スパイファミリー本誌101話ネタバレ・感想 やるせ無さとともに母国へ帰還
2024年7月8日(月)更新
最新101話のネタバレ・感想
あらすじ
東国へ帰還するため、空腹に襲われながらひたすら戦線を目指して歩き続けるマーサ。
女の子が1人でいるのは不審に思われるため、髪をバッサリ切り捨て男装をする。懸命に進むも道中行き倒れ、通りすがりの西国軍に銃口を向けられるが殺されず、戦争が終わったことを告げられた。
帰り損ねたのはマーサだけではなく、大勢が車の荷台に乗り合わせ、列車へ乗り換え、やがてバーリントに到着する。
しかし、良くしてくれた同郷のポールは昨夜のうちに息を引き取ってしまった。やり切れない思いを抱えつつ、マーサはようやく母国の地を踏んだ。
感想と考察
マーサが髪を切ってしまったのがショック。
本来なら女性らしく美しい髪を結い上げて、バレエをしていたのに。
女性が1人敵国にいるのは目立つとしても、大切な髪を切ってしまったのは悲しいです。
結局この戦争はどちらが勝者というわけでもなく、終戦を締結しただけで、西国も勝利で湧いているわけではないんですよね。
だからこそマーサは終戦の情報が掴めなかった。
何のために戦ったのか、無力感に苛まれる。
車の荷台に揺られている時、男性のポールが空気を明るくしようとマーサに話しかけ、貴重な水を渡し、励ましていた。
ポールってキャラクターどこかで出てきたっけ?と思いきや…この話で亡くなってしまうなんて。
周りの人を気遣う良い人が、母国に着いたのにその地を踏み締めることが叶わないなんてあんまりです。
ポールが、バーリントは無傷だったと喜んでいて、そうなんですよね。
ヘンリーやイーデン校が空爆に遭うことはなかった。マーサが命懸けで守った結果だね。
大切な人を護りたい一心で前線へ出た、その想いは無駄じゃなかった。
あと、ポールが突然マーサに結婚しない?と聞いたこと。
ジャンプラのコメントで、マーサから帰る気力が無くなりかけてるのに気づいたから、結婚を持ちかけて待っている人のことを思い出させた、って考えてる人がいて、すごく腑に落ちました。
最初は、マーサのことを気に入ったのかと思ったけど、ポールは断られても残念そうではなく、むしろ安心したように笑ったので。
そんな風に行きずりの他人を気遣える人なのに、なぜ亡くなってしまうんだポール…つらすぎる。
次回でひと段落とのことで、ついにヘンリーと再会ですね。
本当なら喜ばしいことなのに、すでにヘンリーが結婚してると分かったら…私が推し量るのは烏滸がましいですが、マーサにとって死ぬよりつらく、身が引き裂かれるのではと思います…
遠藤先生も描くのしんどいお話なんですね。
本当にお疲れ様です。
あと、ジャンプラコメント欄が良識ない人の発言に対するコメントで荒れているけど、そういうのを見たら反応せずただ通報するをポチッとして、自分は作品の感想を書くのが一番だと思います。
結局批判コメが溢れてしまうから残念。
次回は7/22(月)更新
続き
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