敷物を引っ張り出してやってみたこと
公園の一角に森になっているところがある。
そこに敷物を敷いて寝っ転がってみた。
鮮やかな緑色の葉っぱたちとうすい水色の青空が広がっていた。
なんて綺麗なのだろう。
しばらく眺めてみた。
自然とともにいることを感じる。
風が吹くと葉っぱの擦れる耳に届く。
なんとも心地よい音である。
気温も高すぎず心地よくて、ずっといることのできる場所だった。
色々なことを考えた。
これからのこと。
好きな人のこと。
好きだった人のこと。
ラインの返事が返ってこない理由。
自分の気持ち。
部屋で考えるより、外で考える方が断然よかった。
今まで外に出ても屋内にいたから光を浴びたりすることはなかった。
新しいわけではないが、遠足で使っていた敷物を引っ張り出したことによって活動範囲が広がった。
お金がかからず、自然の良さを再発見できる。
瞑想もできるようになった。
高い物や有名どころではないものが近くの公園にあった。