わたしは頑張ってない
ほとんど電車通勤をしてこなかったので、最近になって都内に通うことがあり1時間弱電車に揺られている。
今朝の女性専用車両は少し怖かった。男性が気づかず車両に乗り込んでいて、そのすぐ脇に立っていた女性が3度ほど舌打ちし、降車駅で立ち去る際にものすごい迫力で睨め付けていた。私は驚いてそれを凝視して、私のすぐ近くで私の表情がよく見えていたであろう背の低い女性が私をじっと観察していた。人との距離はやはり一定数欲しい。
夕食は、上司の奢りで美味しいお寿司を食べた。やったー。
寿司好きなのでのこのこ着いて行ったら、高級な寿司はいつまでも前菜が出て握りが来る頃には満腹になってしまうことが分かった。ほうれん草の胡麻和えはとても美味しかったけれど。
帰りの電車は平穏無事で、つり革にぐわんぐわん揺られるサラリーマンを面白い心持ちで眺めながら1時間弱電車に揺られて帰った木曜日だった。
家の最寄り駅で降りたら、やたら赤い服の人がいて、近づいたら彼でした。疲れ切っていて、これからまた夜勤である、と半目で言った。私は寿司を自慢して、頑張れよと背中を叩いて家路に着く。家に着けば皿は洗ってあり、新しい麦茶が作ってあったのでした。頭が上がらない、と思いつつも、酔い醒ましに出来立て麦茶をぐいぐい飲んで、少しは頑張ろうと奮起。
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