品川OLデビューしたらちょっとだけ寂しくなった話
今週から品川で働いている。
年末は、散々な感じで仕事を辞めたのに、すぐに品川OLになることがきまった。
品川駅は京急から降りる出口からは反対側の出口に、私の雇われたオフィスはある。品川駅から徒歩2分で、雨が降っていても傘なしで来れる立地の良さは最高だ。
もう一つ最高なのは、オフィス内に自分のつかっているメイン銀行が入ってることとコンビニやカフェも入っていること。
銀行は本当に助かる。地元の駅や、前職でつかっていた最寄駅にはまったくなくて手数料を気にする生活だった。それがなんだか嫌でキャッシュレス生活にも憧れたけど、現金主義なお店が多く不便すぎた。
しかし、品川はちがう。
広いし人が多いし通うの大変かなぁと思っていた。
でも、私はいつの間にか東京で生活する技術を身につけていたようだ。
定時の18時に退社して、たくさんの人を避けながら、18時9分発の電車には乗れる技術を習得した。
スーツケースを抱える外国人にも負けず、地方から新幹線に乗ってきてうろうろしている人にも負けず、颯爽と交わしながら歩くスキル。
そんなスキルを身につけた私は、仕事のスキルも身につけている最中である。
今まで自分がやってきた仕事をベースに働いてきたけど、今回は初めて大手企業に入ってみた。
ワンフロアに何十人?もいて、たくさん人がいるオフィス。基本IDがないと入れない、マッサージが激安になる福利厚生、リラクゼーションルーム完備、社内コンビニがあるのだ。
建物内方向音痴の私は、まず休憩室がわからずにランチはオフィスの外に行くことにした。就業3日目になりお弁当をつくったので、休憩室に行くことに成功した。もうそれだけで嬉しい。
今、わからないのは勝手にウォーターサーバーのお水飲んでいいのかなということである。社員さんだけとかあるよね。どうなんだろう。
たくさんの人がいると、本当に福利厚生が神だと感じる。
たくさんの人が満足できる会社じゃなければ、たくさんの人に良いサービスを作っていけないからかしら。
そんなキラキラした感じの会社に来てしまった私は、帰り道になった前職の最寄駅に用事があり降りた。
そしたら、なんだかほっとしてしまったのである。
たった3ヶ月だったのに懐かしい。
いつもの駅がいつもの駅じゃなくなった瞬間。
少しだけさみしくなった。