心身ともにととのう体験を、「西尾温泉 茶の湯」で過ごすリフレッシュの時間
こんにちは、11月に入り紅葉が綺麗なシーズンに入りますね、寒さも増してきており、冷え性の私にはつらい時期がやってきました。この時期は体を温めて、ゆっくり休みたいものです。ということで今回は、「アットインの温浴施設」のご紹介になります。
アットインは主に住まい事業とホテル温浴事業を行っている会社です。ホテル温浴事業では、青森や岐阜、愛知など全国各地で施設を運営しています。今回はそのなかでも温浴施設の「西尾温泉 茶の湯(さのゆ)」にて、取材を行いました。2022年12月に、以前からあった「癒しの里 小京都」からアットインに運営が変わり、「西尾温泉 茶の湯」としてリニューアルオープンしました。今回は、茶の湯支配人の渡邉さんとアットイン取締役の藏満さんにお話を伺い、茶の湯のオープンの経緯やこだわりポイントなど普段は見えにくい裏側の部分に迫ります。
また、お風呂と自慢の岩盤浴を体験させていただきましたので、お客様目線で感じた魅力を皆様にお伝えできたらと思います。
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
取材当日
名古屋本社でアットイン取締役の藏満さんと合流し、車で茶の湯に向かいました。茶の湯は愛知県西尾市にあり、名古屋駅から車で1時間半ほどの距離にあります。
茶の湯に到着すると、支配人の渡邉さんが素敵な笑顔で迎えてくださいました。
スーパー銭湯に到着したら、必ず靴を下駄箱に入れますよね。茶の湯でも靴を下駄箱にしまいますが、この下足キーが精算の鍵になっていて、入退館の手続きも下足キーで行うことができます。施設内のレストランや自動販売機の支払いもすべて下足キーで行えるので、退館の時以外に財布を使わなくてよいのが便利です。
アウフグース体験とランチタイム!
岩盤浴の専用着に着替え、岩盤浴のエリアに向かいました。岩盤浴のエリアには、ミネラル岩塩の「岩塩ととの院」、オートロウリュやアウフグースが楽しめる「熱波ととの院」、クールダウンの「清風ととの院」の3種類のお部屋があります。加えて、「爽快院」という3000冊以上のコミックが設置してある”おこもりスペース”があります。マンガ好きにはたまらないスペースですね。
茶の湯では、熱波ととの院で毎日13時と20時にスタッフによるアウフグースを行っています。丁度アウフグースの時間だったので、他のお客様と一緒に人生初アウフグースを体験してきました!
熱波ととの院のお部屋の中は、平日の昼間にも関わらずたくさんのお客様で埋まっていました。ベテランの熱波師が入ってきて、いよいよアウフグースが始まりました。まず、サウナストーンに丁寧に水をかけると、瞬く間に蒸気が広がり、部屋の暑さが一気に上がり、心の中でずっと「熱い、熱い」と叫んでいました笑。
続いて、大きなうちわを使って、熱い蒸気を部屋全体に行き渡らせます。この時点で体はすでにかなり熱く、じんわりと汗が噴き出してきました。アウフグースが進むにつれて、体の奥からどんどん熱がこみ上げてくるような感覚があり、汗が止まることなく流れ続けました。
熱波師が一人ひとりに、力強く風を送り込んでくれると、まさに一番の熱さが体中を包み込みました。これを2回行います。2回目はかなり体も熱く、初めての私には中々しんどかったですが、熱さの中に不思議と爽快感があり、心地よい体験になりました。
アウフグースが終わると隣の「清風ととの院」に入りました。部屋は熱い体に丁度いい冷たさで、椅子に座った瞬間に体の熱が締まる感じがして、これが「ととのう」ということなのか!と岩盤浴の良さを実感することができました。
岩盤浴のコーナーにはスイーツやデトックスウォーターを楽しめるコーナーがあります。お風呂上がりや整った後に美味しいスイーツを食べられるのは幸せですね。
岩盤浴の後はお昼時だったので、ランチをいただきました。茶の湯のレストランはスーパー銭湯では珍しくアットインが自社で運営しています。
メニューが沢山あり迷いました。悩んだ結果、私は「塩サバの焼魚定食」をいただきました。注文を受けてから焼いているのであつあつ焼きたてで塩加減もちょうど良く美味しかったです!
1番人気は「牛ホルモン焼き定食」だそうです。あつあつの湯気がいい感じに出て非常に美味しそうでした。
お腹いっぱいで食べることはできませんでしたが、デザートも美味しそうなものがいっぱい揃っています。西尾ということで、名産の西尾抹茶を使用したソフトクリームやロウリュをモチーフにしたパフェなどがあります。
お風呂体験!
ランチをいただいたあと、2階のお風呂を体験しました。
脱衣所は広々としており、ロッカーが大きいのが印象的でした。アウターなども十分入るサイズで荷物が多くても安心ですね。
女風呂には清潔感ある洗い場と、5種類のお風呂と2種類のサウナがあります。
特に露天風呂に入りたいと思っていたので、小雨が降っていましたが、茶壷の湯に入りました。温度は私好みの少し熱めで肌がツルツルになり、非常に心地よかったです。
正面にはテレビがあり、普段見ることのないお昼の番組を観ながら、なんて贅沢な時間だろうと心から楽しんでいました。「他の露天風呂も満喫しよう!」と意気込んでいたところ、突然の大雨が降り出しました。露天風呂にはそれぞれ日よけがあったため濡れることはなかったものの、雨音が大きく、テレビの音が聞こえないほどでした。
「せっかくの露天風呂なのに大雨か…」と少し気持ちが沈みかけたとき、隣のお客様が話しかけてくださいました。「テレビや天気の話、大雨の中で露天風呂に入るのもなかなか貴重な経験だね」と話が弾みました。天気のおかげで、人の温かさを感じる、心に残る素敵なお風呂タイムになりました。
次にサウナに入りました。平日の昼間でしたが、サウナには沢山の人が入っていました。サウナ自体は程よい温度だったのですが、私はサウナに入る前にお風呂ですでに体が熱かったため、水風呂が気持ち良くなる領域まで到達できなかったのですが、常連らしきの方は余裕で楽しそうにお話していて、サウナーへの道はまだまだ遠いなと実感しました。
渡邉さんと藏満さんにインタビュー
ここからは茶の湯支配人の渡邉さんにインタビューした内容を紹介したいと思います。
オープンに至った経緯や当初の目標は?
渡邉さん:以前の運営会社が「癒しの里 小京都」の運営をやめるということで、次の運営会社を探していたときに、アットインに拾っていただきました。何社か運営に手を挙げていただいた中で前オーナーがアットインに決め、その後、茶の湯としてリニューアルオープンしました。
スタートの時の目標は茶の湯というお店を長く続けることです。
茶の湯のコンセプトは何でしょうか?
渡邉さん:この施設がある西尾市はお抹茶で有名な地域なので、そういった意味でお店の名前を「茶の湯(さのゆ)」にしました。お茶にこだわったお店というイメージで外観などもお抹茶のようなカラーにしています。岩盤浴やアウフグースなどでもお茶を使ったり、イベントでも使ったりしています。
「茶の湯」ならではの魅力だと思うところは?
渡邉さん:自分を含め、茶の湯スタッフの皆さんは良い意味でバカで、何事も一生懸命に取り組むのが魅力だと思います。サウウナや岩盤浴のイベントなど沢山行っていますが、他のお店ではできないだろうと思うことに取り組んでいます。近隣のスーパー銭湯の運営の方と情報交換することがありますが、岩盤浴の利用率上げるのにいい方法はないか尋ねられました。例えば、「夏休みの期間に熱波きもだめしをやるよ」というと「それは何をやるんですか」と驚かれました。
アットインの取締役である藏満さんにアウフグースのイベントに2回ほど出ていただきましたが、このイベントも打ち合わせのノリと勢いで、さあやるぞー!という感じで実現しました。一般的には本社の役員が来て、岩盤浴のイベントに出ることはないと思います。
現在は近隣のスーパー銭湯の現場のスタッフ同士で熱波交流戦を行っていますが、それこそ「スーパー銭湯の各会社幹部の熱波交流戦などやれたら面白いよね」など、頭の中でくだらないことを考えながら、真剣にお客様が楽しめるようなことを作っていこうと思っています。
加えて毎日アウフグースを行っていますが、この辺りの地域では茶の湯だけなので、お客様がいつ来ても岩盤浴と熱波を楽しめるということは魅力かなと思います。
お客様にとって「茶の湯」がどんな場所であって欲しいですか?
渡邉さん:地元の人にとって、無くてはならない場所、ここに来たらいつもの人に会って安心できる場所にしたいです。サウナ人気で若いお客様も増えたので、イベントなどで楽しんでもらいたいですね。もちろん施設の大きさや設備クオリティも大事ですが、遊びや楽しみを入れていきたいです。
続いてアットイン取締役の藏満さんにインタビューしました。
どのようなサービスやおもてなしがアットインらしいと思いますか?
藏満さん:もともとアットインはマンスリーマンションから事業が始まっていますが、自分たちは不動産屋ではなくサービス業だと考えて取り組んできました。なので、会社としてのマインドはマンション屋というよりはホテルに近いマインドを持っていると考えています。
アットインの現在のミッションは「ひとの幸せ」ですが、以前は「住むひとの幸せ」でした。ホテルや温浴事業を拡大していくことにより、「住む」という表現がマッチしなくなったので、現在の「ひとの幸せ」に変更しました。ですが、変わらず根っこの部分には人の幸せがあり、「ひとの幸せにつながる事業をする」これがアットインらしさなのかなと思います。
グループ経営理念には、「人のこころを大事にし」という言葉が入っていますが、この「人」にはお客様だけではなく従業員も含まれています。そういったところで、取り組む事業には働いている人も同時に幸せになれるものを求めているかなと思います。
みらいグループの他のグループ会社と比較して、アットインのホテル温浴事業の魅力とは?
藏満さん:お客様の顔が見られるところだと思います。同じアットインのマンスリーマンションでも、直接お客様とお顔を合わせてお話しする機会はなかなかありません。一方で、ホテル温浴事業はその場でサービスを受けていただくものが殆どになるので、お客様が楽しんでいただけたかなどの実感値が非常に高いサービスだと思います。もちろんクレームなどにも対応しなければならないので大変ではありますが、面白みも大きい事業だと思います。
今後ホテル温浴事業をどのように成長させていきたいか?
藏満さん:僕等らしい施設を作っていくことが大事だと思います。例えば、茶の湯のスタッフの皆さんって基本一生懸命ふざけているんですよね。だけど僕はその文化って凄く良いと思っていて、自分たちが楽しめる施設であり、さらにお客様にも楽しんでいただける、そんな幸せなことってないと思います。
これは温浴事業に関わらず、お客様にはこのホテルに来て良かったなって思ってもらえて、働いている従業員も同じ思いができる施設が作れれば何よりも幸せなことだと思うので、そういった施設を作っていきたいと思います。
アットインのホテル温浴では、同じ施設が一つもないんですね。ホテルではすべて屋号が違いますし、温浴施設も同様です。その場所その場所に合ったサービスがありますし、働く人やお客様も地域によって違います。
もしかしたら効率は悪いかもしれないけれど、地域に合ったものをそれぞれ一個一個真剣に向き合って取り組んでいきたいと思います。この先5年10年で、このような施設が増やせてていけたら良いと思っています。
まとめ:取材を通じて感じたこと・学んだこと
今回、運営している施設に初めて直接出向いて取材するという貴重な経験をさせていただきました。取材前は緊張していたものの、渡邉さんや藏満さんをはじめ、茶の湯のスタッフの皆さんは優しさと思いやりにあふれており、おかげさまで充実した取材ができました。
もともとお風呂好きですが、コロナ禍以降スーパー銭湯に行く機会が減っていたため、下足キーが精算のカギになるといった最新の技術に驚き、また、サウナや岩盤浴の人気を肌で感じられるなど、業界のリアルを実感する機会にもなりました。
また、渡邉さんと藏満さんから、仕事を楽しむことの大切さを学びました。お二人のような上司がいることで、職場全体の雰囲気が堅苦しくならず、仕事に対する楽しさややりがいが広がっていくように感じました。経験を重ねるほど業務が流れ作業のようになりがちですが、仕事への情熱を大切にすることの重要性を再認識する機会となりました。
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