息子の成長っぷり

金曜日にようやく義父の車のタイヤの履き替えが出来ることになり、タイヤ運びに駆り出された息子。高校2年生、身長はまだ小さめで164cmの私に僅かに届かない。でも運動部で毎日鍛えられてきたせいか、腕力はとっくに追いこされてたようで。「ママ危ないからどいてて」って言われてしまった。気付かぬ間に少し逞しくなってたんだなぁ。

ディーラーで作業している間、義父、私、息子の3人でしばしの雑談タイム。この顔ぶれはなかなかレアですよ。そらそうだ、普通なら学校+部活で家にいる事なんかほとんど無い息子。歩いて10分の距離とは言え、おじいちゃんと顔合わせる機会はどんどん減っている。

話題はパパの仕事から、おじいちゃんの会社員時代の仕事の事へ。おじいちゃん、仕事大好き人間で、かなり遣り手だった人。当時には珍しくヘッドハンティングで何度か転職し、その度にキャリアアップし、現在は独立して経営コンサルをしている。「やるなら1番!野球やるならピッチャーで4番だろ!!」っていう人。ゆとり世代の息子とは当然感覚も随分違い、おじいちゃんはひそかに前に出たがらない息子を随分心配したりしていたんだけど。

実は息子、経営に興味を持っていて、高校進学頃から「大学生のうちには起業したい」なんて話をするようになっていて。実際この自宅待機時間を利用して、色々なSNSを使って立ち上げを始めている。そんな話を今回初めて、おじいちゃんにカミングアウト。おじいちゃんは予想外の話に、驚きつつも喜んでくれて。「やりたいと思った事は失敗しても良いからどんどん挑戦してごらん」と、応援の言葉をもらい、照れ臭そうにしつつも嬉しそうな息子でした。

まだまだ頼り無いかなぁと思っていた息子が、自分のやりたい事を、大人相手にでもちゃんと表現出来るようになっていることが、母としては何より嬉しい。身体だけじゃなく、心も逞しくなってきたなぁと感じた瞬間でした。

時代の大きな変わり目、強さだけじゃなく柔軟さも問われるようになり、仕事の概念も変わってくる。今までのセオリーが通用しない時代に入ってくるからこそ、自分が大事になってくるであろう時期に。学校という場にいても、それだけに囚われず社会をきちんと観ている様子は、なかなか面白い男に育ってきているなと。独り立ちもこの分だと意外に早いかもしれなくて、それは母の本音としてはちょっと寂しいのだけれど(笑)、楽しんで自分の人生を創っていってくれたら良いなと感じた1日なのでした。



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