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【エッセイ】初めて病名が診断された日
少し前の話ですが、新しいメンクリに通い始めました。初診2ヶ月待ちだったのですが、初診お断りよりマシなので2ヶ月待ちました。
そこで人生初めて心の病気の診断をしてもらいました。今まで通っていたメンクリは、全部はっきりとした診断結果を出さない場所だったのでドキドキ。
結論から話すと、診断された病名は「社交不安障害」「気分変調性障害」です。
社交不安障害はなんとなく「そうなんだろうなー」とぼんやり思っていたのですんなり受け入れました。けど気分変調性障害は完全なノーマークで、私はほぼ聞いたことがない病名でした。先生が説明してくれたのですが、それでもどうにも自分に当てはまっている気がしなくて、先生が薦めてくれた本を読んでみることに。そこでようやく「自分、気分変調性障害なのかも」と少し納得する結果に。
調べればもっとわかりやすい説明が出るので、ここでは簡単に、診断された二つの病気のことを書きます。
社交不安障害は、人前で話す状況下で強い不安や恐怖を感じ、日常生活や社会生活に支障が出る病気。
気分変調性障害は、きっかけは分からないけど、気づいたら抑うつ気分が慢性的に長期間続いていた、という病気です。
「その症状、自分にも当てはまるかも…?」など思ったり、なにか気になった方はこちらの本を読んでみてください。
先生に薦めてもらった本です。水島先生は他にも、うつ病などの他の病気に関しての本も出版されているので、他に該当する方はそちらもよければ。
今までのメンクリでは、あっても「不安障害かもね〜」などふわっとした返答しかもらえませんでした。眠れないのであれば眠剤を、不安が強いのであれば抗不安薬を。その場その場の対処療法しかしてこなかった私が、ここにきてようやく、自分の病気が確定したことで、根本からの治療をしていくことになります。これは本当に嬉しい。言ってしまえば今までは、襲ってくる症状達を薬でねじ伏せて、根っこの自分の病気と向き合わずにいた。
そして、様々な診断を受けた結果、対人関係療法というものを受けれることになりました。今回ここのメンクリを選んだ理由で一番大きな存在は、対人関係療法が受けられることでした。どんなものかというと、現在の対人関係に焦点をあてて、対人コミュニケーションを改善することで症状の除去を目指す、という治療法です。通称IPTとも呼ばれます。有名な認知行動療法とはまた違ったものです。
実はもう既に対人関係療法は2回目まで完了してます。そして、もう既に効果は実感していて、自分でもびっくりしています。確実に以前より生きやすくなっているのは事実です。
今後は、対人関係療法を通して、自分の心境の変化や、家族との関係の変化だったりも書いて行けたらと思いますので、今後ともこのブログをどうぞよろしくお願いします。