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【いいな、いいな。オナニーっていいな!】~オナニー話がセクハラにならない新時代を求めて~
「最近オナニーしてる?」
なんて女性に訊いたらセクハラになりますよね。でも、みんなが自分からオナニーの話をして、それが一般化されたら
「今日はいいお天気ですね?」
と同じ日常会話になります。
だから、こんな世界になるといいなと思っています。
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【オナニーのハードルが下がった世界】
「はっ、ヤバイ!仕事に遅刻するッ」
満子は飛び起きた。
彼女の名前は立花満子(りっばなまんこ)。
(たちばなみつこ)ではない。
23歳の社会人である。
「でも、朝オナしないと一日のモチベーションが・・・」
満子は迷った。
朝のオナニーは日課。
その日を快適に過ごすために必要不可欠。
絶対に欠かすことはできない。
「1回ならギリ間に合うか」
満子はショーツに手を入れ、オナニーを始めた。
そして3分後には絶頂を迎えた。
だが、一回で我慢できるような軟弱なオナニストではなかった。
「ダメッ、1回じゃ我慢できない」
満子は2回目を始めた。
5分後、2度目の絶頂を迎えた。
荒い息遣いの中、まだクリトリストから指を離せない。
3回目のオナニーに突入しようとしたところ、
部屋の戸が勢いよく開いた。
「いつまでオナニーしてるの!遅刻するわよ」
母親のクリ子だった。
満子は急いでベッドから出た。
「こんなにシーツを濡らして!」
そんな母親の声を聞きつつも出勤。
だが、やはり満子は会社に遅刻した。
「す、すみません。オナニーしてて遅れましたッ」
出社と同時に頭を下げた。
「またか、立花」
満子にそう声をかけたのは上司の金田麻男(きんたまおとこ)であった。
(かねだあさお)ではない。
きんたの大冒険の主人公でもない。
「すぐに仕事に取りかかれ」
「はい。すみません」
金田はオナニーに寛容であった。
そう。
金田自身も13歳から43歳になる今まで朝のオナニーを欠かしたことはない。
「立花。オナニーはちゃんとイッたのか?」
「はい。スッキリして仕事も頑張れます」
「忘年会のビンゴで当たったバイブを使ったのか?」
「はい。指とダブルで」
「オナニーは大切だからな。だが、仕事とのバランスを考えろ」
「はい。わかりました」
ここで金田は部下たちに言った。
「みんな聞いてくれ。遅ればせながら我が社もオナニー有給休暇制度ができたぞ」
部下たちが一斉に拍手する。
「年に7日間まで取得できるからな。満足するまでオナニーを楽しんでくれ」
「金田部長」
「なんだ?立花」
「明日、オナニー有給を使います」
「さっそくだな。みんな、オナニー有給休暇取得の第一号は立花だ」
部下たちが全員で拍手する。
「ん?そういえば立花。今日は遅刻したのに肌の艶がいいな」
「え、そ、そうですか?」
満子は戸惑った。
「まさか、朝のオナニー。2回イッたな?」
「え、そ、それは」
「図星か。1回で満足できずに2回。それで遅刻したんだな」
「す、すみませんッ」
「朝のオナニーは余裕を持ってやれといつも言ってるだろ」
「すみませんッ」
満子は厳しくも優しい金田の言葉を噛み締め、
『朝のオナニーを1回しかできなかったら、昼休みにトイレでしよう』
そう心に誓うのであった。
終
こんなオナニー話に寛容な日が訪れてほしいものです。