スパイファミリー本誌最新104話ネタバレ・感想 アーニャと世界最大級の花の関係は?
2024年9月2日(月)更新
遠藤先生の更新告知は、デズモンド家執事のジーブス。
今回の話でジーブスの有能っぷりが露わになりましたね。
ロイドさんと同い年くらいでしょうか?黄昏もロイド・フォージャーの年齢も公表されてないので見た感じですが。
あらすじ
学期休み、図書館で好きな歴史の勉強に勤しむダミアン。先生から、埋蔵金や古代秘宝がブームとなり、かつてイーデン校の生徒が土器を発見して星を授与された話を聞く。
ダミアン、エミール、ユーインたち3人とその執事がお供し、森へ古代遺跡を探す大冒険へ。
結局、新発見はなかったものの、世界最大級の花を見つける。
帰りのヘリの中で、執事のジーブスがダミアンの家族への気持ちを推し量る。日が沈み、明かりが灯るバーリントの上空を帰路に着くのであった。
感想
日常回はほっこりしますね〜久しぶりのダミアン回!
この子たちが年相応に子どもらしくはしゃいでいるのを見ると安心します。
ダミアンが相変わらず星に取り憑かれてる(笑)
7巻MISSION39で、グリーン先生と野外学習したときも、勉強と星に取り憑かれていましたね。
ダミアンが、家の権威に胡座をかかず、父親に認めてもらえるよう勉学に勤しむのは立派です。
でも、ちゃんと子どもらしく遊んで息抜きして今を楽しんでほしいなと思います。
古代文明にはロマンを見出すのに、秘宝には興味ないの不思議。
やる気を出す子どもたちの好奇心や意欲を削がないよう、本人たちが納得するまで付き合おうと言うジーブスが執事というか人間の鑑。
知識や経験がある大人は可能性の低さを理解して簡単に諦めがちですが、こういう未知を自分なりに体験するのは大事ですよね。
どんぐりで毒ヘビ追い払うジーブス有能すぎません?
石じゃなくてどんぐり。
そこで獲った鹿とそこで採ったトリュフのミュンク風ソテー、そこら辺の山菜添え。
名家の執事が3人もいると、そこら辺の食材も高級料理に変わるのすごい。
グリーン先生の時は自分たちで魚獲らせていて、そういう経験もいいけど、森の食材を調理して食べるのも貴重ですね。
いや、待って。
鹿を捕獲したの?トリュフって森で簡単に採れるの?
ジーブスがエミールとユーインを下々って言うの笑った。
別に2人を馬鹿にしてるんじゃなくて、ダミアンこそ1番って誇りにしてるのが滲み出た感じがします。
ダミアンが古代の王のイメージオーラ纏っちゃった(笑)
こういう子どもらしいことをダミアンがするたび、ほっこりします。
虫が出てこんなとこもう帰る星も要らないと泣き叫ぶダミアンが可愛すぎる。
ダミアンが転んでも手を貸さず立ち上がらせるのね。執事が坊っちゃまに怪我させたら叱責されそうだけど、甘やかさないの良いですね。
そうして巨大な花と遭遇するものの、新発見とはならず。
高級車にヘリまで迎えに来ていて、さすが御子息たち。
学期休みなのに実家に帰らないダミアン…
帰省してるけど図書館に行って、わざわざ外出してるのかな。
ジーブスがちゃんとダミアンの気持ちを汲んでくれるの、本当に良き執事。
ダミアンが、デミトリアスの、兄の目がいつもかっぴらいてる発言は笑った。
それ言うと父親のドノバンもだけど?
乾燥しそうな目だよね。
母親のメリンダに変なこと吹き込んでないか気になって、自分からアーニャちゃんの名前を口にして墓穴掘るダミアン可愛い〜!!
女の子の話を自分からするの珍しいんでしょうね。
いつも父親母親、エミールとユーインだけで、それ以外に気にする存在はアーニャちゃんが初めてなんじゃないかな。
家族以外に気持ちを向ける、本人の自覚がないほのかな甘い感情。
終業パーティで着ていく服迷って、アーニャちゃんと一緒に踊ったことを揶揄うように言うジーブス。
ジーブスはパーティに来ていたみたいですね。ベッキーのところもマーサが来ていたし。
それなら最初からアーニャちゃんをダンスに誘えばいいのに〜!素直じゃないなあもう。
コミックス発売前のタイミングで、ダンスパーティの話を蒸し返すとは。ニヤニヤします。
世界最大級の花とアーニャの関係性は?
最後に新発見ではないにしても、世界最大級の花を見つけて冒険が終わったのはなぜなのか。
遠藤先生のことだから何か仕込んでいるのでは?と勘繰ってしまいます。
全然関係ないですが、この花、ポケモンのメガニウムっぽいなと思いました。
これは「ゲッショクラン」、別名「魔女の寝床」と呼ばれているそう。
アーニャが魔女と悪口言われていた、とジャンプラのコメントで見かけて、もしやアーニャの超能力と何か関係があるのではと考察してみます。
おそらく同年齢ほどの子たちに、アーニャが薄汚い魔女と罵られたことを思い出したのは、3巻MISSION16 。
ちなみに余談ですが、この頃は小テストで10点も取れてなかったんですよね…苦手な勉強も頑張ってるねアーニャちゃん(感涙)
「ゲッショクラン」つまり「月食蘭」
月食とは、太陽と月が一直線上に並び、月が太陽を覆い隠す現象のこと。
一方、アーニャの超能力は新月の日に力を失います。
5巻MISSION26で、研究所の人はそれを「エクリプス」と呼んでいたと、アーニャの心の声で描かれました。
新月とは、月と太陽が同じ方向に位置することで月が見えなくなる現象。
月食とは対になりますね。
どちらも「消える」「太陽」が関係しています。
花は基本的に太陽光を浴びて育つもの。
わざわざ花の名前に太陽が隠される「月食」が付けられたのは、何か意味が込められているのではないでしょうか。
もしかすると、この花に不思議なエネルギーがあり、それがアーニャの超能力の源となっているのでは?
また、子どもは眠ることで成長します。
超能力を持つ人を魔女と呼ぶなら、「魔女の寝床」とは、超能力を宿す人間が育つ場所を意味しているとも考えられます。
ちなみに新月の時は、体表を守る力が弱まり、身体や心の緊張が高まって精神的に不安定になりやすいとされているそうです。
途中、ダミアンに古代の王の太陽エネルギー(イメージ)が満ちたのも、太陽と月に対比的な関係性を持たせているのではないでしょうか。
(このあたりはこじつけ感がありますが)
アーニャから読者に提示されている、出自に関する手がかりは「ママ」だけ。
生まれ育った環境のこともあまり覚えていないとのこと。
孤児なら孤児で深掘りされない設定で良いでしょうが、ここまで明かされそうで明かされず、何かある感じを仄めかされていると、アーニャの正体には驚きの事実が隠されているのでは?と思い始めました。
アーニャの出自や超能力については、ずっと宙を浮いた状態となっておりますが、最近は古語テストやプロジェクトアップルの動きなど、そろそろ深掘りされそうな気配を見せています。
そして今回も1話完結。
次回どんな話が来るのか分かりません。
学期休みが終わり、イーデン校での日々が再開するのでしょうか。
それとも学期休み中にプロジェクトアップルに関する動きがあるのか…
次回は9月16日、祝日の月曜に更新予定です。
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