもうすぐ落ち着くと思うので、そうしたらとりかえすようにがんばりますと言う。

その話をC課長から聞いたA部長は「家の事を持ち出して言い訳か。夫に心配をかける妻もどうかしている」とB主任の妻までdisるという技を見せてくれた。

このDVDを一緒に見ていた50歳代の先輩がたは「むかしはこういう指導よくあったよね。今だとパワハラになるよね」と言っていた。

いや、むかしだからとかパワハラだからどうこう言うより相手が部下であろうが新人であろうが自分がうまく行った方法を一方的に押し付けところで時代とともに人も環境も変化するのでうまくいくとは限らす、そもそも指導としてどうよと思う。

そもそも怒鳴ったり威圧すれば人は成長するという思想がそもそも理解できんなぁと考えていたら、思い出したのだが昨年「従業員が思いを共有し、一丸となって仕事に取り組むため共通の判断・行動のよりどころとして会社の理念をまとめました」とのことで「つきましてはその理念を浸透させるため理念の精神を生かした実践実例DVDを視聴して意見を言ってくださいという話があった。

DVDの1番目の実例がまさしく「先輩とお客さまに怒られたり怒鳴られたりしたけど、がんばってお客さまの所に足を運び、フェース・トゥー・フェースでコミュニケーションを取ることにより最初は怖いだけだった客さまとも打ち解けることができ、成長しました!(^^)!」みたいなお話だったので、「(先輩とお客さまの発言にその新人を侮辱する内容があったため)今これやったらパワハラで訴えられる危険がありますね」と言って会議室の気温を2℃ほど下げた。

みんな野球の話になると球団オーナーになったつもりで「名選手がいい監督になるとは限らない」「よく打つバッターが教え方もうまいとは限らない」「プレーと指導は違うからな」と言っているわりには仕事だと「元営業成績がトップの営業マンは指導もうまい」と思ってしまうものなのだろうかと思う。

管理職になったら一応新人管理職のための研修があるが、それも2日間程度で外部(R社関係とか)講師がやっているもので、内容的にはコーチングやNLP、行動心理学のうち都合のよさそうなものを切り貼りした感じで、ごくまれにすごくいい先生もいるようだが、おおむね「いい商売されてますね」と言いたくなるくらい値段ほどではない研修だ。

というかこれに限らず研修にかかる費用はビックリするほど高い。転職したいくらいだ。

たとえば「モチベーションアップ」をうたったセミナーに費用は約15万円/人だった。直接本人に差し上げた方が(所得税等控除したとしても)モチベーションはアップすると思う。

それはともかく、たった2日の研修で管理職が務まるのならチョロ過ぎだろう。管理職。

そう思えばその程度の研修でいきなり部下を指導しなければならない管理職も気の毒な気もするが、指導される部下のほうがもっと気の毒ともいえる。

これは誰が悪いとか研修が悪いというより、そういう仕組みなんだから仕方がないといえば仕方がない。(ですませていいかはまた別の問題のような気がするが)

今50歳の人が22歳だったのは28年前だから1990年のことで、バブル時代とはだいたい1986年末から1991年3月頃までなので、50歳代前半の学卒入社の人はバブル期入社ということになる。

「24時間戦えますか」のキャッチフレーズ(正式な曲名は『勇気のしるし』といいうらしい)で有名になったリゲインのCMは1989年発表なので、なんとなく彼らから見た当時の上司や先輩たちはあんなノリだったのだろうか?と思う。今見るとブラック企業にしか見えない。

ちなみに今30歳の人は1988年生まれなので、リゲインのCMが流れている頃、離乳食を食べてる頃で平成元年生まれでもある。現在社会人としては中堅どころか。

22歳の人は1996年生まれでafter Windows95なので、会社では一人1台、家にもパソコンがあるのが普通かなと思う。

ところで、業務上パソコンが一人1台になる前の資料を見なければならないことがあるが稟議書、見積書、請求書等々が手書きだ。(みんな字がきれい(-_-;))

既に定年退職した人に聞いたところによると、ペン書きなので修正液や訂正印が使えない間違えをしてしまった場合はすべて書き直しだったらしい。

パソコンがある時代で良かった。。。。自分だったら一生稟議書を完成させられないかもしれない。

携帯電話→スマホをみんなが持つようになるのも90年代後半から2000年代前半。

現在若者の基準は「平成生まれかどうか」だが、あと5年しないうちに2000年生まれ、21世紀生まれが職場に来る。中卒で働く現場やバイトでは既に活躍している人もいると思う。(というか平成生まれだって先ほど書いたが元年生まれは30歳で既に中堅で若者と呼ぶのは微妙だ)

2000年以降の生まれだと初めて持った自分の携帯はケータイじゃなくってスマホだと思うので、「ケータイって?あ、保育園の頃お父さんが会社のやつ持ってた(#^.^#)」と天真爛漫に発言して平成(初期)生まれをドン引きさせていただけることを今から楽しみにしている。(「え?家に固定電話??え?職員室とかにあるやつみたいなんですか?…それって公衆電話?」とか言って昭和生まれを諦観させてくれるかもしれない。)

交通機関の動力が馬から蒸気、電気に代わった時ほどではないのかもしれないが、なかなかの変わりようだ。

実際にはこの変化は徐々にではなく緩急あったと思う。中でも90年代後半から2000年代前半くらいが一番大きく変化したのではないだろうか。

この間に産休・育休等で1年ほど休んだ先輩は「出社したら、システムから何から入れ替わっているし、いつのまにか全員がメールアドレスを持っているし、完全にウラシマだった」と言っているが、今1年休んだとしてもそこまで激変している事はないだろう。ただし今後についてはわからない。AIやロボットが急激に環境を変化させるかもしれないしさせないかもしれない。

で、話は戻るのだが、現在50歳代の人はこの時期20歳代後半から30歳代だったわけで、「営業成績トップ」だった時代該当する。

世の中的にはバブル崩壊後で「失われた10年」だか「20年」だか、、、そろそろ30年だかといったところなのだが、その中でも営業成績トップで昇進して部長になったのだからバリバリ仕事をしていたわけで、だったら仕事のやり方が変わっていく事も直に経験しているではないかと思うのだが、逆に上の世代から「メールで済ますのは手抜き」とか「本当
に心がこもっているのは手書き」とか言われていたのかもしれないと思う。

また、若い頃は客さまも年上の人が多い状態だから、「(メールが普及してきたにもかかわらず)わざわざ足を運んでくれた」ことをよしとしていたのかもしれない。お中元やお歳暮の注文書には「直接先方にお届け」と「事務所にお届け」の二択があるが、むかしは持参するのが主流だったと聞いた。

虚礼廃止や経費削減で年賀状などはずいぶん減ったらしいがそれでもかなりの量が飛び交っているし、年始のあいさつまわりは毎年行われているので(毎年、非効率なイベントだなと思っているがそれはさておき)、その時代の名残をみることができる。

そう考えると、フェース・トゥー・フェースのコミュニケーションとか営業は足で稼ぐとかいう考え方は彼らがそう教わってきてかつ成功した方法ということになり、だからこそ自信を持っているんだろうなと推測できるが、そういう経緯があるから自分の成功法則を押し付けてきても仕方がないとかパワハラをしても見逃せというのではない。

ただ、相手の背景を理解しているとパワハラをされた方が「自分の態度にも非があった(怒らせるような事をしてしまった?)かも」とか「この仕事向いてないかも」と不必要にグルグル悩まずにすむし、打開策もみつけやすいと思うのだ。

ところで視聴したDVDではパワハラする人が推定50歳代、仲介してよい指導の見本を見せるのが40歳代、悩んでいるのが中堅の30歳代の設定だった(いずれも見た目と役職による推定)。

先ほど2000年生まれがもうすぐ職場に来ると書いたが、30歳台、40歳代の人がパソコン、ネットに親しんだのは学生になってからではないだろうか?(好きな人であれば、中学・高校もありうるが)

だが2000年生まれはもとより現在の学卒(22歳)の人たちは物心つくころには既にネット社会だった人たちだ。この違いは我が身に置き換えて脳内シュミレートしておいたほうが良いと思う。

というのもDVDでは課長は主任を飲みに誘って話を聞いているし、部長と主任の仲を取り持つためにも酒席を開いている。その酒の席で、主任も部長も本音を言って…みたいなお話になっていたのだが、まあ、、、お話だからなのか、、、でも古くない?ウザくない?と思うわけだ。

主任の奥さんつわり酷いんだよね。早く帰してあげたほうがよくね?と。

え?それネット社会と関係なくない?と思われるかもしれないが。ポイントは“時間”で、SNS等でのコミュニケーションに慣れている人にとってはメールやSNSでもできるコミュニケーションはそれで効率的に済ませて、時間は好きな人と居るとか好きな事をやるために使いたいという気持ちが上の世代よりもっと強いのではなかろうかと。

なぜ好きでもないオッサンと酒飲んで飯食べて楽しくもない会話をしなければならない。それも勤務時間外に。仕事の話なら面談も含めて勤務時間内にやってほしい。。。という思っている人はいるのではなかろうか?というか私がそうだ。

現在でも新入社員には「飲み会は勤務時間外です」と注意しなければ残業をつける人がいる。「上司に誘われたら断れないので、飲み会に誘われるのはパワハラだ」と言われるのも時間の問題だろう。(もう人によっては言われているかもしれない。そういえば、アンケートにあったような気が・・・)

50歳代の人のパワハラを老害とか言って糾弾していたら、いつの間にか自分の考え方も古くなっていて若い人とは価値観が異なっていて老害と呼ばれるようになっているかもしれないという事を時々思い返してチェックしておいたほうがよい。(自戒含む)

それに学生ですでに経営に興味を持って起業してみたりした人だと「営業は足で稼げ」と言っている上司を見た瞬間、退職されそう。。。というか入社して来ないか(さすがに面接ともなればバレる)。それはそれでどうよと思うが。

組織は急には変われないのかもしれない。年功序列でなくなり、成果主義ということになり、(概ね)営業成績が良い会社に利益をもたらした(とされる)人が管理職になるようになったが、そういう人が必ずしもマネジメントや後輩指導に長けているわけでもなく、また不幸なことに本人もそういう仕事が好きではない場合もあった。(←今ココ というのが今私の周辺環境だ)

とはいえ、じゃあ組織をどう変えたらいい?はけっこう考える人は考えているようだがかなり迷走している感じで、セミナーやっている会社やコンサルに付け込まれている。

ただしコンサルが悪いかというとそうでもない。なんというか、占い師の前で途方に暮れた顔で号泣している人のような状態なので、本当は「付け込まれて」と被害者ぶったら怒られそうだ。

ちなみに、所属している業界自体がそういう体質が根強い事もあり、男尊女卑の思想も強く50歳台の男性社員は女子社員に横柄な態度の人も多い。これはかつて女性社員が男性社員の補助として雇われていて、事務作業や社内サービス業務全般を行っていたからだという。

50歳代の女子社員の先輩によると入社した時には女子社員のみお茶当番があって(1週間交代、2人体制)、当番は勤務時間前にお茶を準備しお茶を切らさないようにしてその週の全ての来客及び社内の会議や打ち合わせの出席者にお茶出しと片付けを行うほか、10時、昼食時、3時に全社員にお茶を出す。また、男性社員が外出から帰ってきたら茶を出していた。

昼食のお弁当は朝10時までに注文をとり、お昼にお茶、おみそしると一緒に配る。就業時間後に使った湯呑、布巾を消毒する。

新人の女性社員は就業時間前に全員の机と電話を拭いて応接と会議室の掃除(灰皿も洗う)をして部長以上に新聞を配る。

他にも制服や作業着、応接のテーブルクロスのクリーニングとか社内サービス業務は挙げてみるとなかなかの分量になる。

「お茶当番に当たってる週って(事務などの)仕事できなくないですか?」
「できなかったね~。時間内に終わらなかったら残業だったね。もちろんサービス残業。」

なんでも社内サービス業務は業務とみなされておらず、清掃、新聞配りのような仕事は就業時間前にやるか就業時間後にやる。お茶当番は就業時間中にやることになるが、それで業務(営業補佐の事務作業とか支払処理など)ができなかったとしても就業時間中に業務ではないことに時間を取られていただけで、そのために業務である作業が終わる時間が伸びたとしても残業とは言えないという理屈ならしい。意味わからんけど。

なお、バブル崩壊後、上記の社内サービス的な業務は廃止(なので女性社員にお茶を頼むのは建前ではいけない事になっているが、実態としては今でも残っている)または外注され、一般職の採用は中止。結婚もしくは出産したら暗黙の了解で退職。ただし、退職は強制ではない(当然だが。。。)のでその頃から今まで勤務している女性社員は親と同居で子どもを見てもらえた人と独身だった人の2人しかいない。(そしてその後、女性を採用しなかったのでしばらく間があくことになる)

「50歳代の男の人たちはその頃の事を覚えているからなかなかね態度変わらないんじゃないのかな。」

「そうですね、入社したとき男性社員が電話に出ないのでビックリしました。今も出ませんが、ちょっと他の会社ではありえませんね。
役職者はいろいろですね。監査役は全員人格者でしたけど、Aさんみたいに『部下に殴られた事がある』人もいたし、というか、その話を聞いたほとんどのひとが『やっぱりな』と言ったり、部下のほうに同情したりで、誰一人『そんな事あるはずない』と言わない…みたいな人もいたし。かなり個人差ありませんか?」

「そうだね。やっぱり年齢じゃなくて人によるか。って、Aさん部下に殴られたん?マジか!あははは」

「ウソかまことか。。私も伝聞です。でも聞いた人はみんな信じてます。私も信じました。」

「いや、たぶんそれホントやろ」

「今45、6歳以下の人たちはだいぶマイルドだと思いますが」

「いや、そんなことはないやろ~、BさんとかCさんとかとかとか」

「あ、そうですね。自分がパワハラされないから忘れてましたけど若手からは怖がられてる人はいるか」

「あんたにパワハラする人は上でもおらんで」

「いませんね。天然の威圧系ですから。
パワハラは部下の能力を削ぐので業務の進行を妨げます。
私自身は仕事にモチベーションややる気は必ずしも必要ではないと考えていますし、やる気がない日でも、モチベーションが低くても意識低い系でも横着者でも円滑にミスなく業務が進むような仕組みづくりを常日頃から考えています。

ですが、わざわざ他人のモチベーションを下げたり、やる気をなくさせるのは意味がわかりません。」

「日本人は『苦難を乗り越えて成長する』っていうお話が好きだからね」

「確かに『苦難を乗り越えて成長する』というお話は感動します。でもそれは珍しいからです。一般人がわざわざマネするようなものではない。障害物はなければないほど物事はスムーズに運ぶ。当たり前のことです。」

「苦労してこそ一人前って思っている人多いからね」

「そう思うのなら自分がそうするのは止めません。お好きにどうぞがんばってくださいと言うだけです。でも他人に押し付けるのはやめていただきたいです。
だいたいみなさん他人にかまい過ぎなのですよ。やるべき仕事の内容や関係情報の伝達、技術の指導や教育は必要ですが、態度とかやる気とか主観的で中身のよくわからないものに口出しするからややこしくなるのです。」

「あはは、自分が他人に興味ないからってwww」

「本当のところはみんなだってたいして興味ないでしょ。パワハラだって言った方はオフィスを出たら『今日の晩ごはん何食べよ』とか朝起きない娘の事とか宿題やらない息子の事とか次の日曜のゴルフの事とか考えていて、言われた側の部下が『どうしよう、俺、この会社向いてないかも、いや、働くってことに向いてないかも。。。』『もうダメかも』って悩んでいるかもしれないなんて全然思ってないでしょ。『ビール飲みたいな~』とかで」

「まあ、だいたいそうだね。」

「言った方はそんなもんなので、言われた方はトイレに流すぐらいでちょうどいいんです。美味しいもの食べてお風呂入って寝て忘れる。
この認識の違いは頭の片隅に置いておいたほうがいいと思います。第三者から見たら自明の事なのですが、パワハラを受けて暗い穴に落ちてしまった人にはそれが見えなくなる。

突き落とした方は気が付きもせず、自分の人生を生きていきます。

『おまえに偉そうなことを言って怒鳴ったそいつは、おまえがそうやって悩んでいる頃、家のソファで酔っ払って寝ていて、高校生の娘に『うざ』って言われているぞ』と言いたい。知らんけど。」

「あはは、知らんのかい。」

「知りません。興味ないし。」

後日、他部署の課長曰く
「俺なんかハラハラを受けている」

「ハラハラ?」

「俺が何を言っても、やってもすぐ『それはパワハラです』と言われる。『ハラスメントだと言われるハラスメント』だ。」

「ああ、それは威圧系の宿命ですね。わたしも同類ですが、あきらめてください。必死で努力して直したところで天然の癒し系の足元にも及びません。せいぜいでギリ中の下、へたすると『その笑顔が怖い』とか言われてしまうだけです。」

「それじゃあ、何にもできへん。」

「大丈夫です。威圧系を極めれば目線だけで相手が勝手に忖度してくれるようになります。」

「そら、あんただけやろ!」

「恐れ入ります。常日頃から先輩や上司を使って鍛えているのでそろそろ部下で試してみたいところなのですが、あいにく私には部下がおりませんので」

他部署新人「係長のお願い事なら部署が違っていてもみんな聞きますよ。(#^.^#)」

私「嬉しいです。いずれXの事案ではお世話になると思うのでよろしくお願いします。」
新「はい!」
課「なぜそうなる!?」
私「人徳じゃないでしょうか?」
新「はい、人徳です。」
課「絶対ちゃう…。てか、おまえこの人の事なんも知らんやろ!俺なんかマヨラー仲間だぞ!!」
新「ちょっと何言っているのかわかんないです。」

作業を手伝ってくれるAIが欲しい今日この頃です。

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