編集者2人
出版社におくるために書籍企画書のフォーマットにのっとり書き始め、5回ほど書き直して企画書らしき形にしたものの、出来上がったものにピンと来ません。
伝える情報に一貫性があるのか
方向性は合ってるのか
文の長さは適切か
漢字とひらがな、片仮名のバランスはどうか
方向性に適した言葉を選べているのか
企画書のレベル感がわからないので、月間献立シェア会を一緒にさせて頂いたようこさんを通じてパーソナル編集者さぼってんさんを紹介をして頂きました。また料理本出版を手掛けている編集者 綛谷久美さんにも意見を伺う機会がありました。
パーソナル編集者さぼってんさん
出版社で雑誌編集&書籍編集を15年された経験をお持ちです。
企画書に対する意見をうかがいたく朝に連絡をしましたら、その日の夕方に返信を頂きました。その内容は企画書という枝葉の話の前に、現在の出版社側の状況、出版社の編集者が重要視することを丁寧に教えて頂きました。
今はvol.2まで書かれています。
書籍を出したいと考えた時に書籍を出版する側の視点を知るというのは非常に大事だと感じました。仕事でも相手が重要と考えていることを念頭に置きつつ話をすると、物事が進めやすくなることが多いですよね。
企画書を書いて編集者さんに届ける時も同じなのでしょう。
そして、さぼってんさんはズバリと本質をつく質問をしてくれました。
「商業出版することで得たいゴールはなんですか?」
「そのゴールを達成するための手段として商業出版は最適ですか?」
的確すぎて惚れ惚れ。バタリと倒れそうになりました。
残鉄剣みたいに鋭くて、牙突零式なみの急所への打ち込み。
編集者、マジ格好いい。
「何故今本を出すのか」という質問は「自分の真のゴールはなんであるのか」と向きあうきっかけになりました。ここからゴールが見つかるまで一旦企画書作りが停滞するのですが、その話は別のどこかで。
料理本専門サイトCOOKBOOK LAB.主宰 綛谷久美さん
次に料理本出版を手がけている綛谷さんとお話しをする機会がありました。
編集者歴32年、料理研究家のために上手なSNS発信方法や自己プロデュース、出版への道を発信レクチャーしている方です。日本ガストロノミー協会理事、料理本専門サイトCOOKBOOK LAB.主宰。
最近フリーランスになったようで、ネットのおかげで一般人がプロにアクセスしやすい時代になりました。
さて、これから書こうと考えている月間献立はレシピ本のたぐいではない。
「じゃあどこらへんの本棚に置かれる可能性があるのだろう?」それを教えていただきました。
これもまた的確で、
あえて言うなら○○系!
あえて言うなら△△さん!
へえええーーーー。
私が所属するオンラインコミュニティは△△さんのコミュニティに所属されている方が幾人かいます。800人越えるコミュニティ内で、月間献立シェア会は4人に1人が視聴していますが、○○を好む層が一定以上いるからなのでしょうね。(さて、何が入るでしょう。これを当てたら編集者の資質があるかもしれない)
他にも幾つも有益なことを教えて頂いたのですが、ここに書いていいのか、、、、取りあえずとても実りのある面談でした。
「本を出したい」と考えている人が読んでおいた方がよい記事だと思います。
プロの視点をいれると
頭の水槽の中で、構想は確かにあるけどスライムみたいに形が定まらず周りと上手く分離できない何かを、編集者さんはカツオの一本釣りみたいにブシャァと引き上げ、ドウゾッとお皿に出してくれます。その技に目を見張りつつ、私の頭の中にいた魚はこれだったのかと分かる爽快感がありました。
プロの視点が入ると目指すべき方向が示され進むべき道が舗装されるので、確信を持って歩きやすくなる。道に迷ったり、今の取り組みに自信がない時はプロを探して相談しにいきましょう!(相性もあると思いますが)
そして、次にとるアクションは何かということですが、その話はまた今度。
さようなら。